パチンコ日報

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パチンコのあり方を考えさせられたテレビ番組

昨年12月28日、TBS系で夜のゴールデンタイムに結婚詐欺師を追跡する実録番組が放送された。番組では2人の結婚詐欺師が登場する。

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結婚詐欺師の共通点はまず、会社社長と偽って結婚相談所などに登録すること。結婚をチラつかせながら女性に近づき、おカネを無心して行く。詐欺師は共に結婚して家庭も持っているが、定職はない。

だが、それ以上に業界人を嘆かせたのが、騙し取ったカネで昼間はパチンコ三昧の生活を送っていたことだ。

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調査員は彼らの普段の生活を追う中で、詐欺師の実態を炙り出していく。会社の社長は真っ赤なウソ。定職に就いていない彼ら2人が共に昼間やっていたのがパチンコだった。

詐欺師は「騙し取る」という言葉を非常に嫌う。最初から返す気はないのに「借りているだけ」と押し通す。配達証明郵便で督促状を送りながらも5カ月も無視するのは、返す気がないからだ、と弁護士に迫られると、「病気で仕事ができなかったので返せなかった」、「返済のために努力はした」と平気でウソをついて逃れようとするが、その時、行動確認から判明したのが、パチンコホールだった。1カ月間で80万円もパチンコに次ぎ込んでいた。

「返済のために努力をしたといいながら、全然言っていることとやっていることが違う。どんどんどんおカネを使っている」と調査員から追及される。

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結婚詐欺で騙し取ったおカネの使い道がパチンコとなれば、今でも世間一般はパチンコに対して良いイメージを持っていないのに、この一件で詐欺師に対する怒りの矛先が、「パチンコ憎し」のイメージにすり替わって行く思いがした。

業界人の家族の人もこの番組を見たと思うが、パチンコホールで働くお父さん、お母さん、子供の仕事をどのように感じただろうか? また、ことしからパチンコ業界で働く新卒者はどのように捉えただろうか?

昔からパチンコホールの中は人間ドラマが渦巻いているが、結婚詐欺師を追ったらただのパチンコ好きだったでは、業界としては堪ったもんじゃない。

こういう事例を見るにつけ、勝っても1万円が上限なら、結婚詐欺師もパチンコ三昧な生活を送ることもないだろうし、打ち子軍団やプロも来なくなるだろうな、と思う。

10万、20万円勝てることも、射幸性が落とされることで徐々になくなっていくが、全台がちょいパチレベルになることが警察行政の落としどころでもあろう。



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