すんなりと決まった背景には、パチンコより好調だったスロットだが、20円スロットの稼働に回復基調が見られないこともある。
顧客管理しているデータから一般客の若者が離反していることも見えてきた。プロを除いて、スロットも等価では遊べなくなっているからだ。
「パチンコ30~33玉、スロット6枚交換なら、この先消費税が15%まで上がっても吸収できる。消費税のことも見越して考えると脱等価に反対する者もいませんでした」(大手関係者)
業界の歴史を振り返ると、パチンコとスロットが交互に市場を盛り上げてきた。一方が規制されると一方がよくなる。そんなことを繰り返してきたが、今回ばかりはパチンコのMAX機、スロットのAT機と射幸性の高い機種、両方に規制がかかった。
加えて、4円の稼働を回復させる方策は大手といえども持ち合わせていない。
「昔は明日のことを考えなくてもいいぐらい現金が入ってきた。今は新台を買うキャッシュがないので、不安になってきている。10台入れてもそれで400万円になる。4円にお客さんを付けなければ、支払いがしんどい」(中小ホール関係者)
今まで等価で営業しているホールの貯玉再プレイは、手数料を取らなくても問題はなかったが、交換率を下げると手数料を取れないことはホールの負担になるが、ここで資金力のあるところとないところの差が出る。
手数料負担がきつくなる中小は貯玉再プレイを廃止したいぐらいだが、手数料が取れないことを逆に大手はお得感をアピールするところも出てくるだろう。
等価が黎明期の頃、市場には40玉、30玉、等価とそれぞれのレートがあり、正月営業でどこも賑わった時代は、等価店が一番勝てる店選びだった。どこも釘を閉めているから勝った時に返りが大きい。
等価が一般的になって都内で33玉交換で営業しているホールは、正月営業でも等価店へ流れないように、33玉の方が勝てるチャンスがある調整で成功している。初期投資を抑えて遊びたい客をがっちり掴んでいる。
「本来、パチンコは等価にするつもりはなかった。30~36玉ぐらいで営業するのがベストだった。だから一物二価でやっていた。一物一価をうるさく言われスロットに合わせただけ」(中堅ホール関係者)
スロットの中でも鉄板だったジャグラーの神通力がここに来て陰りを見せている。20円のジャグラーの稼働が下がっている。Aタイプでも20円等価はきつくなっている。
脱等価は時流にあったものだが、40玉交換で成功する店舗が出てくることが渇望されている。そのぐらいまで下げないと強烈な出玉も見せられないし、設定も入れられない。
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