パチンコ日報

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10万円の「手軽に安く遊べる遊技機」が出れば遊技人口は回復するか!?

東京ディズニーランドが30周年を迎えた。相変わらず根強い人気を誇っているが、やはりそこはリピーター客に尽きる。



30周年ということは子供の頃に親に連れてこられていた層が、家庭を持ち、子供を連れて行く世代になっている。リピーターがリピーターを生む。このサイクルがディズニーランドの強みだ。



今、一番パチンコ業界に欠けているのがこの部分だ。



「パチンコは面白いから行こうよ」となかなか誘えない現実。むしろ、パチンコへ誘うことは、パチンコ依存症の予備軍を増やすかのように取られてしまう。



パチンコを止める人の理由のトップは「おカネがない」、「おカネが続かない」とおカネにまつわるものだ。



フィーバーが登場して30年以上経つが、これを契機にパチンコはおカネがかかる遊びになっていて、ここ最近、急におカネがかかるようになったわけではない。



客側の投資に対して負ける頻度が高くなったため、勝ったおカネを再びパチンコに投資するサイクルが壊れただけだ。



むしろ、ホール側がそのサイクルを自ら放棄した、といった方が近い。機械代を回収するために、釘をガチガチに閉めれば、誰だって打たない。



そんなことは子供でも分かるのに、出してお客を集める度胸のある経営者が少なくなった。



出せば、開店プロに狙われるだけ。それが怖くてバカ出しもできない。



それは新台入れ替えでチラシやサイトで告知するから来て欲しくない開店プロに狙われる。



それなら、一切告知せずに、稼働が一番落ちる月のサイクルの中で、例えば給料前に日などに思いっきり回す習慣を付ければいいのではないか。



日本社会の傾向として晩婚化が進んでいる。



それだけ、独身者が増えている、ということだ。独身者は家庭持ちのサラリーマンに比べれば、自由に使える小遣いは多い。



本来、晩婚化が進めばビジネスチャンスにも関わらず、パチンコ人口が増えないのは、前述の通りだ。



全日遊連と日工組、日電協の3団体が6月21日に「遊べる遊技機の意見交換会」を開いたようだ。



パチンコ人口がジリ貧になるのは、手軽に安く遊べる遊技機が市場に足らないことが原因で、その対策として会合が持たれた。



一番の問題は仮にメーカーがホールが要望する機械を開発したとしても、ホール側の運用方法が悪ければ、元の木阿弥。



メーカーにはそういう思いは頭の中にあるはずだ。



そもそも、40万円近い価格の「手軽に安く遊べる遊技機」では、機械代を早期回収する慣習はなくならない。



20万円とはいわない。一気に10万円の「手軽に安く遊べる遊技機」が出れば、パチンコ人口は回復するかも知れない。







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メーカーもホールも同じ穴の狢

あるメーカーは業界の将来予測として、5000店舗でのシミュレーションを行っている。



ホール軒数が減れば、当然、遊技機市場もそれに伴って縮小して行かざるを得ないが、市場を拡大する考えよりも、自社が生き残ることしか考えているきらいが強い。



そんなメーカーばかりだから、遊技機市場は先細るばかりだ。



業界を育成するよりも、縮小するパチンコ業界の次の柱として見据えているのがカジノだ。



ユニバーサルエンターテインメントは、2500億円という巨額な投資額で、大規模なカジノリゾート施設をフィリピンで建築中だ。



このケースは別格として、遊技機メーカーとしては当然、これまで培ってきたパチンコ、パチスロのノウハウを元に、カジノマシンの分野に進出したい。



第2保通協といわれる遊技機試験機構(名古屋市、山本恵理事長)が2月4日、国家公安委員会から指定試験機関のお墨付きをもらった。



この第2保通協には新たな役目もある、という。そのキーワードがカジノである。



メーカーのカジノ志向は水面下では着実に進んでいる。



かといって、ホール側がファンを育てているかというと、それも実践されている気配はない。



「抜ける時に抜く」というのが、大方のオーナーの共通した認識だろう。



1/319デラックス海物語の稼働もしっくりこない。お客は当たりやすい方へと流れる傾向が加速している。



都内の有力ホールでさえも午前中からMAX機に座る客が消えた。



稼働が下がる中で、利益を確保するには釘を閉めれば、簡単に利益は確保できる。薄利多売という言葉はどこに行ってしまったのか? 粗利30%というのが当たり前になってきている。



