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落とすための試験からの脱却


それまで大型自動二輪は400CCで実地試験をしていたが、昭和50年(1975年)からは、中型免許所持者が運転免許試験場での限定解除試験に変更された。ナナハンに乗っての事前練習することもなく、いわゆる一発試験と呼ばれ、合格率は約1%。暴走族対策などもあり司法試験より難しい“落とすための試験”と揶揄された時代があった。

大型自動二輪の暗黒時代は平成8年(1996年)まで実に21年間も続く。このときの免許制度の改正で指定の自動車学校で大型自動二輪の教習が受けられるようになり、飛躍的に大型免許の保有者が増える。

免許制度が改正された背景にはハーレーやBMWを販売する海外メーカーからの外圧があった。大型車しか販売していない海外メーカーにとって日本市場で販売台数が伸びないのは、「免許制度に問題がある」と非関税障壁を盾に規制緩和が要望されていた。

ちなみに長らく続いた高速道路での自動二輪の二人乗り禁止も、ハーレーの外圧によって平成17年(2005年)に解禁された。ハーレーのようなクルーザーは2人乗りで高速道路を走ることが適しているためである。

かつての大型自動二輪は落とすための試験だったが、業界で言えばスロットの保通協試験がそれに該当する。

今年1月から5月までのパチンコとスロットの適合率の平均値は、パチンコが40%に対してスロットは18%、と極めてスロットの適合率が低い。

スロットの試験は短時間から長時間まで4種類(400G、1600 G、6000 G、17500 G)の試験がある。

この試験で上限、下限を超えれば不合格となる。

例えば短時間試験の400Gでは投入したメダルの2.2倍を超えたらアウトになる。

1G3枚×400G=1200枚

1200枚×2.2=2640枚出た時点でアウト!

「長時間試験は17500Gで5台持ち込みますから、87500Gのサンプルがあることになりますが、それを400Gで輪切りにすると218.75のサンプルがある中で、1つでも2.2倍を超えたらアウトになる。確率は荒れる前提で5台持ち込んでいるが、保通協の試験は100点満点でなければ不合格になるようなもの。規則や法令を変えることはできないが、試験の方法は変えられる。3号機まではシミュレーション試験はなく、実射試験で5台の平均値で基準を超えてなければ合格した。4号機以降、平均ではなく1台でも超えたら不合格となる落とすための試験に変わった。6号機では1600Gの中間ゲームが加わり、適合率が10%台となった」(スロット関係者)

保通協の試験料は180万円でも書類の作成費用や諸々の経費が加わり、1機種の試験にかかるメーカーのコストは600万円ほどかかる。適合率から推察するとかなりの経費をドブに捨てていることになる。

「サンプリングを開示してもらえればメーカーもそれに準じた試験を予めするので、無駄な経費が抑えられる。具体的に開示してもらわないとビジネスとして効率が悪すぎる」(同)

大型自動二輪免許は外圧によって規制緩和されたように、風営法議連はその役目を果たすことになる?



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