
あのガチャガチャを使って食券の自販機に応用したもので、何が出てくるかはお楽しみ。1回500円で最低でも600円以上のメニューが出てくるのでお客は損しない。最高額は2100円の但馬牛づくしが3%の確率で当たる。

メニュー選びに困る客にはゲーム感覚が受けて大人気となっている。体験した客はSNSで拡散してくれるので、知名度はどんどん上がって行く。

ただ、残念なことは8月末までの夏休み特別企画だった。まだ、あと4日はやっている。
この西紀サービスエリアを運営しているのは、大阪の四海楼チェーンを経営する光明だ。来年開通予定の新名神(高槻JC~神戸JC)でも、2カ所目のサービスエリアを運営することになっている。
ガチャめしのアイデアは営業会議の中から出た。昼食時の一番混雑している時間帯にメニュー選びで迷ってしまうと、どうしても行列ができてしまう。この混雑解消のために出たアイデアがガチャめしだった。
ガチャめしを実施するにあたって、広報活動を怠らなかったことが、今回こうして話題になった。テレビ、新聞社などへニュースリリースを送って取材して、取り上げてもらうことに成功したことが大きい。
同社ではこれまでにも飲食部門でスタートした「踊りだこ」でも、各メディアに取り上げてもらうことに成功している。
この踊りだことはたこ焼きなのだが、普通のたこ焼きならメディアもスルーするところだが、いいだこを丸ごと一匹使っている見た目のインパクトがあることにメディアも飛びついた。
広報活動で何よりも大切なことはニュースリリースを無視されずに、ちゃんと取り上げてもらうことである。リリースを送っただけでは広報活動とはいえない。取り上げられて、なおかつ、効果が出た時が、初めて広報がきっちり仕事をしたことになる。
今回のガチャめしは業界初という話題性や思わず行ってみたくなる企画なので、東京キー局や関西ローカル各局で取り上げられた。これを電波の広告宣伝費に換算すると数千万単位はかかるコストを掛けずに世間に知らしめることができた。
業界初の話題性や思わず行ってみたくなる企画をパチンコに置き換えると、なかなかハードルは高い。今や依存症対策が大きな壁として立ちはだかり、目立つことをするだけで、射幸心を煽ると、警察から目をつけられる。

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