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韓国に16カ所のカジノがあるから、日本なら20カ所でも成功する

韓国国内には現在17カ所のカジノがある。うち、1つが韓国民専用で、残りの16が外国人専用のカジノとなる。

韓国の人口は5000万人強に対して、日本は倍以上の1億2000万人。

韓国を訪れる外国人観光客は、中国との関係悪化で中国人が激減。その分、日本を訪れる中国人が増えたため、外国人観光客数でも2015年から日本に抜かれている。ちなみに、2015年は日本が1973万人に対して、韓国は1323万人だった。

日本を訪れる外国人観光客はその後も増え続け2017年度は2869万人に達した。3000万人の大台も見えてきた。

これらの数字からしても、自民党関係者はIRカジノが国内に3カ所となったことに不満を漏らす。

「韓国に16カ所もあるのだから、日本で10カ所、20カ所作っても十分やって行けるポテンシャルがある」と断言する。

主な候補地を挙げてみると以下の通りだ。

・北海道/小樽や苫小牧、釧路市が誘致表明

・千葉/幕張沖に人工浮島「メガフロート」構想

・東京/ホテルや会議場がある台場・青海地区が候補

・神奈川/横浜市が整備に向けた検討会を4月に立ち上げ

・和歌山/和歌山マリーナシティーに誘致

・大阪/臨海部の人工島「夢洲」が候補

・宮崎/リゾート施設「シーガイア」周辺に誘致

・長崎/ハウステンボス周辺に誘致

・沖縄/海洋博公園周辺に誘致

政治家の仕事とは地元の陳情を聞くことだ。地元に利益誘導するのが政治家の仕事で、それが票につながる。従って政治家にすれば、この候補地全部に誘致したいわけだ。

中でも和歌山の鼻息は荒い。当確間違いなしの大阪・夢洲と完全にバッティングする。大阪が京都、神戸などの周辺観光も含めて魅力的なのに対して、和歌山は高野山、熊野古道、と周辺観光面でも見劣る。

和歌山県の仁坂吉伸・知事は「地方参入を可能にし、大都市振興では困る」と政府に注文を付けると共に、4月3日の記者会見で「全力を尽くして3カ所目に入りたい」と意欲を見せている。

IRカジノは関西圏に1カ所あれば十分と思われるが、そこは、IRカジノ誘致に積極的な自民党・二階俊博幹事長のお膝元である。これほど強力な後押しはいない。それが「3カ所目に入りたい」という言葉に表れている。

仮に誘致できたとして失敗するのは火を見るよりも明らか。アクセスも悪く、魅力の薄いマリーナシティー自体が終わっている。

そもそも海外カジノオペレーターは、ほぼ全社が大阪に照準を合わせている。成功する要素が見当たらない和歌山に興味を示しているオペレーターはいない。

公明党が3カ所に拘らず、自民党案の5カ所に落ち着いていたら、和歌山も二階幹事長の腕力で当確になったかもしれない。

しかし、箱を作ってもオペレーターと客がいなければ、IRカジノは運営できない。

そもそも、韓国はカジノホテルの数であって、日本が目指すIRカジノではない。和歌山が誘致したいのはカジノホテルだろう。

自民党関係者の話はカジノの数だけでは終わらなかった。

「日本人が賭けやすいトトカルチョ。例えば野球なども考えています。さらに将棋の駒を使った宝くじの玉のような対戦型ゲームなど、日本独自のもの考えています。パチンコより面白い遊びが出てきたら、業界は厳しくなると思います」

マイナンバーカードを提示し、入場料が6000円取られる時点でパチンコ客の大半は行かないだろうが。


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