パチンコ日報

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客と従業員の関係

どんな業界にも様々な人間模様がある。



そんな話がある交流会で話題になった。



口火を切ったのはホール関係者だった。



ホールで契約スタッフとして働いていたA君は、常連客の若くてかわいいフィリピンパブで働くホステスに好意を抱くようになった。



A君はダイレクトだった。



「2万円でホテルに行かないか」と営業中にナンパしてしまった。



もちろん断られるのだが、彼女は仲間にナンパされたことを打ち明けた。



その話を聞いた男友達がA君をゆすりに来た。



「従業員が客に手をつけていいと思ってるのか! 会社にバラしたらお前はクビだ。バラされたくなかったら100万円払え」



とても100万円は支払える金額ではない。交渉した結果、20万円で手打ちした。



カネを払ったことは、瞬く間にフィリピンコミュニティーに伝わることになる。



パチンコ店には何人かのフィリピーナが来店していたので、違うフィリピーナがその話を店長にしゃべったことから“事件”が発覚した。





店長がA君を問い詰めたところ素直に「はいその通りです」と認めた。その場で契約を打ち切られてしまうことになる。



身から出た錆。同情の余地はない。



この話を聞いた大手スーパーの関係者が口を開いた。



女子大生がアルバイトでスーパーで働いていた。シフトが決まっているのに、休みの日に来て、タイムカードを押して働くようなタイプだった。



就活に失敗してそのスーパーで雇って欲しいといってきたが、最低限のルールも守れないので雇うことはなかったが、ある時、その子がデリヘルで働いている、という噂が流れた。



風俗もない田舎町だったので、デリヘルが盛んな土地柄だった。



スーパーの正社員がデルヘルを呼んだ時に、本当に彼女が来た、というのだから呼んだ方も、呼ばれた方も罰が悪かった。



事情を聞いてみると、いつも買い物に来る客にスカウトされてデリヘル嬢の道に入ったらしい。



スーパーが正社員採用していたらこの道に進んでいなかったかも知れない。



今度は街道沿いのドライブインの責任者が話しの輪に入って来た。



利用客はトラックの運転手が多いので、愛想が良くて、かわいい子を採用するのが、この業界の鉄則らしい。リピーターが増えるからだ。



ところが、街道沿いの定食屋では、募集してもなかなか、かわいい子の応募がない。時給を950円に引き上げると、やっとボツボツ応募が来る。



やっと採用しても、新たな問題が発生する。



かわいくて愛想が良いと、客から声をかけられたり、電話番号を渡されたりりする。この程度で済めばいいが、中には仲が良くなった客の伝票を付けない子も出てきたりで、「従業員の募集から管理まで、パチンコ業界以上に大変だ」と嘆く。



ホールの女性スタッフも客からの誘惑は日常茶飯事だ。



中にはストーカーまがいの客も出てくる。



遅番ともなるとそれが怖くて辞めていくスタッフも少なくない。



従業員を外敵から守ることも店長の責務となる。



あるホールでは主任以上の役職者が遅番の女性スタッフを自宅まで送り届けるケースもある。ところがこれも良し悪しで、「主任とできているんじゃないか」と変な噂が流れてしまうことも。



再び別のスーパーの関係者が口を開いた。



万引きで捕まえた女が同級生の母親だった。



「店長にもいわないで、警察にも知らせないで」と懇願しながら子供時代の昔話を始めた。



情にほだされた。同級生の母親を突き出すのもためらわれた。



それで許すことにした。



1年ほど経って、「やらせたら許してくれた」という噂が流れているのを同じスーパーの従業員が飲み屋で聞いた、という。



噂にはガセもあれば、本当のこともある。



どの業界にもドロドロとした人間模様が渦巻いている。





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