パチンコ日報

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Paypayに学ぶ新規客の開拓方法

どんな業界でも新規客を開拓しなければ、その業界は衰退してしまうことは言うまでもないこと。そんなことを日報では訴え続けてきたが、パチンコ業界は新規客開拓をすっかり、諦めてしまったムードが漂っていた。

業界人の多くは「こんなにカネのかかる遊びを友人や家族には勧められない」という考え方が支配していたからだ。加えて度重なる広告宣伝規制で告知する方法をもぎ取られ、新規開拓どころではなくなっているのが実情だ。

1パチが始まった2007年頃から2年間ほどは、一時的に遊技人口が増えた時期があった。新規ユーザーと言うよりスリープユーザーが「カネがかからないのなら」と戻ってきたが、長続きすることはなかった。

新基準機の入れ替え費用が手当てできない中小・零細ホールは入れ替え期限とともに、廃業の覚悟ができているケースも少なくない。しかし、生き残りを決めたホールでは、遅ればせながら新規客開拓を当面の課題として直視するようになった。生き残っても遊技人口を増やさない限り、業界の衰退は止められない。

では、具体的にどうやって新規客を増やすのか? 参考になるのがpaypayの100億円キャッシュバックキャンペーンだ。
ヤフーとソフトバンクが共同出資で設立したpaypay株式会社。スマホ決済アプリのpaypayをとにかくダウンロードして使ってもらうために取った行動が「100億円あげちゃうキャンペーン」だった。
利用金額の20%を全員にキャッシュバック(月上限25万円で最大5万円)する内容で、さらに当選者には全額キャッシュバックされる。開始から10日で予算額を使い果たし、キャンペーン終了までに471万人がアプリを起動した。

100億円キャッシュバックは第二弾も好評のうちに終了した。まず、一気に新規客を取り込むにはこのように大胆なキャンペーンを打つ方法もある。新規登録するだけで500円がもれなくついてくるのも太っ腹なやり方だ。



ライバルとなるLINEpayも6月から同様の20%還元キャンペーンを開始したように、電子決済の熾烈な陣取り合戦が展開されている。
特典を付けることでまずアプリをダウンロードしてもらうことで、新規客を開拓しているわけだが、パチンコはどう真似るか?

「全面禁煙化に加え、新基準機は初期投資額が少なく抑えられるので、4円強化の最大のチャンスと捉えています。4円に力を入れなければ売り上げ、粗利共に下がるばかり。新規客を開拓するには業界全体で無料パチンコに取り組むこと。例えば、駅の中やショッピングモールなど人が集まりやすい場所で、自由にパチンコ、スロットを触ってもらうように、全国規模で行う。まず、触れてもらって楽しい、ということを味わってもらうこと」(中堅ホール本部長)

折しも永田町界隈からは「パチンコをこれ以上は虐めない。潰れたら税収も減るので規制緩和の方向に向かいますよ」との声も聞こえてくる。



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ホールのオンリーワンは新台でも出すこと

朝ドラの「なつぞら」は、ヒロインのなつがアニメーターを目指して上京した東京編がスタートした。なつが住み込みのアルバイトをする川村屋は、新宿の中村屋がモデルになっている、といわれている。

中村屋の代名詞とも言えるのが、1904年(明治37年)シュークリームをヒントに考案したクリームパンだ。元祖クリームパンとも言われている。さらに中村屋・創業者の娘がインド人(インド独立運動の革命家)と結婚したことをきっかけに1927年(昭和2年)に本格派のインドカリーを発売する。

なつぞらに登場する川村屋は「クリームパン」、「インド独立運動家をかくまう」「インドカリー」などのキーワードから新宿中村屋がモチーフになっているのは間違いない。

なぜ、中村屋の話をしたかというと、オンリーワンの商品があることで100年企業になりえるということだ。

身近なところでは大塚製薬のオロナミンC、永谷園のお茶漬けが該当する。

パチンコ業界に目を転じてみると、オンリーワンの商品で不動の地位を確立しているメーカーと言えば、海物語の三洋物産であり、ジャグラーの北電子であろう。

では、ホール企業でのオンリーワン商品とは何か?

