パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

あったらいいね

パチンコメーカーの開発陣も手詰まり状態で、行き詰っている。だから、何年経っても斬新な機械が出てこない。



かといって、プライドは人一倍高い集団なので、他人の意見に耳を傾けることはあまりしない。



それを承知で、ユーザーのこんな機械があったらいいな、という声をいくつか紹介してみる。



◆イヤホンジャック付きパチンコ



ホール環境で問題になるのが、騒音だ。これはいの一番に解決しなければならないのだが、どうしようもないぐらい大騒音環境が続いている。メーカー間が音の演出で鎬を削っているからで、どうしても派手目な音になる。



メーカーも騒音対策の一環として、遊技機に音量調整のボリュームを付けているが、多勢に無勢でほとんど効果は出ていない。



それなら、いっそ、イヤフォンジャックを付けて、自分の好きな音量で演出を楽しめるようにすればいい。飛行機に付いているタイプのイヤフォンが最適だろう。そのうち、自分のイヤフォンで聴く人も出てくるはずだ。



ここでクリアしなければならないのは、最初のイヤフォンはメーカーが支給するとしても、そのうち、持って帰る人が出たりして、なくなるだけでなく、一番手間なのはイヤフォンの清掃メンテナンスだろう。



イヤフォンを付けないと機械音が聞こえないだけで、相当静かなホール環境になるはずだ。



◆両サイドの台のリーチ画面が見られる機能



隣の客のリーチは気になる。激アツリーチが来た時に、思わず、目線だけが隣に台に釘付けになったりする。隣のリーチが気になって気になって仕方ない人もいる。



そういう人たちのために、液晶の中にワイプ画面を設けて、ボタン操作一つで両サイドの台に限りリーチ画面が見られるようにする機能を付けることだ。これなら、思う存分他人のリーチを見ることができる。見られる側も見られている視線を感じなくて済む。



それ以外の効果としては、ワイプ画面を通して、隣の人と会話するきっかけづくりにもなる。友達同士が並んで座っていた場合は、もっと会話が弾む。



◆好きなリーチ演出を選べる



長らく打っていると激アツリーチでも外れだと分かってしまうケースもある。客にすれば見たくもないリーチ演出を30秒近く見せられるのはたまったものではない。それなら、いっそのこと任意で自分の好きなリーチ演出を選べる機能を付けたらいい。



どうせ、当たらないのなら、せめて好きな演出で外れた方が腹立たしい気分も多少は鎮まる。さらにいうなら、くだらないリーチはカットする機能も欲しいところ。



ロングリーチになると手を放すので稼働も上がらない。カット機能を付ければ、その分稼働が上がる。



以上は客からの要望だ。これをそのまま作るのは難しいが、メーカーにはこういう発想を持って開発して欲しいということだ。







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せめて試打しましょう

先日、あるセミナーにゲスト講師として招かれました。機械選定勉強会と題したセミナーに大阪と東京に各20名が参加しました。



90分の持ち時間を戦略や機械評価をしましたが、驚かされたことが一つありました。



機械選定勉強会に参加された方は、部長職や店長職といった導入する機械を選定することを任されていますが、新台を展示会で試打をほとんどしていないことがわかりました。



これからリリースされるマクロスフロンティア2、ロストアイランド、BーMAX、麻雀格闘倶楽部、飢狼伝説PREMIUM、戦国乙女~剣戟に舞う白き剣聖~西国参戦編、ケロット3といった機械が試打できるのですが、ほとんど試打していないということでした。



1台あたり40万円もするものを試打できるにもかかわらず、試打しないで購入するとはどういうことなのでしょうか?

