総会シーズン、各県遊協の総会には顔を出し、名前を売ることにも余念がない。最近始めたツイッターでは次のように公言している。

「大衆娯楽である遊技産業を守ります。遊技産業に関する法律・規則等の課題解決に全力で取り組み、遊技産業の振興を図ります。国民に広く親しまれているパチンコ・パチスロをもっと楽しく、面白いものにしていきます」
パチンコ業界に対しては次の5つの約束をする。
①遊技産業の貢献を発信します。
②遊技産業の復興を推進します。
③努力が報われる産業政策に取り組みます。
④地域に根付いた大衆娯楽を守ります。
⑤働く人たちに夢と希望を広げます。
6月のはじめ、業界人6人が集まった酒席で参院選のことが話題になった。
「スロットの適合率を上げるように風営法議連が動いているが、それはメーカーのためであってホールのためにはならない。パチンコ族議員なら中小ホールでも生き残れるようなことをして欲しい」
「自民党の公認になって比例区だから大丈夫かも知れないが、全くの未知数。先生にお願いしたいことは、イベントの規制緩和は無理としても、一物二価を認めてもらうように働きかけて欲しい」
一物二価の問題は日報でも何度も取り上げてきた。
警察庁から一物一価徹底の指導が強化されたのは2011年10月6日。「ぱちんこ営業における適切な賞品提供の徹底について」と題する通達が業界に流れた。
それまでパチンコとスロット、4パチと1パチでそれぞれ別々の交換率を設けて営業していた。それに伴い特殊景品が一物二価、一物三価、一物四価、二物二価などバラバラだったために、指導が入った。業界は等価で業績を伸ばしてきたスロットの交換率に合わせるがために、パチンコも等価を選んだ経緯がある。
その結果、パチンコ等価では4円の稼働低下に拍車がかかり、4円の壊滅状態を招くことになる。
「パチンコは玉、スロットはメダル。そもそも遊技性が違うのだから、一物一価には無理がある。一物二価の復活を働き掛ける方が、よっぽど業界のためになる。さらに、1パチや2パチのことを考慮すると一物四価を認めてもらうことが業界復活のためになる」
パチンコは33玉交換ぐらいがベストな状態だが、パチンコに合わせてスロットを6枚、7枚交換にすると客飛びは必至。
公約の2番目の遊技産業の復興を推進は、一物二価を認めてもらうことが、それに値する。当選した暁には一物二価を認めてもらうように働け掛けてもらいたいものだ。

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