「小金井で言えばダイアモンドは客からするとオンリーワンになる。昔から不動の地域ナンバーワン。地元ではダイアモンド以外には行かない。ダイアモンドへ行けば間違いがない」(地元パチンコファンA)

何がそんなにいいのか?

「地元なので負けてもすぐに帰れる。新宿で打って負けた時帰る時間が辛い。負けても地元ならその辛い時間がない」(地元ファンB)

あまりオンリーワンとは思えない。

「ダイアモンドの接客はそれほど良くはない。全国大手のようなニコニコ接客されるのが苦手で、ツンデレ接客が丁度いい。ダイアモンドの最大の強味は新台でもしっかり出す安心感です。プロ排除のために新台は出さないホールが多いが、プロを排除することは一般客も排除することになる。ホールのオンリーワンはお客さんから信頼を得られる確たるものが一つでもあれば、お客さんは来る。ダイアモンドは新台でも出す、という信頼が他店にはないオンリーワンになっている」(地元ファンC)

ホールの一番のウリものはいつの時代も出玉である。これがきっちりできないから、別の方向へ走ったりする。それが「接客はいいから玉を出せ」となる。

オンリーワンの出玉が維持できるホールは強い。



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3日、日報につながらなかった原因

6月3日未明から当日の夕方まで日報にアクセスできない状態が続いた。アクセスできたもののタイトルだけで本文が読めるようになったのは夕方6時近くだった。

アクセスできなくなったのは2日の夜ぐらいからだった。

画面には「504 Gaterway Time-out」の文字が表れる。これはサーバーからの応答がないこと。応答を待ったけど時間切れになった、という意味。

では、どういう時にこんな症状が起きるのか?

ITエンジニアの忘備録によると、原因はこうだ。

サーバーが応答しない原因はいくつか考えられるが、たとえば、テレビで紹介されて多くの人が一斉にホームページを見に行ったり、人気アーティストのライブチケットや人気ゲームの発売日にアクセスが集中したり、あるいはWebサイトがDos攻撃というサイバー攻撃を受けたりして、サーバーがアクセスのリクエストをさばききれない時に表示される、とある。

つまり、通常よりもアクセスが集中したために日報のサーバーがダウン。日報が見られない状態が続いた。

土日は平日よりもアクセス数が落ちるが、2日(日)は例外だった。平日以上にアクセスがアップしていたが、アクセス解析で「岩屋防衛大臣はパチンコ議員ではない」という5月26日のエントリーにアクセスが集中していた。

岩屋防衛大臣で検索すると評論家の門田隆将が、2日のBLOGOSで「もう一度言う。岩屋防衛相を罷免せよ」というタイトルで次のように批判を展開している。

もはやこの大臣を更迭しなければ、安倍政権の致命傷、いや日本全体の痛恨事となるだろう。昨日(6月1日)、シンガポールで開かれている国際会議に出席中の岩屋毅防衛相が、韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相と会談した。

その中で、岩屋氏は、去年12月の韓国海軍によるレーダー照射問題について「照射はなかった。事実無根だ」と強弁する韓国側に対して「再発防止」は求めたものの、今後はこの問題を「事実上棚上げ」し、防衛交流をつづける考えを示したという。

(中略)
韓国の態度を改めさせないかぎり、真の日韓関係が訪れないことは明らかだ。これを改めさせる方法は「たった一つ」しかない。絶対にレーダー照射事件を許さず、防衛交流もストップさせ、「日本は怒っている」「これからの日本はこれまでとは違う」ということを示すのが不可欠だ。

だが、岩屋氏はそれと真逆なことをやってのけた。韓国は日本に対して、これまでと同様、「何をやっても構わない」ということを再認識しただろう。しかも、この会談は岩屋氏自身の強い要請によるものだった。

(中略)
岩屋氏は、政界では有名な「パチンコ族」である。パチンコチェーンストア協会の有力アドバイザーだ。ちなみに、日本のパチンコ業界は、韓国のハンギョレ新聞の報道によれば、「全体の6割」が朝鮮半島出身者であるそうだ。

