パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

ドラッグストアにスマスロ

筆者の地元で駅前のホールが閉店後にスギ薬局になった。筆者の生活圏(1キロ)にはスギ薬局だけで4店舗もある。まさにコンビニ感覚でスギ薬局が点在している。筆者が利用するのは自宅から最も近いドラッグストアであるスギ薬局に決めている。ポイントを貯めている以外に、酒や食料品も扱っているので、ドラッグストアの利用頻度は増える。


地元では見かけなかったウエルシアもここ1年で2店舗が新規オープンして、ドラッグストア業界の熾烈な競争を目の当たりにしている。

このように、ドラッグストア業界は同業他社に加えて、食料品の取り扱いを強化したことから、スーパーやコンビニ、ネット通販といった、他の小売企業とも競争が激化している。

大手ドラッグストアは、新規出店で業績を伸ばしてきたが、積極的な出店を行ったことで、近年はオーバーストア化が進行している。

ちなみに大手ドラッグストアチェーンはどれぐらいの店舗数を抱えているかというと、1位のマツキヨで3328店、2位のウエルシアが2667店、3位のツルハが2506店、4位のスギ薬局が1507店、5位の富士薬局が1372店となっている。

ここから進める話は、店舗数で言うと数100店しかないドラッグストアなので、大手ではないが、同業他社との差別化にある秘策を考えている、という。

ドラッグストアは調剤薬局を併設しているケースが多いが、処方箋調剤を渡すまでに30分以上も時間がかかったりする。その待ち時間に店内で買い物をしてもらえばいいのだろうが、客からは「もっと短くならないのか」と不満の声が上がっている。

早く渡せない理由は、薬剤師は処方箋やお薬手帳、過去の薬剤服用歴などの確認を注意深く行っているためだ。また、処方内容に疑問点があった場合、医師への問い合わせをすることもある。

この待ち時間対策が調剤薬局の共通の課題となっている。

そこで目を付けたのがスマスロだった。ホッパーがないので払い出し音もなく静かになったことに着目した。業界人はそれを活気がないと見るが、その静寂性が逆にいいということだ。

スマスロを設置して待ち時間を遊んでもらおうという発想だが、新台価格を聞いてビックリ。とても設置できる値段ではない。中古が安く出回るまでペンディングか? ドラッグストアとスマスロの組み合わせは誰も考えていなかった発想だ。

しかし、時間待ちならわざわざスマスロに限定する必要もないだろうに。いくら差別化と言っても社内でも却下される案件だろう。




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射幸性を上げるのではなく、多種多様な機種が作れるようにするための遊技機規則改正を

とあるテレビ局の報道関係者によると、メーカーが自民党2年生議員に規制緩和を働きかけている、という。2年生議員と聞いて、思い浮かべたのは、メーカー会長の娘婿だったが、もう3年生議員になっていた。

スマスロも射幸性が上がってきているのに、これ以上の緩和を求めたら遊技から逸脱するが、そんな射幸性の緩和ではない。

実質、セブン機一辺倒となってしまった現状を鑑み、多様な遊技機が開発できるように遊技機規則の改正である。現行の型式試験は、ぱちんこ遊技機、回胴式遊技機、アレンジ遊技機、じゃん球遊技機の4種類しかない。これ以外の遊技機を求めてもらいたい、ということだ。

それ以前に「今の遊技機規則では昔のように面白いハネモノさえも作れなくなっている。初代ゼロタイガー並みとはいわないが、ハネモノ復活のために業界が動かないとダメ。射幸性を上げずに、低額で遊べるにはハネモノしかない。ハネモノの面白い遊技性で新規需要を開拓しなければならない。そのためには遊技機規則の緩和が必要」と力説するメーカー関係者もいる。

多種多様な遊技機の具体的中身までは、知る由もないが、クレーンゲームを4号営業に認めてもらいたい勢力もある。

LINEグループには、連日のようにホールの閉店情報が届くようにまだ底が見えない。メーカーは新台を買わないホールは顧客ではない、といい切る会社もあるが、ホール軒数がこのまま減り続けることは決して好ましいことだとは思っていないようだ。

「ホールが減り、エンドユーザーの数も減り、地方のホールが持たないのはやはり危険だ。パチンコ参加人口が減ることで優良店にまで影響を及ぼす」(メーカー関係者)

