パチンコ日報

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カジノ解禁に併せてパチンコ新税?

東京オリンピックとセットで東京・お台場のカジノも2020年にはオープンするシナリオが描かれているはずだが、ここに来て雲行きが危うくなってきた。



東京都知事選で細川護熙元首相が小泉純一郎元首相と2人で脱原発を掲げ、候補に名乗りを上げたからだ。



元首相の2人がタッグを組んだことにより選挙圧勝を確実視する向きもある。



週刊ポストによれば、もし、細川元首相が当選した場合は次のような理由で東京にカジノは作れないのではないかと予想している。



「細川氏は熊本県知事時代、九州新幹線建設を無駄な公共事業と批判し、『熊本には新幹線はいらない』と着工を拒否した剛毅な一面がある。安倍政権が五輪に合わせて解禁しようとしているお台場のカジノ構想についても、『東京にカジノはいらない』と拒否する可能性がある」(細川氏を古くから知る大臣経験者)



細川元首相が都知事になった場合、お台場のカジノ利権が大幅に狂うことになる。お台場カジノ構想を推進しているフジテレビ連合にすれば由々しき問題だ。



もっとも、財政が潤沢な東京は、カジノを税収目的で誘致するのなら、ほかの都市に譲った方がいいかもしれない。



一方で、世界から観光客が一番集まりやすい東京は、カジノを作っても最も成功が保証された都市とも言える。



カジノを税収目的で解禁するのであれば、その余波を受けそうなのがパチンコ業界である。



政権与党を退いた党が、よからぬことを考えている。



「カジノが民間のギャンブル場なら、パチンコも同等である。公営ギャンブルは地方自治体が主催しているが、パチンコは民間が運営するギャンブル場だ。それが、全国津々浦々に存在している。民間が運営するカジノを解禁にして、しっかり税金も納めてもらうことになるのだから、カジノ同様にパチンコ業界からも新たな税金を納めてもらいたい。パチンコ業界なら世論の反対もない」(政党関係者)



カジノ解禁とともに新たな税収をパチンコ業界からも徴収しようと法案づくるを考えているようだ。



もはや世間からの嫌われモノになったタバコは、増税するとき、最も徴収しやすいターゲットとなった。



吸わない人からすれば、迷惑千万。周りにも迷惑をかけているのだから、とタバコの増税には世論も後押しした。



タバコのポジションと同一視されているのがパチンコ業界、ということだ。



消費税増税の対応も8%の次は10%が待っている。



消費税増税で客離れが懸念されているのに、これ以上新たに税金をかけられたら、業界は息の根を止められてしまう。



パチンコが社会に役立っていることを第三者が声を上げなければ、「取りやすいところから取る」と政治家のやりたい放題にされてしまう。







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アナザーゴッドハーデスの適正台数

あまりにも大きな反響でしたので、今回は適正台数について寄稿してみました。



アナザーゴッドハーデスはミリオンゴッドゼウスの純増2,2枚から純増2,9枚にスペックアップしていて魅力的な機械になっています。ゴッド好きのヘビーユーザーには支持されるでしょう。ただ、一般のお客様には単価が高過ぎてついていくのは難しいと思っています。



今までゴッド系がパチスロのメインになったことはないので、アナザーゴッドハーデスがメインになることは考えづらく、あくまでも脇役の役割になります。



ミリオンゴッド神々の系譜が出てきた当時は、純増2,4枚はなく、スペックがずば抜けていたので、大ヒットしましたが、今では純増が3,0枚まであるので、純増2,9枚のハーデスは決してスペックでずば抜けてはいません。



ゴッドというコンテンツはパチスロの中ではトップクラスになり、集客力があり、初動は見込め、同じようにコイン単価を上げた鬼武者再臨のように1ヶ月ぐらいは良い稼働をするとは思いますが、長期に渡り高稼働することは難しいでしょう。



ここで問題になるのは販売台数になります。



現在、ミリオンゴッドゼウスのホールでの設置台数が約1万4千台、ミリオンゴッド神々の系譜が約2千台設置されています。



この2機種の合計の1万6千台がミリオンゴッド系の純粋な市場でのニーズになります。



この1万6千台に新台ニーズを足したとしても、3万台ぐらいがアナザーゴッドハーデスの新台としての適正台数ではないかと思います。



今回、アナザーゴッドハーデスは5万7千台の販売を予定しているということなのですが、この数字は明らかに供給過多ではないかと思っています。



しかも、パチスロの新台ニーズが落ち込んでいて、コイン単価の高い機械が苦戦している中でのアナザーゴッドハーデスのコイン単価4,6円が市場でライトユーザーに支持されるかどうかは疑問でなりません。



