パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

21世紀会でパチンコに変るネーミングを募集して

とある下着メーカーが「特盛ブラ」を発売した。非常にインパクトのあるネーミングだ。商品のボディーコピーには「史上最強の盛りを叶える『特盛ブラ』。谷間を作るだけで終わらせない”寄せる+盛る”仕様で着けるだけでふっくら「特上」の盛りを作ります♪」と書かれている。

ところが、この会社の女性社員からはこのネーミングは極めて評判が悪い。

「牛丼でもあるまいし、ブラジャーに特盛なんてないわよね。もっと別のネーミングはなかったのかしら。ダサくて買う気になれないよ」と社内では口に出せない不満を付き合っている彼氏にぶちまけた。

女性社員はダサいと不評だが、では、良いネーミング条件とはこうだ。

① インパクトがあり記憶に残る
② 会社や商品・サービスが分かりやすい
③ 親近感がわき愛着が感じられる
④ 買いたい、使いたいと思わせる

このネーミングで特盛ブラがどれぐらい売れているのかは定かではない。ただ、良いネーミングの①~④まではクリアしているようにも思える。

ネーミングがどれだけ大事かというと、ネーミングを変えてからバカ売れした商品が少なくないからだ。

代表的なものでは伊藤園の「お~いお茶」がある。改名前はただ単に「煎茶」とパッケージには印刷されていた。この一風変わったネーミングは、お茶摘みの時の「お~い」という掛け声のイメージをお客様に伝えたいということに加え、家庭的な雰囲気を演出して売り場から「お茶をどうぞ」と語りかけるような商品名を検討した結果だった。

その他、ネピアのティッシュBOXは、それまで名前すらなかったが、「鼻セレブ」と付けたところ、高級感が出て売れるようになった。

で、特盛ブラの女性社員の話に戻そう。

彼女が付き合っている彼氏は大のスロット好きだが、「パチンコ屋へ行ってくる」とは絶対に言わない。ホールへ行くときは「スロットへ行ってくる」と言って出かける。

「チンコ、ウンコ、パチンコと最後にコが付くのはダサい。パチンコよりスロットの方がだいぶ増し。パチンコでは若者には受け入れられないダサさがある。だから早くパチンコという呼び方は変えた方がいいよ」とアドバイスを送る。

パチンコというネーミングがよくない、ということは日報でも散々指摘してきたことだが、業界が本腰を上げて動く気配はない。パチンコというネガティブなイメージがパチンコノンユーザーに刷り込まれているので、パチンコのままでは新規客の開拓は難しい。

前述したようにネーミングを変えただけで売り上げが上がった商品があるように、パチンコも名称を変えてイメージが良くなれば、新規客の開拓にもつながるというものだ。

パチンコ・パチスロ産業21世紀会の最重要課題として、ネーミング変更を真剣に考える時期でもある。世間一般からパチンコに替わるネーミングを公募するのも一つの手だ。やらないより、やった方がいいのに決まっている。

パチンコに替わる爽やかで思わずホールに足を運びたくなるネーミングを期待したい。



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潰れるホールの共通点はバックヤードや制服が汚い

最近、スタッフをお店に連れて行った際、お店に思うことがあります。

1つ目は更衣室や休憩室があまりにも古く、汚いこと。

電気が薄暗く、まるで倉庫の中で着替えさせられているようだ。スタッフの靴、着用後のシャツなどがあるのでとにかく臭い。

ロッカーの名前シールを貼るところは、前に使っていた人のシールを剥がして破れて汚く残ったまま。

なぜかボコボコに変形した扉。鍵があったり無かったり。ここを使って下さいと開ければ辞めた人の私物がそのまま。ゴミや食べ残したお菓子など放置されたままになっている。

休憩スペースはタバコのヤニの匂いが残っていて臭い。ソファーはボロボロで変色していて汚い。パイプ椅子などは歪んでいて座るとカタカタと不安定。

机も無造作に置かれていて長さも高さも違う二つが並べられている。

休憩スペースなのに「休まる場」では無い。部外者なので特に感じるわけだろうけど。新人さんが見たらどう思うのでしょうか。

長年お勤めになっていると、こう言う面は気付かなくなるのか。

自分が新人だとしてこれから働く「職場」が汚かったら、テンション上がりますか?

2つ目は制服が粗雑に扱われすぎていて汚すぎる。

渡された制服のボタンが無い。破れている。汚れている。かなり前にクリーニングされビニールが白濁している。開けると独特なクリーニング臭がきつい。

正直「え?これ着るんですか?」レベルだ。

ボールペンをポケットに差し込む際に出来る汚れは落ちない。襟はクリーニング店からも「この汚れは落ちないかも」と言われたり。ズボンの裾上げシートが取れてしまい引きずって履くので破れている。ベルト通しの紐も切れたままのズボンも多い。

自分が新人だとして、こんな汚い制服に着替えろと言われてテンション上がりますか?