現在プロ野球は3軍を採用するチームも出てきている。これは2軍にけがなどで出られない選手の受け皿となる非公式チームである。対戦相手は独立リーグや社会人、学生チームで、試合成績もすべて非公式となっている。2軍でも試合に出られる選手は限られているので、新人や育成選手に実戦経験を積ませることを目的としている。

プロ野球は1軍だけあれば十分と思われるが、下から選手を育てるには、2軍やさらには3軍選手が実戦を重ねることで、1軍への階段を上がっていくために必要ということ。

つまり、パチンコ業界もこれと一緒で、優良ホールだけが残れば、いいかと言えば、そうではない。寡占化状態になれば、そこには競争も生まれない。逆にそれによって必要以上の出玉競争もしなくなるので、結果的には客離れにつながることが懸念される。健全な市場には競争相手が必要である、ということだ。

やはり、パチンコ業界でもプロ野球同様に2軍、3軍的存在のホールが必要というのが、規制緩和を陳情しているメーカーの考え方だ。多種多様な遊技機によってホールの減少を食い止めると共に、遊技人口を増やしていく狙いがあるようだ。



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とある派遣会社の営業マンの独り言 アルバイトの面接最強マニュアル②

2つ目はなぜ「すぐ決められないの!?」かです。

なぜ、◯日までに連絡しますと引き延ばすのか? 上席に確認しないといけないと言うのがだいたいの理由だろう。ならば、確認しなくても採否が決められる人間が担当すればいい。なぜ何の決裁権もない人間に任せるのか!?と言うことになる。

応募者は面接終了時に「不安」を感じています。自分は採用なのか?不採用なのか? もし、不採用なら他も探しておかないといけないと思っています。

何も決められない権限のない人が面接をすること自体をどうなのか?と疑われます。それにお店の都合だけでその人の「稼げる時間」を一方的に拘束しているわけです。

何日間も待てと言うわけですよね?

もし、あなたがすぐに働きたいと思っていたらどう思いますか? そんな高圧的な関係性は今の時代には向いていません。

なぜすぐに返事してあげないのか?が分かりません。他の方とどっちがいいか見てから決める? もうその時点で応募者からは選んでもらえないですよ。

すぐに「一緒に働いてほしい」と繋ぎ止めないと明日には他で決まっていますよ。

面接時間もお店の都合。採否の電話連絡のタイミングもお店の都合。入社日時もお店のシフトの都合。

今は、応募者さんが「いいな」と思えるように、最大限譲り合って決めて行くのが良いかと思います。

派遣会社で毎日のように登録希望の方からの応募を対応させて頂いているのですが、パチンコバイトは年々、月々と日を追うごとに「人気」が無くなって行っています。

親世代からギャンブルはダメと刷り込まれ、パチンコ離れで仲間や先輩からも誘われずに、一度も触れることなく育ってきた世代が今の中心世代です。

親に内緒。と言う子もたくさんいます。パチンコ店に入ったことも無いと言うような方が、減ることもなく、爆発的に増えていきます。

そんな超逆風の中で、アルバイトしたいと来てくれた≪超貴重な≫存在をそんな軽く扱っていいのですか?

本当にパチ屋でバイトしたいなんて人はゼロになる日も近いですよ! なのに、お店側は昔の感覚のままで大丈夫ですか?

「キミは働きたいんだろ?」的な姿勢で大丈夫ですか?

働いているスタッフの中でも、全くパチンコしない、興味無いと言う人も少なくない。

なぜスタッフに面白さを伝えないのですか?

車のディーラーで働く方のほとんどが車好きです。ゴルフショップの店員さんはゴルフ好きなはずです。なぜパチンコ店のスタッフがパチンコに興味が無いのですか?

アルバイトで採用して、パチンコの楽しさを教えて、プライベートでパチンコしてもらうって言うようなFUNの作り方があっても良くないですか?

パチンコって楽しい遊びのはずなのに、触れてもらう機会がどんどん減少していっています。

このままだと新規顧客はいつかは消滅してしまいます。

アルバイトの子が仕事終わりにお店のパチンコ大会で、パチンコが好きになり、友達に教えて、一緒に打ちに行く。それが回り回って自店の稼働に繋がっていく。

そうやって新規顧客の創造しても良くないですか?