これが抜ける時に抜く、という意味でもある。



稼働が落ちている時に、これだけ抜けば客が消えるのも、もっともなことだ。



ある店舗は主力店舗の建て直しに2億円投資した。新台もたっぷり買い、最新の設備も導入したが、客足は戻らず、残ったのは支払いのみ。



2億円の何十分の1かでも出玉で還元するだけで、客は戻り、支払いに追われることもないはずなのだが、営業本部長の考えは新台導入以外にない。



こうした考えの店長や部長が大半だからメーカーは儲かるともいえる。



新台投入で失敗したカネは新台導入で取り戻す。そのためには会社から機械代の予算を貰わなければいけない、という思考回路だからメーカーは笑いが止まらない。



新台導入以外に集客方法する方法は、あの全国大手でさえも苦慮している。



最近入っていたチラシには赤井秀和の顔写真が大きく載っていた。



ライバル店が泉ピン子を呼んでいた対抗策なのかも知れないが、全国大手にはもっと王道を追求してもらいたいものだ。







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眠っているパチスロコンテンツ

4号機で北斗の拳と並ぶ大ヒット機種の吉宗は、5年前に5号機として1度リリースされて以来、出てきていません。



超ビッグコンテンツである吉宗が5年もの間、凍結していることはパチスロ業界として、かなりのマイナスになります。



パチスロ市場に吉宗がないことによって、パチスロ休眠プレイヤーが増え続ける原因の一つになっています。



一人のユーザーとして、液晶が大きく、綺麗になり、あの4号機の吉宗の演出がどう進化して登場してくるかが楽しみで、一日も早く打ってみたいと待ちわびています。



この5年間、大都は吉宗を販売しなくても、他の機械が常に売れていて、吉宗を販売する必要性は少ないかもしれませんが、パチスロ業界としては大打撃です。



時が経てば経つほど、吉宗というコンテンツ力は薄れていきます。



エヴァンゲリオンのように毎年リリースすることもどうかと思いますが、吉宗のように寝かせすぎも良くないと思います。



アラジンや獣王などはずっとリリースされていないので、ユーザーからはすっかり忘れられた存在になり、エウレカもそろそろ危ない時期にきています。



9月にカイジが5年弱ぶりにリリースされますが、どんなに期間を置いても、5年以内での再リリースを望んでいます。





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韓流テーマパーク、いつやるの?今でしょう

マルハンが大阪・新世界にあったフェスティバルゲートの跡地を一般競争入札に参加して、14億2000万円で落札したのが2009年1月30日だった。



当初の予定では解体・建築費用も含めて投資額は55億円。ボウリングやゴルフ、カラオケなどの2階建ての複合レジャー施設「ツーテン・ゲート」(仮称)を建設。今年6月のオープンを目指していた。



市との契約条件で5年間は風俗営業のパチンコ店はオープンできないことになっている。



フェスティバルゲートを解体して、更地にするだけでも大変な工事だった。解体中に東日本大震災が起こり、解体工事にも遅れが出た。



着工に遅れが出ていた「ツーテン・ゲート」計画から一転、7月9日にマルハンが発表したのは「韓流テーマパーク」だった。



それによると、総工費は約100億円で、今秋に4階建ての建物を着工。1年後の秋に建物を完成・オープンさせる。



館内は韓流スターがプロデュースする衣料、グッズ販売店、飲食店などのほか、韓国からの輸入食材を扱う食品スーパーを展開。多目的ホール「K-POPホール(仮称)」を併設し、韓流スターのショーなどを楽しめるようにする。



年間売上高は50億円で、年間来場者は300万人を目指す。



落札から4年。



この間経済状況も大きく変わった。



当初計画していたボウリングやカラオケでは集客力に限界がある。



約1年前、マルハンのツーテン・ゲートに関するエントリーをアップした。



この時点では韓流テーマパークの計画はまだ浮上していなかったような感触だった。



李明博元大統領が竹島へ上陸したのが8月10日。これを契機に日韓関係が急激に冷え込み、韓国を訪れる日本人観光客が激減。



韓国旅行業協会によると、昨年10月からは訪韓する日本人観光客数が毎月、前年比で30%以上減少。12月には旅行会社を通して韓国を訪れた日本人は前年比41.3%も減少している。



