パチンコ日報

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TOKIO・山口達也事件から学んだオーナー

TOKIO・山口達也容疑者が女子高生に対する強制わいせつ容疑で書類送検された。わいせつ事件が起こったのは2月12日だったが、事件が発覚したのは2カ月以上経った4月25日のことだった。

わいせつ事件などの性犯罪は親告罪(告訴がなければ起訴できなない)だったが、性犯罪を厳罰化するために、110年ぶりに刑法が改正された。それにより、被害者が和解によって告訴しなくても、検察は起訴できるようになり、2017年7月13日から施行された。

つまり山口容疑者の強制わいせつ事件は、昨年7月以前なら、数千万円ともいわれる和解金で解決済みのために、事件が表沙汰になることもなかった。

被害者は事件が起こった当日の2月12日に麻布署に被害届を出し、山口容疑者が警察から事情聴取を受けたのが3月末。4月20日に書類送検され、NHKが25日夕方に第一報を打った。

この未成年に無理やりキスした強制わいせつ事件を受けて、都内のホールオーナーはわが身に置き換えて考えた。

「自分も今の女房と結婚したのは、強引にキスしたことから始まった。それからそのまま肉体関係を結ぶことになったが、向こうが嫌がらなかったのが幸いだった。強引にキスすることは相手が嫌がれば強制継わいせつ罪になる。こんなことが起きてウチの社員が書類送検されるようなことになれば大変なことになる。社員を対象にセクハラ、パワハラ研修をすることにした」

パチンコ業界は営業時間が長く、土日祝日は休めないことが多く、出会いの場がないために、職場結婚するケースが少なくないが、社内不倫、お客さんと恋愛問題も見落とせない。

日報の過去記事でもこれらの問題は何度か取り上げている。「恋愛」で検索するだけで結構な数のケーススタディが読める。

中にはかつてフジテレビで放送された「あいのり」のラブワゴン状態のホールもあった。スタッフの構成は「正社員」「契約社員」「派遣社員」「アルバイト」。職場秩序をコントロールしなければならないはずの正社員管理職までがあいのり状態を演じていた

半年間で、デキチャッタ結婚は3組、婚約中が1組。合計4組全てが、正社員(主任・副主任)が派遣社員・契約社員・アルバイトとの結婚だ。

一見、めでたい様に見えるが、ここに行き着くまでに、三角関係や相手の取り合いで、スタッフ同士の仲が険悪になっているケースもある。

派遣社員のA子さん26歳は、正社員全員から交際を申し込まれた。

A子さん曰く「ブスでなければ誰でも良いみたい」。

このホールは極端な例だが、そういう状況に陥りやすいホール環境だからこそ、セクハラ・パワハラ研修が必要になってくる。



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