つまり、これほど異常なまでに韓国にすり寄る岩屋防衛相の背景には、自らの支援者が多い韓国への氏の特別な意識、親密度が考えられるのである。


以上引用終わり

この記事が出た日に「岩屋防衛大臣 パチンコ」で検索すると「岩屋防衛大臣はパチンコ議員ではない」という日報のエントリーがトップ画面に表示されるために、日報のアクセスが集中したものと思われる。

ちなみに普段の日報のサーバーは能力の20%ほどで稼働しているが、サーバーがパンクした時は800%の負荷がかかっていた。

自民党内部でも岩屋防衛大臣が韓国の鄭景斗防衛相とにこやかに握手している写真を見て、快く思っていない右派は少なくない。

「世論も岩屋防衛大臣の行動は許さない。これでは参院選がヤバイ。辞任させる理由がいる」(自民党関係者)と党内からも不満が漏れてくる。

そのとばっちりを日報のサーバーが喰らった、ということだ。



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ホール経営も真面目にがんばっていたらいいことが起こる!?

新基準機の入れ替え費用は300台クラスの小型店舗でも、1台40万円で計算すれば1億2000万円もかかる。低貸営業が主体の中、新基準機の安い中古が出回らないことには、新基準機の入れ替えコストがどれだけ困難な数字か分かる。

「ウチは全部で2000台ある。仮に35万円で計算しても7億円かかる。銀行からの融資で買う部分もある。今は事業計画書を出して融資が通らないホールも結構ある。銀行融資が下りなければ金利の高いノンバンクへ行くしかないが…。資金繰りができなければ、新台も買えない。借金さえなければ廃業を考えているホールも増えてきた」(ホール関係者)

この関係者の取引先のメガバンクでは、新基準機の入れ替え問題で2000軒が閉店すると試算している、という。

低貸しの事業計画では返済はいつになるやら、といったところだろう。

都内で2店舗のホールを運営するオーナーは、駅前の1店舗を閉める覚悟を決めている。台数は300台ほどの小型ホールだが、やはり新基準機の入れ替え問題に直面しているからだ。オーナーはホール収入以外にテナントビルの家賃収入などのインカムがある。

「駅前だから昔は黙っていてもお客さんは来た。もの凄く儲かった。不動産収入は毎月一定だが、パチンコは機種によってバカ儲けができた。売り上げ、粗利を伸ばすことが楽しくて仕方なかった。300台の店で1億2000万円もかかる機械代の償却はできる時代ではない。ホール経営の事業意欲がなくなると、店長の話にもついていけない」(ホールオーナー)

オーナーには40代の息子がいるが、後を継いでいない。後継者もいなければ、ますます事業意欲も薄れていく。儲かったからパチンコ業界に参入したが、儲からなければ退場する。ごく自然な流れである。

本当にパチンコが好きでパチンコ事業を始めた経営者が、今、この業界にどのぐらい残っているのやら。

好きこそものの上手なれ、という言葉があるように、パチンコが儲かるからという理由ではなく、パチンコが好きだから事業を始めたオーナーの熱があるホール企業が最後は勝つ。

お笑い芸人の山里亮太が女優の蒼井優を射止めた。日本中の茶の間がびっくり仰天した。吉本ブサイク芸人で、3連覇を果たし殿堂入り。自分でも全くモテないことを公言していた。2人のキューピッド役となった南海キャンディーズのしずちゃは、2人がゴールインしたことを「真面目にがんばっていれば、いいことってあんねんな」という言葉で祝福している。

ホール経営も真面目に頑張っていたらいつかいいことが起こるのだろう。




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ホール経営者の皆さまの参考になれば・・・下巻 市場からリストラされるホール側について