例えば、40万円のテレビを自費で購入するのであれば、パンフレットをみたり、家電量販店で見比べたりするでしょう。



しかし、自分のお店で使う機械は試打もしないで導入してしまう。試打しなければわからないことはたくさんあります。



BーMAXのビタ押しの手順や難易度、クランキーコレクションとの違い、飢狼伝説PREMIUMの液晶演出、麻雀格闘倶楽部の演出の仕方など、実際に試打しなければ、絶対に理解できないものです。



1台あたり40万円、10台の導入ですと400万円、年間購入台数を考えると、とんでもない額になります。



月に1日だけ時間を空ければ、大概の機械は試打できます。



もう一度言います。



機械選定者はもっと真剣に全ての機械を試打してください。



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粗利8%で3カ月営業して客が戻った

オーナーは決断した。



3カ月間、新台は一切買わない。その代り、浮いた機械代は、営業に回す。ズバリ粗利は8%で営業する。



最近は一部ホールでは粗利40%以上も取ってしまうケースもあり、客離れが加速するのも当然だが、8%がいかに薄利かが分かる。



ところが、薄利営業の効果はすぐには出なかった。



結果がやっと出たのは3カ月目だったが、この時の上がり方は現場の店長も驚いた。V字回復ということばがぴったりの稼働の上がり方だった。



「機種構成さえよければ、新台を導入しなくてもお客様が付くことを実感しました。海物語は回せば確実に稼働が上がります」と話すのは同ホールの店長。



ただし、パチンコ・スロット共に薄利で営業しているのに、スロットの方は効果が出ていない、という。パチンコは打てば回るかどうかはすぐに分かるが、スロットの場合は1000円打っただけでは、高設定台かどうかは分からない。



3カ月が過ぎたところで、平常営業に戻さなければいけない。



今回ばかりは、せっかく上がった稼働を落とすわけには行かない。ガツンと締めれば、すぐに客が飛ぶのは目に見えている。



徐々に体感では分からない程度に締めたり、開けたりを繰り返した。稼働がすぐに落ちることはなかった。



薄利で営業してみて見えてきたことがあった。それは時代の移り変わりを感じさせることでもあった。



「昔は『あの店は出している』という噂が、口コミで広まったものですが、最近はいい台は自分だけのものにしてしまうので、口コミが効かない、ということです。おいしい情報をわざわざ他人には教えない。いい台は自分だけで打ちたい。だから、稼働が上がるのに3カ月もかかったのだと思います。口コミが効かないとなると新規客を集客することもできません。出玉を体感してもらうしかありません」と頭を悩ます。



店頭に粗利表示器でも取り付けていれば分かりやすいが、いまどき、粗利8%で営業しているホールを探す方が大変な時代かも知れない。



ただ、一桁台の粗利で営業すれば、まだまだお客さんは反応することは、実証された。まだパチンコは捨てたものではない。むしろ、回せば客は戻ってくることに自信を持った方がいい。





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おもてなしは業績向上につながるか?

おもてなしは業績向上につながるか?



この疑問に答えたのがぱちんこ情熱リーグの理事でもある中村恵美さんだ。



情熱リーグがスタートした当初は、接客コンテストと勘違いされていた時期があった。決勝に残ったホールの店舗の稼働が低いのを見て「接客では稼働は上がらない」と批判されたこともあった。



情熱リーグのテーマはスタートしたときから「感動」だ。感動とは当初の期待を上回った時が「感動」で、期待が現実に起こったものは「満足」に過ぎない。



ランプを押してもなかなか来なければそれは「不満」になる。不満が積み重なると、それは「被害者意識」となり、ネットなどで、その会社の誹謗中傷を書かれたりする。



逆にいつも期待以上のことをしていると、それは「信頼」へとつながる。



ランプを押そうとする前に玉箱を持って来てくれたらそれは「感動」となる。感動とは心が動かされるために、また来たいと思うが、満足では心は動かない。つまり「満足」レベルのことをしていてだけでは、業績向上につながらない。



とはいえ、顧客満足は不可欠な要素で、問題はその顧客満足の上げ方にある。



お店にはカリスマ店員のように接客が非常に上手なスタッフがいる。お客さんの受けもよく、ファンもたくさん付いたりする。ところが、他のスタッフは何をどうしていいか分からない。