ただのバイトじゃなく、パチンコの楽しさを伝播してくれる伝道師だと思って育てて行っても良くないですか?

長い時間が掛かる、地道な作業だとは思いますが、やっていかないと間に合わなくなりますよ。

新台入替
広告・チラシ
イベント
会員募集などなど
それだけで新規顧客の創造出来ますか?

今日はアルバイトの面接の話から始まって、新規顧客の開拓、稼働アップの話をしています。

どんな業界でも同じですが、稼働(業績)が上がらないのには原因があります。結果が良くないなら変えれば良いだけです。今までダメだったことを見直して改善するだけです。何も手を打たずに指を咥えて待っていれば、必ず終焉を迎えます。

アルバイトの面接一つで、変えられることありませんでしょうか?


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第9話 終焉 ⑥ 最終回

去る者 残る者

「店長、この店辞めないですよね」

「え、なんだ、お前。いきなり何の話だ」

「いや、なんとなくです。今日の店長はいつもと違う感じだし。そのう、なんて言ったらいいか、寂しそうにも見えるし。それにさっきの話だっていつもなら俺のこと怒鳴り飛ばしてそれでおしまいなのに、今日は何か特別な思いでもあるかのような言い方だったじゃないですか。俺の考え過ぎならいいですけど」

「がははは。お前は馬鹿か。何を勘違いしてるのかわからんが、俺はこの店を辞める理由もないしそのつもりもない。くだらないことを言っていないで早くホールに戻れ、このボケナスが」

「まったくボケナスはないだろ、ボケナスは」と聞こえないように小声で言った僕はしぶしぶ事務所を後にした。やっぱり考えすぎかと一度は思ったもののそれでも不安をぬぐい去ることはできなかった。

僕の心配をよそにそれからしばらくの間はいつも通りの毎日だった。連獅子ことカウンターの松本さんは相も変わらず人のうわさ話に花を咲かせ、たまに来る見た目が良さげな男を見つけては色気をふりまき、相手にされないと見るや鬼の形相でその客を冷たくあしらう。そしてまた次の獲物を虎視眈々と狙う。いったい彼女は職場を何と思っているんだろうか。
 
マイペース主義の関口さんは世の中の出来事などには目もくれず、ひたすら自分が男前であると思い込んでいる。この間もトイレに行ったら彼がいて、鏡を見ながら入念にヘアースタイルを整えていた。僕が用を足し終わって手を洗い、トイレから出ようとしてもまだ髪に櫛を入れている。自分の顔を上げたり下げたり横向いたり。究極のナルシストである関口さんは一日に何度もトイレに入る。そして一度入ったらなかなか出てこないのである。
 
うどん屋のサムちゃんとは日に何度も顔を合わす。独身の僕にとってあったかいうどんやおいなりさんをいつでも食べることができるのはありがたい。そして彼の若かりし頃の武勇伝は何度聞いても面白い。そんなときに甥っ子が作るうどんでもをすすろうと元やくざの世話役がきて、自分の現役時代の自慢話をかぶせてくる。なんとも微笑ましい光景だ。
 
僕を目の敵にしている子ガメは近頃妙におとなしい。その理由を他のお客さんに聞いてみると連日フィーバーにお金を突っ込み過ぎてとうとう貯金が底をつき、女房から三行半を突き付けられたらしい。仕事もせずにスナック勤めの女房の稼ぎだけをあてにして毎日ぱちんこに明け暮れている男にいいことなんかあるはずもない。僕は内心子ガメの不幸をほくそ笑む。
 
仁義なき肥満の木村君は最近体調が悪い。何を思い悩んでいるのか知らないが、頭に百円玉くらいの禿が三つもできた。円形脱毛症になるほどの悩みは何かと、ある晩彼の部屋を訪ね大丈夫かと聞いてみた。

「あっしはただいま恋愛中でやす」とその醜い顔を真っ赤にして片思いの彼女への思いを朝まで延々と語り続ける。どうやら最近入った十八歳のアルバイトにお熱をあげているらしい。僕の見立てでは恐らくその恋は成就しないと思うのだが彼の純情を無下にすることはできない。だからただうんうんと適当に相槌を打ち、朝まで付き合うことにした。
 