ライトユーザーに支持されなければ、5万7千台を埋めることは難しくなります。去年のミリオンゴッドゼウスは最終的には8万台が販売されましたが、今では1万4千台しか残っていません。1年で6万6千台が撤去されたのをみると、明らかに供給過多だったことになります。8万台販売されたミリオンゴッドゼウスは中古価格が暴落して、すぐに数万円代になりました。



今回のアナザーゴッドハーデスも需要と供給のバランスを考えると、中古価格が暴落してもおかしくはありません。



販売をするフィールズがどのような売り方をするかはわかりませんが、今回のアナザーゴッドハーデスの販売は苦戦することが予想されます。



我々ホール側はアナザーゴッドハーデスの自店での適正台数を冷静に見極め、無理をせずに適正台数を導入することが、お客様や業界のためになるのではないかと思います。





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他業界に学ぶ ホテル業界編

異業種交流会というのがある。自分たちの業界だけでは物の見方が固定化してくるので、新しい発想も生まれない。そこで、異業種の人たちと交流することで「自分と全く違う思考・性格の人と話す」「ビジネスにつながる人脈を築く」ことなどを目的に交流会に人は集う。



ということで、ホテル業界のことについて書いてみる。



一流ホテルに就職したAさんは、新規開業するホテルの準備室メンバーに選抜され、土地勘のまったくない町にやってきた。



ホテルは宿泊、宴会、料飲の3つの部門から成り立っているが、最も大きな収入源は宴会である。



新たに開業するに当たり、まず、やらなければならないのが宴会の営業だ。



それで、Aさんが最初にやったことは、ライバルとなる市内の各ホテルに日参して、宴会場の看板調査だった。どこの企業がどんなパーティーをやっているかが、分かれば、営業もかけやすい。



開業後は宴会セールスの支配人として陣頭指揮を3年ほど執った後、ブライダル部門へ移った。



1年は365日あるが、ブライダルに適した日にちは、年間わずか75日しかなかった。



まず、暑い真夏や梅雨の時期、寒い冬の時期は敬遠されるからだ。



気候のいい春と秋の土、日、祝日となれば、75日ぐらいしかない、ということだ。



ブライダルの売り上げを上げるために、Aさんはウィークデーのブライダルを売ることを考えた。



そこで、ターゲットとしたのが、日曜、祝日もなく働いている百貨店や不動産業界だった。



彼らは平日が休日なので、平日に結婚式を挙げれば会社の上司、同僚を心置きなく招くことができる。



この作戦はズバリ当たった。



料飲部長になった時には、肝を冷やす経験もした。



農機具メーカー主催のパーティーが開かれた。招待客は1500人の農家の人だった。



昼食にカレーを出した。



味が好評でお代わりをする人が続出した。ここでホテルの計算違いが出た。



そんなにお代わりするとは思っていなかったので、ライスが足りなくなったのだ。



ホテルとしては「ライスがなくなりました」とは口が裂けてもいえない。



ここで部長は判断を迫られた。



「よし、従業員用の米を使え」と厨房に指示を飛ばした。



お客用の米と従業員用の米では、もちろん、同じ米ではない。従業員用は安物の米を使っている。



しかし、米を作っている農家の人の舌を誤魔化すことはできない。この時腹を括った。



最後は総支配人と土下座するしかない、と。



不安は的中した。



「最初の米と違いますね。出せばいいというものではありません」とお叱りを受けることになる。



さすがに、従業員用を使ったともいえず、「吟味不足で申しわけございませんでした」と平身低頭で謝った。



「自分のホテルが一番だということを頭に植え付けて、営業していました。会社の不平、不満をいっていたらダメ。自分の会社とお客様を好きになること。それによって、お客様が我々を好きになってくれる」



パチンコ業界の場合、会社を好きになる前に、自分の仕事に胸が張れるようにしなければ、会社を好きになることもできない。



仕事に胸が張れるという事は、社会に役立っているかどうかということにつながる。







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死語になった?ホールとメーカーは車の両輪

デフレでモノの値段が下がりつづけているが、遊技機の値段だけは高目安定で、推移している。



パチンコメーカーでも上位メーカーとなると、遊技機価格を下げる発想は、そもそも持ち合わせていない。



かつて液晶テレビは1インチ1万円、といわれた時代があった。液晶の大型が進んでいるが、1インチ1万円時代にはスタンダードだったサイズの32インチが32万円もしていた、ということ。



