パチンコ日報

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貯玉制度が依存症を助長?

ギャンブル依存症の研究者がパチンコの依存症の因果関係の要素として貯玉制度に着目している。これまでになかった視点だ。

「そもそも貯玉制度は客の囲い込みのためにスタートしたもの。一回ずつ換金すると他店へ行く恐れがあるが貯玉していたら他店へ流れる恐れがない。貯玉しているからその店に通う回数も増える。私が依存症と貯玉の関係を論文で発表して、貯玉制度の廃止を訴えたらその流れになるかも知れない」

この研究者はホール内に設置されてATMの利用状況についても調査している。街中には至る所にコンビニATMがあるが、やはり1回店外に出て頭をクールダウンすると止めるきっかけになる。負けてかっかしている状態で店内にATMがある方が当然利用率は高くなる。

公営競技とパチンコホールの数を比較すると、公営が束になってもホールには軒数では敵わないが、それを補うのがネット投票だ。

「公営は税収が絡むので国は厳しくしないが、ネット投票ができる公営はヤバイ。宝くじはギャンブルという認識がないが、宝くじも立派なギャンブル。宝くじは売り上げが下がっているので、最近100円で1ポイントつけるようになった。ポイントは依存症を助長させる。本当に依存症をなくしたいのであれば、公営も民間も関係ない」

テレ朝系で放送されている「路線バスで寄り道の旅」は徳光和夫をナビゲーターに路線バスで都内を回る番組。16日放送分ではゲストにマツコ・デラックスを迎え、江戸川競艇へ向かう。競艇初体験のマツコはなかなか的中させることができない。

番組では1レースやって終わる予定だったが、負けてかっかするマツコは番組の進行そっちのけで、スタッフにご祝儀を配りたいと最終レースまで有り金をすべて賭けてスッテンテンに。番組の途中財布の中に10万円あるシーンが映っていたが、確実に10万円は負けている。

ちなみに競艇好きの徳さんは持ち金が残り少なくなってATMを探していたが、その時でも残金は20~30万円あったというから、50万円ぐらいは持ってきている。

徳さんは最終レースの3連単を見事に的中させるが、いくら賭けていたか、いくら儲かったかはオンエアーされず。

「てめえの稼いだカネを使ってどこが悪い!」(徳さん)

おカネを持っている人が散財することは依存症とは言わないのだろう。

ギャンブル依存症対策というのならこんな番組を流すことがNGだろうに。

再び貯玉の話に戻そう。

「貯玉制度はその店に通う回数を増やすためになっている。パチンコの場合、依存症は時間軸で考えるべき。1パチでも半日もやっていたら依存症。全国のホールでどれぐらいの貯玉があるかも調べているが、100万円を超えている人も結構多い。ホールはお年寄りが多いので高額の貯玉をしている人が死んだらそれはホールのものになる。貯玉がなければ、勝ったときに他でおカネを使う機会が増えるが、貯玉はパチンコでしか使えない。貯玉がなければ依存症の緩和と景気対策にもなる」(依存症研究者)

貯玉と依存症の因果関係は論文発表を待つしかないが、低価交換ホールでは貯玉は使い物にならないシステムにもなっている。



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