カリスマ店員のようなスタッフの接客が全員できないと、お客さんの期待は不満につながってくる。



第一印象がいいスタッフはお客さんはスタッフのいいところを探すが、逆に第一印象が悪いと、スタッフの粗探しをする。



1人が素晴らしい行動をしたら、全員が再現できるようにする。素晴らしい行動を標準化(マニュアル化)することが重要になる。



つまり、不満を作らないためのルールを作る=標準化する。マニュアルを超えたところに本当のおもてなしが宿る。



情熱リーグの採点基準は、再来店したくなるか、再来店したいと思わせるスタッフがいるか、ホールに感動があるか、などを加点している。その結果、業績向上につながる店舗が増えてきて、決勝に残った6店舗中、5店舗が地域一番店となっている。



①誰が来ても

②いつ来ても

③誰が対応しても

「また来たいね」といわれる店になること。



感動事例を朝礼、終礼で報告して、全員で共有しながら、全スタッフができて当たり前のレベルを図っていく。



業績向上につながった店舗は「別のスタッフが対応しても私以上の対応ができる」と自信を持っていえる。





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回せば客は戻ってくる

ある地区で2つのことが話題になっている。



まったくバラバラの話だが、結果的にはつながる話で、パチンコは回せばお客さんは帰ってくる、ということだ。



人材派遣会社の社長からこんな話を聞いた。



「○○○が各台計数機を外している。どの店も地域では一番店。わざわざ外して人件費がかかることをすることが分からない。アルバイトを募集しても人が集まりにくいのに」



その店は有名チェーン店で業界誌でもたびたび取り上げられている。全国大手が出店してきてもお客さんを取られないぐらい店に信頼がある。



この話を聞いて興味がわいてきたので、翌日、当該ホールと取引している業者に確認してみた。



「確かに、5店舗ほど各台計数機を外している。ただし、外したのはMAX機のコーナーだけ。4円の稼働が下がる中、MAX機は出玉感を見せなければいけない。それで外したようだが、結果はあまり変わっていない」



そもそもお客さんからの信頼度が高い店なのだから、全台各台計数を導入して、見た目の出玉感がなくてもお客さんはつきそうなものだが、4円の稼働が伸び悩めば、何か原因を探さなければいけない。



出玉感演出のために外したのが真相のようだ。



その話の一方で、同じ地区で営業しているもう一つのチェーン店が昨年末辺りから、急激に稼働を伸ばし続けている、という。地域では下位を低迷していたホールが今や一番店争いにまで加わってきている。



地元の事情通はこう話す。



「節税対策のようです。株価を下げるために、釘を開けたら口コミで瞬く間に広まった。4円のガロが20回以上回るんですから、そりゃ、打ちますよ。なにせ、業界人がみんなその店でガロを打っているんですから、いかによく回るかが分かるというもの。ただ節税の話だけでなく、設備の支払いも終わって返済額が楽になっているので、粗利も必要以上に取る必要がなくなった、ということもあります」



実際、出せば客が来るというのはハンドル名ヘビーユーザーさん。



「立地にもよるけど悪い立地条件ではない限り出せば客は来ますよ。関係者の多くはそんな簡単な話ではないと言う。

実際に出玉で集客する勇気がないだけでは? 出玉に集まる客をパチンコ屋は嫌ってきた結果が今です。常連さんがまだいる店なら広告出さなくても出せば客は来る。ヘビーユーザーのネットワーク、行動力をなめている」



これが、真実であろう。



出玉感も大切だが、打っていてユーザーが一番感じることは、回っているか、回っていないか。この入口のところで、大半のホールが客を拒むかのような渋釘になっているのだから、稼働は下がって当たり前。



4円等価でも20回以上回せば、お客さんは納得して打ってくれるということだ。





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