お客様をリストラしたと言えるパチンコ業界。

もちろん、会社のリストラとは比較対象にはならないのは百も承知です。

しかし結果的に、パチンコ業界は、お客様の選別をしたことになる。つまりリストラと同じです。

選別をする過程で1パチがセーフティーネットになる訳ですが、4円パチンコは遊技者数を減らしている。

正しい統計か分かりませんが、30兆円産業と言われたパチンコ業界は、現在はこのグラフのように右肩下り。遊技人口もしかり。



つまり、今日まで業界が取り組んできたことは、業界のためになっても、お客様のためにはなっていないことを物語っています。

お客様をリストラしたツケ。

業界が勝手にお客様のハードルを上げた。
気軽に入れなくなったホール。

遊技にはおカネがかかり、「2度とやるもんか!」との声が聞こえているはずです。

以前、パチンコ日報でアンケートを業界関係者にお願いしたことがあります。

業界関係者は、親戚や家族にパチンコを勧められるか?

結果はほぼ100%勧められない。だった(苦苦苦笑)

1980年前後に、1玉3円から4円になった時期、パチンコホールには、大学生がわんさか来店されていました。中には、隠れて高校生だってホールで遊んでいたこともありました。

大学生がパチンコ遊技を簡単に出来る時代だったと言うことです。

1980年頃の東京のバイト時給は、高校生で400円から450円。大学生ならば450円から500円の時代です。

当時のパチンコ遊技は、どれだけ入門しやすかったは、当時の状況が証明しています。

今はどうでしょう?

大学生が気軽にパチンコ遊技を出来るか?
出来ませんよね。

30年をかけて、パチンコ業界はお客様の選別をしたことによって、将来の遊技客を切り捨てたのではないでしょうか。

さて、これからどうする?

全国の地元有力ホールや、大手ホールでは、偶然にも同じ動きを始めています。

①一度離れたパチンコファンをどうやって引き戻すか。
②新規パチンコファンを増やすには。

特に②は、各地の有力チェーンがこれからチカラを入れる内容です。

ある有力チェーンでは、次のような話が出ています。

「新規パチンコファンを増やす戦略は、同時に離れていったパチンコファンを引き戻すことにつながるはずだ」と。

ならば、戦略は一点に絞ろうではないか!となる。

新規パチンコファンを増やすには、何をするべきかと、複数のホールチェーンでは戦略を練り始めております。

今、業界で起きていることを全てプラスに考えていて、

ホールの禁煙化は、新規ユーザー獲得のチャンス!

新基準機は、新規ユーザー獲得のチャンス!

ホールから余計な騒音を消そう!

様々な方策を検討しております。

あるホール企業幹部は、「業界全体で、新規ユーザー獲得のためのキャンペーンを長期戦略で張り、まずは遊技人口1500万人の回復を目指すべきだ」と話しています。

この先、日本の人口は減少します。

現在のお年寄りパチンコファンは、自然減少をつづけます。
そしてホールは、強者だけが生き残ります。

このようなことが間違いなく起きます。

つまりこれからは、市場がホールをリストラする時代になります。

お客様をリストラしたホールが、これからリストラされる側になる。既に多くのホールがリストラされ始め、2年後から3年後に残るホールは8000店舗。

新基準機に全て入れ替わり、ホール内は全面禁煙化される時期こそが、業界が生まれ変わるチャンスと捉える複数の有力ホールチェーン。

中には、4円が振るわない店舗をリストラする計画を持つチェーンでは、一時的に閉店したあと、交換率を下げて再開店をしてみよう、とテストケースまで計画しております。

その場合は、お客様の対象は新規ユーザー。

そして新規ユーザーと呼ばせて頂き、パチンコ初心者とは呼ばない、と言うことまで決めています。

パチンコ初心者とは、パチンコを知らないお客様の事を指す訳ですが、その考えを捨て、ホール側が初心者とならなければならない、との考えから、あえてお客様に初心者と名付けないと言うこと。

パチンコ維新と言えるこれからの時代は、パチンコ業界が経験したことがない経営方針が必要となります。

新規ユーザーに光を当てて、遊技人口を増やす。

どうやったら新規ユーザーが増えるのかを各ホール企業は、今から考えないと出遅れます。

おわり



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