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スモールチェンジができないパチンコメーカーの次の一手とは


景気は良くなった、というのに実質賃金に反映されていない庶民は値上げには敏感だ。そこで、食品メーカーが先鞭をつけたのが食のスモールチェンジである。

1リッターサイズの牛乳が実は中身が900ミリリットルに代わっていたり、乳製品や菓子類では、中身の個数が少なくなったり、サイズが小さくなっていたりする。

食品メーカーがスモールチェンジする理由は、原材料の高騰にある。原材料が上がった分、そのまま値上げすれば、消費者は拒否反応を示す。それならば、定価は据え置き、サイズや数を減らした方が、抵抗感は薄い。実質値上げになっているが、以前のサイズと比較しなければ、サイズが小さくなっていることも気づかない。

今後ドライバー不足により物流コストが上がって行くのも必至だ。労働環境の過酷さが問題となったヤマトはドライバーの賃上げをすると共に、配送費の値上げに踏み切った。

給料が良くなったヤマトへは引っ越し業界のドライバーの流出が続くことになる。今年の引っ越しシーズンはドライバー不足から引っ越し難民が続出した。そのため、極端な値上げに応じるか、時期をずらすかの選択を迫られた。

スモールチェンジの波は食品業界に留まらず、写真のように化粧品業界にも確実に押し寄せている。





「毎日使っている洗顔フォームを買ってみて違和感を覚えたので、以前のものと比べてみたら写真のように小さくなっていました。でも、値上げよりも抵抗感はありませんでした」(業界関係者)

庶民は20年間続いてデフレ不況の中で、100均に代表されるように安いのが当たり前になっている。そんな状況で値上げでもしようものなら、途端に拒絶反応が起きる。それなら、サイズを小さくして、実質値上げに気づかれない方を選択する、というわけだ。購買心理巧みに操る手法ともいえる。

では、スモールチェンジができないパチンコ・パチスロの筐体はどうなのか?

かつて某組合がパチンコの新台価格を40万円までに抑えるように日工組に要望を出したことがあったが、それをあざ笑うかのように50万円を突破したメーカーもあった。

「4円の稼働がつかない今の状況で新台価格をペイすることは無理です。それなのに、遊技機価格がいくらまで上がるか分からない。遊技機メーカーには家電メーカーのように良いものを安く提供する意識がない。ホール組合が遊技機メーカーに対して、35万円までで作れ、と具体的数値を示さないと、ホールはますます淘汰される」(中堅ホール店長)と危機感を募らせる。

さらに別の業界関係者もこう切り捨てる。

「むしろ品質を落としながら値上げしてパチンコ台ですから、そりゃ、買わなくなりますよ。スモールチェンジができないパチンコ業界のメーカーには本気で考えて欲しい」

新台の販売台数が下がれば、安易に値上げして売り上げを維持することしか考えないメーカーでは業界の将来は作れない。



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