パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

東京は待ったなしの屋内禁煙化、都遊協はいち早く禁煙宣言を

9月8日、東京都の小池知事は受動喫煙防止条例案を発表した。条例案の基本方針では学校や医療機関は敷地内を禁煙とし、官公庁や福祉施設などは屋内を全面的に禁煙にするとしている。また、飲食店では規模の小さなバーなど以外は、喫煙室を除いて屋内禁煙とする。違反した喫煙者や施設の管理者には5万円以下の罰金を設ける方針だ。

施行日は2019年のワールドカップに間に合わせる予定だ。

もちろん、パチンコホールも例外ではない。

原則屋内禁煙(喫煙専用室設置可)の対象物は次の通り。

■ 飲食店、ホテル、旅館、娯楽施設、事業所、百貨店、駅、空港ビル、船着場、バスターミナル等

例外なく、パチンコホールも対象だが、専用の喫煙室を設けることは可、となっている。

「東京オリンピックが決まってから遅かれ早かれ、東京は屋内禁煙になることは分かっていた。それなら、都遊協は都が条例案を発表する前に、どの業界よりも真っ先にパチンコ業界が禁煙宣言すべきだった。一番先に宣言すれば、それだけメディアの注目度も高く取り組みをニュースで取り上げてくれたはず。世間がパチンコを見る目も変わった。この辺がパチンコ業界は広報が下手糞」(元業界関係者)

条例が施行されるとホールも否応なしに対象となるのだから、賛成、反対の議論をしている場合ではない。今からでも遅くないので、都遊協として禁煙宣言を発表した方がいいかも知れない。

これで商売の道を断たれるのが分煙ボードだ。その代り、簡易型の喫煙ボックスがこれからは新たなビジネスチャンスとなる。実際、業界向けに何社か製品を発表している。

で、ここからは条件闘争の話だ。

パチンコホールの中には、完全分煙化を図っているホールが何軒かある。喫煙できるコーナーと禁煙コーナーが壁やフロアで完全に分かれているケースがあるが、完全な分煙化ができているホールに関しては対象外にしてもらった方がいいだろう。屋内は禁煙だが広い喫煙室を設けている、という解釈にしてもらわなければならない。この完全分煙スタイルがパチンコ業界には一番しっくりするかも知れない。

話はちょっと逸れるが、喫煙ボックスへタバコを吸いに行っている間に、自分が打っていた台を他人が占拠してトラブルになることが増えるかも知れない。

都内のホールで50代のおじさんが、電話がかかって来たので、電話に出るために台を離れた隙に、60代のおばちゃんがその台に座って、戻ってくると大当たりを引いていた。上皿に玉が残っていたにも関わらず、台を占拠されていた。

従業員を呼んだが「玉の管理はお客様同士で話し合って下さい」と逃げてしまった。2人は同じ機種を打っていたようで、おばさんは「私の台」と譲らない。

おばさんは夫婦で来ていて、旦那のほうが「表へ出ろ」と言って暴力事件へと発展してしまった。

客の中には認知症の人もいて、自分が打っていた台が分からなくなるケースは往々にしてある。

屋内禁煙によって一服するたびに台を離れるケースが増えてくると、こうしたトラブルも必然的に増えるので、すぐにカメラで確認できるなどの対策を考えていた方がいいだろう。


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国民の日々のストレスの解消と明日の勤労意欲の増進に寄与するパチンコへ帰れ

今の世の中、メディアだけでなく一般人も含め「叩く社会」になっている。

最近の例では豊田真由子議員の「このハゲ~」問題に、橋本健元神戸市議のチラシ架空発注問題だ。両名がやったことは、批判されるのは当然のことだが、特にテレビは他にニュースがないのか、と思うぐらい必要以上に取り上げる。それを取り上げると視聴率が取れるのか知らないが、ワイドショーは数週間に亘り叩きまくる。

両名には家族もいれば、子供もいる。家族は恥ずかしくて外へも出られなければ、子供は学校でイジメの対象にだってなりうる。そういう二次被害はお構いなしだ。

一般人は一般人で匿名性を隠れ蓑に、ネットを使って他人を叩きまくる。

なぜ、そんな社会になったのか? それは現代社会がストレス社会になって久しいからだろう。ストレスが溜れば、人間は神経性胃炎、胃潰瘍、不眠症、うつ病、自律神経失調症など様々な病気を引き起こす原因となる。ストレスを発散するために他人を叩く人も出てくる。

サラリーマンは会社の憂さを晴らすために酒を飲むように、パチンコが戦後の混乱期に果たした役目は「国民の日々のストレスの解消と明日の勤労意欲の増進に寄与する」ことだった。

ハンドルネーム「元業界人」さんは、このパチンコが本来持っていた使命に着目する。

「これがまさに理想ではないでしょうか。パチンコは、勝つか負けるかの博打である、と言った方がよほど健全だと思います。博打なのに遊技、ギャンブルなのにエンターテインメントというまやかしの言葉を使ってきたこの業界は、先の理想、言ってみれば綺麗事な使命を見失い、拝金主義になってしまったと思います。ですが、そもそも、先の理想があって、パチンコは誕生したのでしょうかね。あとで、とってつけたような賛辞のようでなりません。だからこそ、理想、綺麗事を追求してみたらどうなるでしょう。新しいパチンコの可能性がそこにあるのではないかと思います。といっても、まだまだ拝金主義は続くでしょうけどね」