そしてある雨の日の朝。僕は今でもこの日を忘れることができないでいる。珍しく社長が朝から出勤してきた。早番のみんなは開店前のカセット掃除やレール拭きに精を出している。僕は五百円玉がしこたま入ったズタ袋を台車に乗せてその日の営業に必要な釣銭をせっせと両替機に詰め込んでいた。するとカウンターのほうから社長の一声。

「おおい、坂井君。みんなもちょっと来てねえ」

脳天のほぼ中心に響く甲高い社長の声でホールが鎮まる。

「どーもお。みんなおはよう。えぇっと、今日は大事な話があるからねえ。みんなよく聞いててねえ。来週の月曜日からこの店の店長は坂井君にやってもらうからねえ。新店舗のほうは田中君が嫌だっていうから群馬のほうから人を呼んだからねえ。それでいくからねえ」

一瞬の静寂。さわぎたてる者は誰もいなかった。僕は頭の整理がつかない。自分が店長になるなんていうことは聞いたことがないし、そんな希望を抱いたこともない。それにカルティエはどうなんだ。店長の名前がないじゃないか。誰かが「田中店長は」と小さな声で聞いた。

「ああ、彼は会社辞めるって言ってたよぉ。奥さんと一緒に辞めて違うお店で働くからって昨日引っ越ししたからねえ」

淡々と連絡事項を伝える社長の言葉が憎かった。当然色々なことが社長とカルティエの間であったのだろうが、残念の一言もない事務的な業務連絡に無性に腹が立ってきた。社長はそんな僕の気持なんか汲む様子もなく、事務所でこれからのことを話そう僕に伝えた。
 
社長室で何を話したのかほとんど覚えていない。もとよりそんな話に興味がなかったし今はカルティエのことで頭がいっぱいだった。僕は社長から解放されるや否や業務を放り出してカルティエの住むマンションへと走り出す。

「店長、うそだろ。辞めないって言ったじゃないか」

「いつでもそうだ、この会社は」

「なんでもある日突然物事が一瞬にして変わってしまう」

「こんなことがあっていいはずがない」

「店長、いるよな。いてくれよな」
 
途切れがちになる息をなるべく押し殺しながら、僕はそろりと部屋に入る。全速力で駆け付けたがカルティエの部屋はまったくのもぬけの殻だった。気のせいかそこにはカルティエと玲子さんのかすかなにおいがした。ほこり臭さの中にも今までここにふたりが住んでいたことを感じ取ることができる。しかし一方で二人はすでにここにはいないことをこの部屋は確実に伝えている。

「なんでなんだ、なんでいなくなっちゃうんだよ」

「出て行く前に一言くらい言ってくれたっていいじゃないか」

「ふざけんなよ。これから俺、どうしたらいいんだよ」

「俺、あんたからまだ教わってないこと沢山あるじゃん」

「仕事とか人生とか教えるっていったじゃん」

「あれ全部嘘なのかよ」
 
声を涸らして叫んでみても誰もいないこの部屋からは何も、なんの答も帰ってこない。悔しさと恨めしさと絶望がぐるぐると渦を巻いて僕を取り囲む全てを無くしてしまう。暗い渦の中心に一人ぼっちで立ちすくむ僕は前にもこんなことがあったっけ、とその当時を思い出す。
 
中学一年の確か秋ごろだったと思う。父親がいつにない笑顔で僕たち兄弟三人を訪ねてきた。僕が恐る恐る父の様子をうかがっていると、彼は威厳のある声でこういった。

「お前たちのお母さんは出て行ったよ」と。
 
僕は父からも母からも愛情をもらっていない。現実にはそうではないのかもしれないが、勝手にそう思って今まで生きてきた。だから僕は愛情ほしさに自分の周りにいる人たちに嫌われないよう慎重に生きてきた。でも人は僕が追いかければ追いかけるほど逃げていく。逃げられるのが嫌でまた追いかける。そして最後には嫌われる。そんなことを何回も繰り返して生きてきた僕は社会人になっても心を頑なに閉ざして生きてきた。カルティエはそんな僕の心を見抜いていた。 