3つ目は、バックヤード全般(廊下や事務所)が古臭く汚い

ダンボールが山積み張り紙だらけ。ホワイトボードも古くて消えない。水回りもトイレも汚い。インカムなど置くテーブルも煩雑でごちゃごちゃしている。

整理整頓が全くと言っていいくらい出来ていない。

私が色々訪問させて頂いている企業で、潰れていく(買収される)企業の共通点は、とにかく「汚い」ことだ。

これはトップのクオリティの問題なので、なんとも言えないが、社長、部長、店長がそれで良いと思っている。

汚いことに慣れてしまっている。そう言うケースが多いわけだが。

正直、お客様ファーストなのは分かる。

スタッフにお客様サービスの質を求めるのなら、スタッフが良質な気持ちになれるようにしないと、良い接客などは無理ではないだろうか?

汚い部屋や廊下で朝礼して「笑顔で!」なんて言われても。

お客様の設備ばかり良いものにしているのは良いが、お客様に一番に触れるスタッフをもっと大切にしないと、なにかボロが出てしまわないだろうか。

私が感じる「潰れる店の共通点」は当たっているように感じる。

これだけが理由では無いけど、汚く、臭い制服を着せて接客させるから、スタッフの気持ちが乗って来ない。だからお客様に伝わって離れていくのではないだろうか。

こんな風になれば良いなと思うことをツラツラと・・・

男女の更衣室が別の階にある(配慮してあげて欲しい)。

女性更衣室には化粧台が設置して欲しい。

休憩室は隣同士の距離が取れる配置にして欲しい(休憩中に異性が近すぎるのは問題かと思う)。

休憩室の壁紙の張り替え。

ソファーや椅子の取り替え。

匂いの対策。

ロッカーの新設。

冷蔵庫や電子レンジの新調。

喫煙スペースの見直し。

制服はリースなどにして毎日綺麗なものを着用。

廊下や事務所をもっと綺麗に整理整頓させる。

毎日当番制にして掃除する。

ロッカーの中を週に一度は確認し清潔にする。

匂いのきつい靴やシャツ類の整理、廃棄。

派遣会社から見た「欠点」をいくつか書かせて頂いた。

これが改善されれば、今よりもっと「新人の即トビ」が防げるでしょう。

朝礼やミーティングで話される事に説得力が出ます。良質な気持ちで準備してホールでお客様に良い接客が出来ます。そうすればお客様が今よりもっと気持ち良く遊技して下さいます=稼働UPに繋がると信じています。

新人が気持ち良く好感を持ってくれると継続率が上がる。継続率が上がるとシフトも安定してくる。辞める人が減るので欠員の補充のための採用費が削減できる。そうやって店に好感を持ってくれると必ず友達を紹介してくれます。そうなれば採用費はもっと削減出来ます。

また長く勤めてくれるとお客様の安心感が上がる=業績UPに繋がると信じています。

今回は「ここを直せばもっと良くなる」を書きました。皆さんのお店、どうですか? もし、あなたが新人だとしたら今のお店に「テンション」上がりますか? 少しの工夫で良くなりませんか?


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筐体の巨大化でデータランプが完全に隠れることで問われる存在意義

パチンコ筐体がどんどん巨大化する中で、これ以上縦に伸ばすことはできないので、横に伸ばす発想があるとのエントリーを1年前にアップしていた。逆転の発想で実現出来たら面白い。その時には遊技機部品開発のヤマダが2013年のNEXT展でコンセプト展示していた写真のようなカプセルタイプなら、むしろ横長の方がマッチしている。



こんな場所を取る遊技機は、なかなかホールへの導入は難しいが、カプセルコーナーがあるだけでも新規客の開拓に貢献できそうだ。このタイプの遊技機が実現した暁には、椅子も連動して動くようにしてもらいたいものだ。

で、話を戻そう。

筐体巨大化の中で、これ以上縦に伸ばすことはできない、と思われた。それはデータランプが見えないからで、各メーカーもかろうじてデータランプが見えることを前提に大型化が進んでいた。ところが完全にデータランプを隠す機種の登場も相次いでいる。データを見るときは横から覗くことになる。台選びの時に最初に確認するだけ。遊技中は、データランプは見ないということで、振り切った感じだ。

全日遊連がいかに巨大化筐体競争を止めるように要望しようが、メーカーは聞く耳を持たない。何故なら、文句を言っても買うからである。稼働が上がり、売り上げが期待できるなら巨大筐体でもホールは買う方を選択してしまう。その辺はメーカーが一枚上手だ。

筐体の巨大化はついに、一線を越えてデータランプを隠してしまったわけだが、これに危機感を持っているのが、ほかならぬデータランプメーカーだろう。ユーザーからはデータランプが隠されるだけでなく、手が入らずボタンが押せない、という問題まで起きている機種もある

データランプメーカーも見えなくなって行く流れは読んでいて、その対策は考えているようだ。

具体的にはデータランプとスマホをUSBケーブルでつないで、手元で見てもらう発想だ。スマホには専用のアプリをダウンロードする必要はある。遊技機データをネットで公開しているホールやオンラインで見られるサイトもある。スマホで見ることは一般的になっているぐらいだから、特段驚くことでもない。