元業界人さんはメーカーか機械販社に勤務していたようだ。

「私が業界にいた頃、自分の叩いた台の開店立ち会いをしていて、当たったときのお客さんの笑顔とか見るのがとても好きでした。なかなか当たらないお客さんがようやく当たったときの表情。目が合って、笑顔になる方。そんな開店が好きでしたけど、開店から分岐トントン、それ以下の指示で叩くようになり、いつしか、この台は回しても抜けますよって言って機械売るようになっていました」

日々のストレス解消の役目から、ストレスを生む営業になったことが、パチンコが衰退する原因でもあろう。

パチンコがもう一度「国民の日々のストレスの解消と明日の勤労意欲の増進に寄与する」という使命に方向転換すれば、業界の存続価値もある。



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お客様の意見はよく聞き、要望はできる限り実現、どんな時でも絶やさない笑顔(グランド古川) 第7回ぱちんこ情熱リーグより

情熱リーグ3連覇を狙ったのが徳島のグランド商事アドバンスの「グランド古川」だ。同店は2000年12月20日にオープン。21世紀の挑戦とちょっと先回りしたサービスを掲げ、330台の完全禁煙コーナーと330台の喫煙コーナーの計660台でスタートした。

ちょっと先回りのサービスがお客さんに支持されれば続け、支持されなければ変更するの繰り返しで現在に至っている。



現在も続けられているのは「お客様を思いやること」。すなわち絆を大切にすることだ。

同店に1年半前に赴任した栗本恭輝店長は、着任してすぐに気づいたことがある。それは顧客とスタッフが楽しそうに会話していることだった。そこで、栗本店長は「会話の中の情報をうまく店舗運営に活かせないか」とスタッフに問いかけた。

その結果、顧客の声を店舗運営に活かすために次の3つの取り組みを始めた。

①お客様との会話のきっかけを作るために、前向きな言葉で自分たちの意識、マインドを変える
やる気の出る言葉「やっていこう」、「ボクはできる」とプラスの言葉しか使わないようにした。



②お客様のクレームが私たちのヒント
クレームは怖いものと感じていた。しかし、店長から「クレームはお客様の本音」と教えられクレームを積極的に引き出すようにした。それを店舗運営や接客に活かしている。

③毎日の終礼でお客様の声を圧倒的に集める
終礼をお客様ボードの前で行う。気づきをすぐに書き込めるようにするため。現在は毎月300枚の声が集まるようになった。

声は具体的誰が言ったことかを明確にして、それを店長に伝える。後日、来店した顧客に対して栗本店長が声掛けして、代替え案や解決策を伝える。

「お客様の声からのつながりが、やがて絆になっていく。その数は1人、2人、3人と増えて行きました」

グランド古川は月10回以上の来店客をVIP様と呼んでいる。航空業界やホテル業界は利用頻度によってお客様を区別して、顧客に応じた快適なサービスを提供している。

そこでグランド古川はVIP客がどのスタッフと話している時が一番楽しそうかを見て、VIP客の担当係を決めた。いつ来ても会えるように、VIP客の来店に合わせてシフトを組んだ。

それによって、会話が従来にも増して弾むようになった。

VIP担当係は来店履歴や好みの機種、商品、今後の予定などをVIP会員リストに手書きで書きこんでいく。その情報はi padで共有している。来店予想が立てやすく、シフト作成や商品取り揃えに活かしている。
お客様情報とVIP情報を基に週1回のミーティングを始めた。来店予想、結果の検証を行い、来られなかった顧客の要因を予想するようになった。

来店回数が減っている顧客に対してはDMを発送する。内容はスタッフの近況をイラストを使って知らせる。その中に新機種情報や商品情報を書いて来店動機を作っている。



顧客の声からの仮説を立ててその結果を検証することを会議で徹底した。その中で好評だった施策が、顧客が打ちたい台を探してきて設置すること。それが手打ち式の昭和物語だった。その一方で話題の機種でも顧客が望んでいないものは見送ることもある。

高額の来店ポイント景品も顧客からの要望だった。VIP客から「毎日来ているのでポイントがすぐに貯まる。もっと高額景品を置いて」という声に対して、2年通わなければ貯まらない700ポイントのコーヒーメーカーを用意。先日、めでたく渡すことができた。

グランド商事アドバンスは、世代を超えたコミュニティーを創造し、地域のランドマークになることを使命としている。

栗本店長はこう締めくくる。




「もっと、もっと多くの人にパチンコで感動を味わってほしい。入社当時のその想いを思い出させてくれたのが異動で来たグランド古川だった。仲間とともにお客様の意見を最後まで聞く。要望は可能な限り実現する。そして、どんな時でも笑顔を絶やさない。この3つのことから始めたらこの舞台に立つことができた。自分たちは変わることができた!」


