パチンコ日報

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正しい人の使い方

ハンドルネーム「打算ですが」さんのコメントを再びエントリーとさせていただいた。



以下本文







〉「みなさん、パチンコ業界のことしか知らないので、発想力がチープなんです。中途採用で業界外のことを経験している人の発想が必要になってきます



『ぱちんこ業界のことしか知らない人間は、発想が業界外を経験している人よりもチープである』、と言うロジックが挟まっています。



これを、その通りだと考える社長に、社員がついていくでしょうか。



今の問題は、過去の利益水準を今でも取りたいと言うトップの見解と、ユーザーのシビアな反応を目の当たりにしている現場との、見解の齟齬と思います。



例えばスロットで言えば、アウト5000 単価3.4円 利率20%のベタピン営業と、アウト10000 単価3.0円 利率11.5%の営業では、台粗利がほぼ同じです。



そのため、前者の数字が予想される稼働状況では、現場はユーザーのパイを上げるために後者の営業をやりたがります。



しかしそうすると、『なんでこんな甘い利率でやっているんだ』としかられます。この葛藤は、多くの店長が経験しているものと思います。



これでは、現場レベルで何の創意工夫も出来ません。現場に発想が無いのは、利益目標が高く、創意工夫できる幅が少ないためと思います。



また、業界外の発想自体、そのままでぱちんこ業界に応用できるわけではありません。



悪い例となると、現場を見下してあれこれ指示した挙句結果を出すこと無く、捨てゼリフを吐いてやめて行きます。実際、そういう人間を何人も見てきました。



先ず、現場が創意工夫したいと考えられるようにしなければ、何も変えられません。



松下幸之助の言葉の中に「社員稼業」と 「日に新た」があります。



「社員稼業」とは、自分の職務についてはいわば自分が社長であるとの自覚をもつならば、おのずと創意工夫も生まれ、上司や同僚、後輩など周囲の人々に対しても、すべてよきお得意さんと見なして意見を聞くことができ、自分なりに仕事を楽しみつつ、これを高めていくことができるという心構えです。



「日に新た」とは、過去の成功や因習にとらわれることなく、新しく開業するつもりで経営にあたることであり、単なる過去からの連続ではなく、すべての企業活動にわたり、新しいものをつかむ、新しいものを発見するという気持ちで、事業を革新していくことです。



こういう精神に則り社長が行動するだけで無く、こういう精神で働く社員を信頼して大事に扱うことが、将来へつながります。



好き嫌いでの人選では無く『精神を共有できる部下を育成する』と言う事です。



先ず、隗より始めよ、です。





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