パチンコ日報

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ホール経営から足を洗う理由


「ホールの利幅がどんどん少なくなっている。それをプロが奪い合っている。ホールの今の利益を計算したらこの先10年持たない、と思った。40過ぎた時、プロをやっていても何も残らない。これ以上続けるのは無理、と思った」

これは2年半前にプロ生活16年に見切りをつけた時のピンプロのコメントだ。プロが食えないホールには、ましてや一般客が来るはずもない。

高校に進学もせず、16歳の時からプロ生活に入った。稼いでいたときはウチコを使って年収1000万円を稼ぎ出していた時代もあったが、それが500万円まで半減した。ピンなので500万円でも十分食ってはい行けるが、32歳という転職が効くうちに初めてサラリーマンの道を選択した。

プロの言葉には説得力がある。少なくなったホールの利幅をプロが奪い合っている図式では、ホールも持たない。

あるホールの1周年記念には6000人も集まった、といわれている。スロッターはあらゆる情報を駆使して、遠方からでも押し寄せてくる。全6の期待値がそうさせるわけで、当日は2桁の整理券が7万円で売買された、という話もある。

まさに開店プロ連中が設定6を積もるために押し寄せている、という光景だ。パチンコ客の中でもお年寄りは足元商圏の移動しかしないが、スロッターは稼げると思えば、県外だって平気で遠征する。

本来はリピーターになってもらいたい地元客以外に、オイシイところを持っていたのでは、本来のホール経営の姿とは程遠い。こんな営業を長年に亘ってやり続けてきたことがボディーブローのように効いてきている。

昨年あたりから「え! なんでこのホールが?」というような優良どころのホール企業が、M&Aで会社ごと身売りするケースが目立ってきた。

株と一緒で、買い手があるうちに売る、ということなのだろう。幸い、M&Aで会社譲渡した場合は、社員も引き受けてくれるので、社員を路頭に迷わすこともない。オーナー社長は個人保証や担保提供から解放され、ハッピーリタイアができる。

中堅どころで接客のすばらしさで一世風靡したホール企業も下げ止まらない稼働に打つ手がない状態にまで陥っている。とりあえず、無駄と思われるものは、すべてコストカットの対象になった。

かつては、地域一番店だったホールは今や地域で最下位へ転落。で、何をやっているかといえば、連日に亘る雑誌取材イベントだ。実際のところは設定も入っていなければ、パチンコも回らず、確変時の出玉削りが激しく、ストレスしか生まない。信頼を失って客を飛ばしているにも関わらず、連日のように取材告知だけは行っている。

実際に出すとプロにごっそりともっていかれるので、怖くてできない、とでもいうのか?

昔のように簡単には儲けられない業種となってきた以上、業界に愛着も借金もなければ、ホール経営から身を引くのは自然な流れ、といえよう。



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