Z世代の彼らは、とにかく観たい映像、観なければならない映像があふれている環境の中にいる。またSNSの普及も合間って、友達との会話についていくために、効率良くコンテンツを観る必要がある。そのためには、内容をかいつまんで把握しておきたいからだ。
タイパを重視しているのは何もZ世代に限ったことでもなく、シニア世代だってYouTubeやTVer、NHK+などネットで番組を視聴する場合は、早送りで観ることは多い。特にたいくつな映画に2時間も時間を取られることほど、無駄なことはない。
ある広告代理店が若者のタイパについて意識調査した。その中で、少数ではあるが、パチンコのリーチがタイパが悪いとの指摘があった。
パチンコのリーチは期待感を煽るために、無駄にダラダラとリーチが長いことは、以前から指摘されていることだ。日報でもその問題を取り上げているが、メーカーは聞く耳持たず。
ロングリーチで期待を持たせても、客は保留玉の色などで、すでに結果を予想できている。従って、パチンコのリーチはタイパが最も悪いものの一つにも数えられることになる。こんなリーチ演出ではタイパを何よりも重視するZ世代をパチンコに取り込むこともできない。
メーカーに無駄に長いリーチ演出を止めろと言っても改善されることもないのであれば、せめて、リーチ演出を早送りできる機能を付けてもらうしかない。
ロングリーチでは客はハンドルから手を放し、その間、稼働が上がらない。それなら早送りなり、スキップ機能を付ければ、ハンドルから手を放すこともないので、稼働も上がるというものだ。
その昔のセブン機は、回転中のデジタルを任意で止めるストップボタンが付いていた。デジタル回転時に動くランプでタイミングを取って直接大当りを狙える機種が存在した。ストップボタン攻略から逃れるために、ホールによってはストップボタンの線を切ることもあった。
そんな苦い黒歴史もあったが、タイパ至上主義時代に、メーカーも対応を考えた方がいい。

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