パチンコ日報

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パチンコ業界にもQRコード決済の波は来るのか?

日本のスマホ決済の利用率が6.0%なのに対し、中国は98.3%という驚異的な数字が出ている。この普及率の高さは中国では街中の屋台でもスマホ決済ができることが挙げられる。

店側はQRコードが印刷された紙を置いておくだけ。おサイフケータイの様な専用の読み取り端末も不要。店側にもコスト負担はない。

中国のQRコード決済の特徴は、個人間送金における相手のアカウントのQRコードを読み取って指定の金額を送金するという仕組みをそのまま店舗決済へと適用した点にある。つまり同じ送金サービスのアカウントさえあれば、どんな店舗でも設備投資や特別な審査なしに利用できる利便性がある。

もっとも偽札が多い中国では現金決済よりも安全という側面がQRコード決済を押し上げた。

日本も遅ればせながらようやく2018年からQRコード決済が本格的に動き始めた。

現在、主だったQRコード決済会社は次の通りである。

・LINE Pay
・楽天ペイ
・PayPay
・Amazon Pay
・pixiv PAY
・Origami Pay
・d払い
・au PAY
・セブンペイ
・みずほWallet
・MUFGウォレット
・りそなPay
・はまPay
・ゆうちょPay

キャッシュレス化は政府も推し進める政策であり、この流れをパチンコ業界に導入しようとする動きがある。

「未だに換金所を狙った強盗が後を絶たないように現金を扱うことは危険が付きまといます。パチンコ業界でもキャッシュレス化が進めば、そういう危険を回避できます」(事情通)

パチンコ業界でのQRコード決済は、台間サンドにQRコードがあり、それをスマホで読み取り玉貸しを行う。

「スマホの中には会員カードのアプリも入っているので、スマホで貯玉もできるようにする。ホールは会員カードの発行コストも不要になります。玉貸しを行うたびに当然ポイントも付く」(同)

夢のようなキャッシュレス化が実現すればつり銭も不要で、おカネを数える事務コストも不要になる。

客側はいくら使っていくら勝った、負けたの明細もスマホで把握できる。おカネの流れが管理できるということは、自分で上限を決め、使いすぎると機能停止に設定しておけば依存症対策にも一役買う。

これは競馬などの公営ギャンブルにも応用できる。配当はスマホに入金される仕組みにする。

さらに、グレーと言われる3店方式もネット上で解決させることも視野に入っている。貯玉を決済会社が買い取る…。買い取った玉は…。

法律を改正しなければ困難な高い壁が立ちはだかるような内容で現実味は薄いが、パチンコ業界でQRコード決済ができるようになることが、業界の健全化の一助にもなる。



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