勤続年数が長いサラリーマンだと簡単に審査も通る。金額は10万円以上500万円以内を貸し出してくれる。
メガバンク関係者が個人向けのフリーローンについて語る。
「50代の人がローンを払えなくなっています。督促状を送り、遅れながらも払っていた人が遂に自己破産する。自己破産者の行動パターンをデータベース化していますが、50代はパチンコなんですよ。ただし、自己破産は、ギャンブルの借金は認められませんが、本当の所はパチンコです」
自己破産者を年代別に調べると30代ではパチンコの借金はほとんど見られないのに、これが50代になると急増する。
「50代の人はパチンコの爆裂機を体験している世代なので、一発逆転を狙う傾向があるのが特徴です。おカネに困るとパチンコに走ってしまう。規制をもっと強化すべきですね」
このメガバンク関係者は50代で、高校生の頃からパチンコをやっていたので、パチンコユーザーの傾向は特に熟知している。
「業界は全台甘デジにしないと、ユーザーは借金地獄に落ちてしまう。ギャンブラーは減らない」と断言する。
サラ金業界は総量規制で壊滅状態に陥り、大手各社はメガバンクの軍門に入った。総量規制はパチンコユーザーにも打撃を与えた。主婦が手軽に借りられなくなったこともあり、パチンコ業界の売り上げにも影響している。
総量規制が実施される前年度の2006年の市場規模が27兆4550億円だったのに対して、2007年は22兆9800億円と大幅に下がった。それまで遊技人口の減少と共に毎年1兆円規模で下がっていたことを比較しても、一気に約5兆円も下がったことは、総量規制の影響が色濃く出ている。
「確率がMAXの1/400から1/320になったが、それでも遊技の範疇とはいえませんね。1/100で初めて遊技といえるんじゃないでしょうか。業界はちょいパチという当たりやすいパチンコ台を出しましたが、これは規制を逃れるための業界のポーズではないでしょうか」
遊技に戻らなければいけない、と指摘する一方で、ちょいパチの評価はなかなか手厳しいものがある。
「等価交換が諸悪の根源でした。あれで20~30万円も勝てるようになりギャンブラーを増殖させてしまいました。昔の40玉交換時代が遊びだった。あの時代に戻ることは難しいが、とりあえず、等価交換は全廃することです」

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