スマホなどにも使われているリチウムイオン電池は一段と速く充電でき、一段と長持ちする。より高い出力密度を持っているので、耐用年数が延びた一方で、バッテリー本体は軽くなった。特にリチウムイオン電池は電気自動車(EV)の普及によって爆発的に需要が伸びている。
日産の軽クラスのEV車「サクラ」で、スマホの約2000台分のリチウムイオン電池を使っているわけだから、懸念されるのが、リチウムイオン電池に使用される資源の不足だ。
リチウムイオン電池の製造には、さまざまなレアメタルを必要としている。その中で、リチウムの埋蔵量は約1億1100万トンとされており、現在の生産規模を前提にすれば200年分以上あると言われている。
スマホやパソコンなどの使用ならそこまで持ったが、EVの普及で200年分も持たないだけでなく、リチウムの値段が15倍に跳ね上がっている。
リチウムの高騰はEV車自体の値段に跳ね返っている。例えば、日産リーフは昨年末の価格改定で標準車が30万円、長距離走行が可能なタイプでは100万円も値上げしている。補助金が出てもこれだけ高騰すると買う気が削がれてしまう。
レアメタルがなければ蓄電池は作れないのだから、結局、EV車は全世界には広まることない、と思われる。それ以前に電力不足でどうやって広めるのか。そういう意味ではハイブリッド車や水素自動車の時代がやってくる。全方位のトヨタが最後に笑うことになる。
しかし、蓄電池の分野は今後ますます広がって行くことだけは間違いない。停電になった時に道路の信号機まで消えて、警察官が手信号で交通整理することがあるが、蓄電池式タイプの信号機なら、そういう問題も解消される。
で、今後、蓄電池を必要としている業界としてパチンコ業界の名前が挙がっている。スマート系は単島で自由なレイアウトができるメリットがあるわけだが、自由なレイアウトができる割には、配線工事が伴うため、それほど自由度はない。
遊技機が蓄電池で動くようになれば、配線工事が不要になるので、本当に設置するだけになる。ただ、その条件として遊技機のデータも有線ではなく、無線で飛ばすことが前提条件になる。逆にデータが無線で飛ばせるような時代になれば、蓄電池で動く遊技台が必要になってくるということだ。
遊技機メーカーはそんな先まで見越して、蓄電池の必要性を見込んでいるようだ。
こんな話が漏れ伝わってきたが、これって本当?

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