でも、なんだか本末転倒のような気がしないでもないが、データランプの在り方が問われようとしている。

バラエティーコーナーは巨大筐体が入り乱れて、魑魅魍魎の世界になっているが、海コーナーは非常にすっきりしたコーナーを維持している。

災害時に安心・安全なパチンコ店で社会貢献を

ホールが自治体と防災協定を締結するケースが増えている。

例えば、こんな具合だ。

大阪府は、南海トラフ巨大地震への備え、人的被害、経済被害を軽減ために、災害応急対策や災害復旧などに協力できる民間団体や企業などと各種防災協定の締結を進めている。

この呼びかけに呼応する形で、アンダーツリーは洪水や高潮時に緊急避難場所としてホールの立体駐車場を使うことを大阪府内の各自治体と締結している。同社はこの活動をさらに広める形で滋賀県彦根市とは、大雨の時に自家用車が水没しないようにホールの立駐に移動できるように、一時避難に関する締結を結んでいる。

同様の締結はネットで検索してみると、山形県遊協、長崎県遊協、佐賀県遊協、鹿児島県遊協、沖縄県遊協が各県と結んでいるホール企業単体では成通グループ、善都、ダイナム、安田屋、日光商事、パチンコABC、公楽、ニラク、大木屋など大手から中堅ホールが社会貢献活動に協力している。

さらに一歩、突っ込んで近いうちに起きることが想定されている東京直下型震災のような大地震が起こった場合、大都市圏では交通網が麻痺して帰宅困難者が相当数出てくる。

神奈川県遊協の取り組みは2019年8月、横浜市・川崎市・相模原市と「災害時における帰宅困難者支援に関する協定」の締結を行った。この協定は、震災などの大規模災害時に、県内のホールを「災害時帰宅支援ステーション」として、帰宅困難者に対して休憩場所・水道水・トイレ・道路情報の提供を行うもの。約400ホールが災害時に備えている。

ホールが帰宅困難者の支援先として適しているのは、駅前や繁華街はもちろん、郊外の幹線道路沿いに位置し、ちょっと歩くだけでホールにぶち当たることだ。しかも、広い店内には、遊技椅子があるので、椅子に座って疲れを癒すことができることだ。これが他の施設と比べて避難所として優れている点である。

帰宅困難ということは営業時間内を想定したものと思われる。営業時間が過ぎた後、閉店後も緊急事態時であれば、避難者を追い出すことはないだろうが、火事場泥棒ではないが、事務所に保管されている現金が心配、という現場の声もある。

この帰宅避難困難者支援は、東京・埼玉・千葉の首都圏の各遊協も社会貢献活動の一環で、「災害時に安心・安全なパチンコ店」として取り組んだ方がいい。


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中小ホールでは通用しない大手のやり方

大手チェーンに勤めていた。役職は店長代理だった。そこを退社して30歳目前で故郷の北海道へ帰ってきた。都会生活とホール業に疲れたためだ。

就職先はすぐに見つかると思ったが、考えが甘かった。希望する職種の採用枠もなく、結局、ホール企業しか求人がなかった。

大手で店長代理の実績があったが、一般社員からのスタートとなった。働きぶりが認められ主任になるのに時間はさほどかからなかった。

主任になってから大手チェーンで培ったノウハウを現場に落とし込もうとした。接客をはじめ、勤怠管理の方法を店長に上申した。ところが、店長をはじめ現場からは一言で言うなら「面倒くさい」で片づけられ、猛反発にあった。

地方のホールに大手のノウハウを注入して無駄な部分を効率よくしようとしたが、協力も得られず挫折してしまう。

人間関係にも疲れ、パチンコ業界から離れることにした。

まだ若いので一念発起して大型免許を取って、トラックの運転手になった。

人間関係の煩わしさはないものの、トラック運転手も重労働であることに気づく。まだ、ホールの方が楽、とばかりに再び、ホール業界へ転職する。

再び頑張って主任になれた。ところが、皆、主任の指示には従ってくれない。曰く、「田舎には田舎のやり方がある」とここでも反発される。

それが嫌になり、3店舗目のホールも退職することになる。

4店舗目もホール企業を選択した。

ここで考え方を改めた。

「大手の経験は捨てよう。北海道のホールもお客さんも大手のやり方を求めていない。店長だって管理されるのを嫌がる」

で、取った行動が上から指示されたことを「はい、はい」とこなすことだけにした。自分のカラーを殺し、いわれたことだけをやるようにした。

ところが、このやり方では今まですぐになれていた主任に抜擢されないのだ。指示待ち族では、やる気のない人間に映るので役職者になれるわけもないことにやっと気づく。

やはり地方の弱小ホールといえども積極性のない人間を役職者にするほど甘くはない、ということを思い知らされた。

人間は最初に就職した企業の色に染まりやすい。それが長ければ長いほどそのカラーを捨てることができない。

「大手のやり方がすべて正しい、と思ってやってきましたが、これからはこれまでの失敗を活かしながら自分色を出してみます」と5店舗目の再就職を考えている。

まだ、30代なのでやり直しは効く?


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