パチンコ日報

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新規客を増やすにはパチンコそのものが面白くないとダメ!

子供の頃に経験のないものは大人になっても経験しない

小学生から高校生までの18歳未満を対象に世の中の変化について5年ごとに調査している。第1回目は10年前だった。この世代は生まれた時からスマホやパソコン、ゲーム機がある環境で育っているわけだが、この中で公衆電話に関する設問がある。

公衆電話をさわったことがあるか?という問いに対して84%がない、と答えた。公衆電話ボックスの中に入ったことがあるか?に至っては、96%がない、と答えた。


スマホがあれば公衆電話にふれることもない。当然のことながら受話器が先か、おカネが先か、電話の掛け方さえ知らない。さらにはテレカも知らない。

アンケート調査の狙いは世代ギャップの研究で、上記の世代の5年ごとの変化を調べている。

第1回目に調査した18歳は、現在は28歳になっている。酒やたばこのように大人になって経験することも増えてくる。

大人になってからの設問では、パチンコや競馬などのギャンブル経験についての問いもある。

パチンコ・パチスロをやったことがある人は1.5%で、馬券を買ったことがある人は1%だった。で、10年前のプレステ世代は今でもゲームは続けていて、公衆電話にさわったことがない人は、今でも使うことはなかった。

つまり、子供の頃に経験したものは、継続しているが、パチンコやギャンブルなど子供の頃に経験できないものは、きっかけがなければ、ずっと経験することはない、ということが明らかになってきた。

コンビニ、ホールのトイレはついでのチャンス

コンビニがトイレを無料開放したのは「ついで買い」を狙ったものだった。当初は8割がトイレを借りたお礼としてついで買いしてくれたが、最近は4割まで減っている。街のインフラとしてトイレを貸しているが、水道代、トイレットペーパー代、掃除の手間を考えると、継続すべきか、という悩ましい問題に直面している。

トイレと言えばパチンコ店も無料開放しているようなものだ。

「スーパーはレジ前で最後のついで買いをするための工夫がある。パチンコ店はトイレだけ貸して、その後のパチンコへ誘導する工夫が足りない。パチンコをやりたくなる仕掛けがない。パチンコをどうやって経験するかは、トイレに来た時がチャンス」と指摘するのはシンクタンクの関係者。

そこで活用したいのがスマート遊技機だ。トイレの近くに無料体験コーナー作ることで、パチンコにふれてもらえるチャンスが訪れる、ということだ。

無料体験はピ-アーク銀座店で展開されていたが、これをできるだけ多くのホールがやることで、パチンコに触れる機会が増えるということだ。そのために簡単に設置できるスマート遊技機が威力を発揮する。

映える1コイン花束で復活した花屋

街の花屋が減っている。家で花を生ける習慣がなくなっていることがその理由。花がある生活には潤いが生まれる、ということで花束を1コインで買えるものを考案した花屋がある。それもSNS時代に対応できるカラフルな花束にしたところ、映え写真が撮れるということで売れ行きが好調だ。

「パチンコ店もまず外観が映えて、入口も映えて、さらに中にも映えるコーナーを作れば、店内まで誘導できる」(同)

映えるデザイン、SNS時代の設計、インスタホールといえば「キング観光サウザンド名古屋駅柳橋店」がある。

一番肝心なことは主役の遊技機が面白いかどうかだが、問題はここにある。無料体験でさわってみても、根本的な問題を解決しないと新規ユーザーは増えない。

セブン機で連チャンさせてもギャンブル志向のユーザーが悦ぶだけで、それはパチンコの楽しさ、面白さとは言わない。



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