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中小メーカーだからこそできる機械高騰化の歯止め

パチンコ業界が衰退して行っている理由、原因は数々あるが、その一つに遊技機価格の高騰が挙げられる。なぜ、そうなってしまったのか? 
やはり、メーカーの上場が大きい。筆者の持論は、パチンコ業界はメーカー、ホールを含め、風俗営業で縛られている限り、上場してはいけない産業だと思っている。

なぜなら、株主のために株価を上げるには、必要以上に利益を上げなければならないからだ。メーカーが売り上げを上げるためには、機種もたくさん開発して、それを売りさばかなければならない。

1機種より2機種、2機種より3機種、3機種より4機種、4機種より5機種…と上場メーカーをはじめ、非上場メーカーも開発競争に鎬を削る。

かつて、日電協は年間の開発機種に制限がかけられていた時代があったが、メーカーの上場と共に霧散していった。

パチンコ、パチスロともメーカー数も増え、各社が一斉にホールへ営業攻勢をかける。ホールは機歴販売のために必要以上に機械を買わされ、機械代の早期回収のために釘を閉め、ベタピン営業を続ける。

そんな営業をやっていたら客が離れるのは当たり前のこと。稼働が落ちて、売り上げが上がらなくなるとホールの体力も削がれ、機械の購買力が落ちたとみるや否や、メーカーは売り上げを維持するために値上げに踏み切る。そのままではホールから批判を食らうので、筐体をでかくして付加価値をつける。

「スロットのパチンコ化で液晶を搭載するようになって、映像開発のために開発コストが上がった。大型版権を使えば10億の開発コストもかかる。それが機械代に乗る。社員を食わせるためには非液晶搭載機を大手は出せない」(スロットメーカー関係者)

メーカーはパチンコ、スロット共に大手、中堅、中小とピラミッドのように階層が明確に分かれている。

安くて、ユーザーに受ける機械開発は中小メーカーに期待を託すしか、ないのかも知れない。

「業界に潰れて欲しくはないので、開発コストを下げて、リリースしたい。安い機械で皆をハッピーにしたい。うちの開発はスロットバカ集団。開発は全員自腹で打つ子しか採用していません。会社の経費で打ってはダメ。自分のカネがなくなる感覚が味わえない。自分のカネで打つことによって、負けてももう一回打ちたくなる機械が開発できるようになる」(同)

組織が小さいから安い機械でも会社を運営できる。

こういうメーカーが下の方から出てくることで、業界の流れも変わってくるのかも知れない。


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これは面白い! パチンコ旅番組

「志村&所の戦うお正月」は、テレ朝で1999年から毎年元旦に放送されている正月特番のバラエティ番組である。この中で、「黒柳徹子 VS 和田アキ子! 芸能界2大女帝パチンコ対決」は2001年からスタートした名物コーナだ。軍資金5000円でスタート。制限時間1時間で出玉を競うもの。2017年は黒柳の勝利となった。

正月特番とはいえ、深夜帯を除いてパチンコ番組が昼間に放送されている貴重な番組でもある。

「あの番組は昼間の放送ですが、子供が目にする時間帯なので、それだけで局にはクレームが入っている、と聞きます。最近はパチンコに絡む企画は基本却下ですね。スポンサーは番組に口を出してはいけないのですが、スポンサーの会社がネット攻撃に晒されることになりますからね。パチンコ企画のスポンサーにはなりにくい」(在京キー局関係者)

パチンコとは関係ないが、関口宏のサンデーモーニングの反日偏向報道ぶりに怒った視聴者が、番組スポンサーの商品に対して不買運動を呼びかける動きがネットで展開されている。これを受けて株主総会である株主が「偏向報道のサンデーモーニングのスポンサーになることはイメージを損なうことになるので、考えた方がいい」と質問。答弁に立った副社長は「今後、ブランドイメージの上でも、スポンサー提供する番組は精査していく」と回答している。

それでも、深夜帯ではパチンコ番組は今でも健在だ。

深夜番組帯のパチンコ番組で面白い企画があった。結果的にはボツになった、というが是非ともこの企画をどこかの局で実現して欲しい。

では、内容を紹介しよう。

今、テレ東で放送されている出川哲郎のバイク充電旅が話題になっている。2014年から不定期で放送されていたが、2017年からゴールデンタイムでレギュラー番組にしたところ、平均視聴率が8~9%で予想以上の好調ぶり。土曜日の8時台の一角を占める人気番組になっている。

ベースはこのバイク充電旅。箱の中に取材に行くホールの店名が入っている。箱の中から取材先を選び、そのホールまでバイク、もしくは自転車で向かう。

ここに旅番組の要素が加わり、目的地のホールへ行く道中の地元グルメを紹介する。

ホールに到着したら、ここは「黒柳徹子 VS 和田アキ子対決」を参考に5000円での出玉勝負。追い銭は一切なしの5000円ポッキリ対決。旅番組とパチンコの融合なので、そんなにパチンコに比重を置く必要はない。

番組制作会社の皆さん、どうですか?

パチンコ旅をAKBメンバーにすれば、ただのパチンコ対決の番組よりも、見たくなる番組になると思う。



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