いつかこんなことを僕に言ったことがある。

「自分の心が痛い思いをしたことのない奴は人の心の痛みなんかわかる筈もない。別に苦労なんか無いにこしたことはないが、俺は苦労した分人の心がわかる。お前だってそうだろ。お前は人の心の痛みが分かる奴だよな」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ひでくん、だいじょうぶ?後悔してない?」

玲子は十年前と同じ言葉で秀樹の顔を覗き込む。秀樹はそれには答えなかった。彼女もそれ以上は追及しない。北国行きの各駅停車は乗客もまばらだった。

「みかん食べる?」

玲子はがさがさとボストンバッグの中をまさぐる。

「またあてのない旅になるな。玲子、ごめんな」

玲子は無言のまま寂しげな微笑みを浮かべながら、十年前に比べて厚くなった秀樹の手のひらにそっとみかんをのせた。

おわり


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ステマ規制で晒し屋は使えなくなり、広告規制は緩和でないと釘を刺し

昨年8月、消費者担当大臣に就任した河野太郎氏の肝いりで消費者庁は、インターネット上などで広告と明らかにせず口コミや感想を装って宣伝するステマの規制に乗り出した。ステマについて河野大臣は「ステマ広告は広告であるにも関わらず、広告であることを明らかにしていないように見えることから、消費者の商品選択を困難にする原因となっている」と指摘している。

景表法第5条第3号の規定に基づき、優良誤認や有利誤認以外の「不当表示」として、今夏をメドにステマを規制する。違反した場合は広告主を行政処分の対象とする。

事例としては、企業がSNSで影響力のある「インフルエンサー」に金銭や物品、イベント招待など経済上の利益を提供し、目的に沿った書き込みがされた場合などが該当する。

広告宣伝規制でホールが自らイベント告知ができなくなったパチンコ業界では、いわゆる「晒し屋」を使う手段が一般的となっていた。実際、「パチンコ 晒し屋」で検索すると、晒し屋まとめ大阪というTwitterが出てくる。そこにはホール名とポイント数が羅列されている。

晒し屋の実態はその間に広告代理店が絡んでいるとも言われている。

この「晒し屋」問題には警察庁も注視している。昨年10月に開催された都遊協の経営者研修会に登壇した警視庁保安課風俗営業係の担当官は次のように述べている。

(以下グリーンべるとより)
「あたかも第三者によるネットへの書き込みのように見せかけて、パチンコ関連のサイト運営会社や広告会社に依頼して、ホールとしては告知できない情報などをインターネット上で配信させている店舗もあるようだ」と述べ、「これは当然、営業者の行為とみなされる。サイト運営会社やいわゆる晒し屋と言われる者ではなく、店舗側に行政処分が下される可能性があることを理解してもらいたい。このような晒し屋は裏では暴力団等が関与している可能性もあり、いったん依頼してしまうとホール側が違法行為をさせたとして、相手に弱みを握られることになる。健全な経営者であれば、これらのサイト関係者とは一切関係を持つべきではない」などと注意を促した。

その上で、「自分のホールが晒し屋を使って客を煽っていると一般人に思われることが本当にプラスになるのか、経営者として冷静に判断してもらいたい。一般の人からみれば、明らかに店側が情報を流していることが分かる内容なのに、店側の人間が第三者に宣伝させる形を取れば、自分は捕まりにくいだろう、などと考えて違法行為に手を染めてしまっては、いずれよくない結果となってしまう」と自制を求めた。

以上引用終わり

この時点ではステマ規制が施行されていないので、違法とは言えなかった。警察も取り締まろうにも法整備が出来ていなかったので、前述のように厳重注意にとどめていたが、施行後は取り締まりの対象となる。

そもそも論だが、晒し屋を使って集客しても群がるのは、専業や軍団である。そんな客でもない客を集めること自体からホールは脱却しなければならない。

広告宣伝規制が緩和されれば、晒し屋に頼る必要もなくなるか? 特に「遊技結果に関する広告及び宣伝」の解禁によって射幸心を煽ると禁止されていた「出玉ランキング」の掲示掲載が認められることになれば…。ま、これとて専業や軍団が集まる構図は変わらない。

新規客の開拓につながる広告宣伝が求められる。



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