今、32インチなら4~5万円で販売されている。



液晶で一大躍進したシャープが、液晶価格の急激な下落で、もがき苦しんでいる。



ブラウン管テレビ時代はブラウン管自体が重たかったため、輸送コストがかかるので、ブラウン管工場とテレビの組立工場は隣接していた。



ところが、液晶は軽いので、輸送コストも割安になったために、組み立てはどこでもできるようになった。そんなことが液晶テレビの値段がどんどん下がって行った一因でもある。



そんな液晶テレビの末路を目の当たりにしてきたパチンコメーカーの関係者はこう語る。



「機械代は何十年もかけて40万近くの値段まで上げていった。それをみすみす下げるつもりは毛頭ない。日本の家電メーカーのような二の舞を踏みたくないからね。そもそもパチンコ機は特許の塊だから、他業界から簡単に参入もできない。パチンコ機の値段は下げるものではない。下げてはいけないものだ」と言い切る。



ホールがいくら機械代が高い、高いと文句を言いながらも、結局は買ってしまうから、メーカーは至って強気な発言をする。



「ホールさんは液晶テレビが安くなっているのだから、パチンコ機も安くしろ、というが、そもそも比べる対象ではない。国内産業でもパチンコ機は値段を下げなくてもいい数少ない分野。パチンコは値段を下げなくてもいい、と自信を持って言える産業だ」と胸を張る。



言われてみれば、そうだ。



鳴り物入りで販売された大型版権がこけたことは、一度や二度ではない。もう、数え切れないぐらいだ。



大手ホールともなるとそんな失敗作を大量導入して、大損を被っているのに、メーカーが損害賠償を請求されるわけではない。



そういう意味でもパチンコ業界は本当に特殊な業界だ。



むしろ、失敗作を作った方が買換え需要があるぐらいにしか、思っていないようにも見えなくもない。



「ホールさんはそれが嫌なら買わなければいいじゃないの。新台を買わなければ営業できないホールさんの方が悪い」と至って強気。



しかし、ユーザーが減り、ホールが減れば、いつまでもメーカーが強気でいられるはずもない。



「下位メーカはいずれ淘汰される。潰れるメーカーは潰れたらいい。生き残ったメーカーだけでやった方がやりやすい。発売時期や台数も調整し、工場も融通しあえば、業界が縮小しても上位は生き残れる」



ホールとメーカーは車の両輪といわれていたが、今や死語に近い。



ホールも新台を買わなければ営業できないというマインドコントロールから、解き放たれなければならない。







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コイン単価1円台の甘スロ登場

スロットにはジャグラーのようなコイン単価2円20~30銭の機械からGのように4円60銭近くいく機械もある。



ジャグラーはたとえコイン単価が低くとも、3年満了するまで使える安定した機種として人気が高い。



一方のコイン単価が高い機種は、最初から長期稼働させる目的ではない。短期間で回収できると踏めば、導入する、といった機種だ。



コイン単価が高いということは、それだけユーザーも使うおカネがかかるということなので、当たれば見返りはでかいが、ユーザー自身が追っかけてこられない。



実際、スロットでめしを食べているスロプロは、コイン単価の高い機械は最初からターゲットにはしない。



「プロは荒い機械は狙いません。1万入れて設定が分かるか、3万入れて設定が分かるか、ということです。ところが、荒い機械はいくらおカネを入れても設定が分かりませんからね」(スロプロ)



4円パチンコの稼働が低迷するように、20円スロットの稼働も比例して下がっている中、20スロで新たな客層を呼び込む機種が登場しようとしている。



カテゴリーは「甘スロ」で、コイン単価は1円台、ジャグラー系よりもさらにコイン単価が低い。



「ジャグラーは1万5000稼働が3年間続くことが読めますが、それよりももっと甘い機械にしました。確率が高くて、甘い機械ですから、売り上げは上がりませんが、その分、お客様には喜ばれます。スロットでこのカテゴリーがありませんでした。お客様も5スロで勝つより、20スロで勝った方がうれしいに決まっています。この機械ならわざわざ5スロで使う必要もありません」(開発関係者)



そもそも、どうしてこんな甘い機械を開発したかというと、ホールが求める売り上げが上がる機械、差玉の出る機械を全メーカーが追い求めていった結果が、客離れにつながっているからだ。



例えば、コイン単価5円の機械なら、ユーザーも差玉は1万枚、20万円取れることを望む。



これがコイン単価が2円ぐらいならユーザーは3000枚=6万円も出れば満足する。



それよりもさらに低いコイン単価なので、ユーザーも大負けすることがない。



甘スロの特徴はベタピンでも、ホールがぼったくり出来ない設計になっている。



売り上げがあまり上がらない=ホールが嫌がることは、ユーザーが喜ぶことにもつながる。



ユーザーが嫌がることばかり続けているのだから、ユーザーが喜ぶ選択肢も必要だろう。







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