李明博元大統領が竹島へ上陸する前までは、K-POPスターが日本の歌番組を席巻していたのに、昨年は紅白からも姿を消した。



こういう時期に、あえて「韓流テーマパーク」をぶつけてきたのは、冷え切った日韓関係を文化交流によって修復する狙いがあるのかも知れない。



マルハンの韓流テーマパークについて業界関係者はこう読む。



「パチンコ店をしないのに1000台の駐車場は必要ないでしょう。まして、100億の総工費を掛けている訳ですから、飲食、多目的ホールで回収出来るとは考えにくい。いずれパチンコ店になるはず」



また韓国人実業家はこう見る。



「日本人のおばさんが韓流スター熱狂したが、冬ソナでそもそも終わっている。韓国の資本家が2~3年前同じことを考えてシミュレーションを立てたが中止した。K-POPは政府の国策だったが、この先韓流ブームが復活することはない」



一方、顧客の反応はというと…



「そんなものを作るのなら、本業でもっと玉を出して欲しい」



ごもっとも。



3年、5年後どう変わっているのか注目したい。







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地元の主婦らに会員カードを作らせるウチコ軍団

某所で500台規模のホールがグランドオープンした。市街地ながら立体駐車場も完備している。



オープン前に会員募集するのは、どこでも見かける光景だ。500台規模の店舗に会員申し込みは事前に1500人以上となった。



同区に居住している人のみを会員登録可能にもかかわらず、オープン前に申し込みが殺到した。



オープン初日は、平日にも関わらず、100%稼働となるが、ホールのプロの目で見るとウチコ軍団が40~50人はいた。



ウチコ軍団がグランドオープン時に、大挙押し寄せるのは、これまたどこでも見かける光景である。



ホールは最初が肝心とばかりに、ウチコ軍団排除にかかった。



当分の間、出玉共有などはできない、との張り紙を出した。



カードの共有、出玉の共有、京楽機種などの撚り打ち、止め打ちなど見つけ次第スタッフは、役職に報告する体制を敷いた。



1回目はそれらの行為をやめてもらうように丁寧にお願いをするが、2度目からは見つけ次第、問答無用で出玉没収と出入り禁止の措置を取った。



ところが、ウチコ軍団も黙ってはいなかった。



オープンから数日、ウチコの親玉が警察を呼んだ。



「こっちはこれで飯を食っている」

「没収や出入り禁止は困る」

「交換させろ」

「補償しろ」と不満をぶちまけた。



明らかな不正を働いているわけではないので、所轄では事態を収拾することができず。そんな騒ぎが、連日のように1週間ほど続いた。



ウチコの軍団は、○都と神○の大きなグループだった。



この2グループ以外に、小さなチームやピンもくっ付いてきていた。



ホールも負けていなかった。スタッフがウチコ探しに目を光らせているので、すぐにバレてしまうことが多かった。



見つかったウチコは、悪態をついて会員カードを投げ捨てて店を出て行った者もいれば、一人でカードを10枚くらい持っていて、フリスビーの様にホールに投げる者もいた。



事務所で没収した会員カードが200枚以上にも上った。



地元民でなければ会員カードは作れないのに、どうしてウチコ軍団は大量の会員カードを持っていたのか?



方法はこうだ。



近所にスーパーがある。そこで主婦などを勧誘し会員カードを作らせて、そのカードを買い取る、というシステムを軍団は編み出していた。



再プレイは、1日1000玉が上限。そのため大量の会員カードが必要になった、という次第だ。



こうして、ウチコ軍団は去っていった。



それに伴って一番稼働が下がったのが海コーナーだった。



ただ、ウチコはやわではなかった。



一度会員カードを作った客が、また会員登録しようとしたので、注意しようとしたところ、住所と名前が違う。



特徴のある顔だったので、役職者も見覚えがあった。



ということは偽造免許証を使っている可能性もある。



この店を追い出されたウチコ軍団が向かったのが、近所で回す、と評判の店だった。



「いや~、ハウスルールで追い出すのにちょっとの間苦労しました」(店長)



軍団対策には顔写真付きの会員カードが必要になってきそうだ。





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