三木代表はスロ専を経営する企業に9年間勤務した後、2007年にホール運営コンサルタントとして独立。2010年から東北で81台の直営スロ専を経営している。
エスサポートは直営店のデータなどをベースに、機械選定と設定で稼働を上げることを得意としている。
スロ専の王道営業を列挙してみるとこうなる。
1.機種配列
2.設定配分
3.出玉演出
4.人材、接客
5.機種選択
この5項目を徹底することが他社との差別化につながるわけだが、意外とおざなりにされているのが「機種配列」だという。
エスサポートの機種選定の方法はレポートを書いてから、何台買うかを決めるわけだが、過去の失敗から学ぶ新台選びの法則がある。
以下のような新台はまず疑ってかかることから始まる。
1.過去のヒット機種には飛びつかない
(ビッグネームに騙されない)
2.ヒットした類似機種(他メーカー)には手を出さない
(例、北斗タイプ、ジャグラータイプ)
3.ゲーム性や演出が同じでスペック違いは要注意
(新鮮味がまったくない)
4.「業界初!」「新機能!」には飛びつかない
(タッチパネル、3D)
5.大ヒット機種の次の機種には要注意
(売れない機種を間に挟みこむ傾向あり)
6.芸能人ものには飛びつかない
(スロットのストーリー性が出しにくいので、芸能人もののスロットは当たらない)
7.コンセプトがずれている機種には要注意
(高純増の機械は瞬発力がない)
8.マニアックな視点で判断しない
(万人受けするものがよい。スロットマニアが新台を選ぶと非常に危険)
以上のことに注意しながら失敗しない機種選定を行うことが肝心となる。ダメな新台を購入すると、その台を撤去するためにまた次の新台が必要になる。
つまり、1機種の失敗は2機種分のコストがかかることを肝に銘じなければならない。
ヒット機を見極める9つの要因がある。
■娯楽性
(1.キャラクターの世界観、2.演出・出目、3.ストーリー性)
■万人性
(4.メーカーへの信頼度、5.分かりやすさ・シンプルさ、6.打ちやすさ・疲れなさ)
■ギャンブル性
(7.甘い、8.瞬発力・一撃性、9.当たりやすさ・連チャン性)
この9つの要素のうち、3つあればバラエティーコーナー、5つあれば定番コーナー、6つあれば看板台として使うことができる。
そして、何より重要なことは新台を購入する上で徹底的に無駄を排除することである。
ではどんな新機種が無駄かというと次の3つだ。
1.買っても買わなくても何も変わらない機種
2.買うと店全体に悪影響がある機種
3.付き合いや機歴のための機種
失敗しない新台を選ぶことが、客側にも負担をかけないことにもつながる。

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