1機種、2機種目までは手打ち式のオーソドックスな普通機だったが、正念場となる3機種目は、見たこともないようなゲージ構成のハネモノだった。手打ち式のA-gonという概念を崩すことにもなるが、一味も二味も違ったハネモノで度肝を抜かすことになる。
最大の特徴は大入賞口の中に三角(三本)釘を配列して、一番下に儲けられたV入賞口までの玉筋の振り分けがアナログで完全可視化させたことだ。その間、玉の動きに一喜一憂できる。大当たりまでのハラハラドキドキをハネモノで表現している。
三角釘によって1/2の確率で玉が左右に振り分けられながら玉は下へV入賞口をめがけて落ちて行く。大当たり確率は1/48となっている。
スタートは3カ所。どのスタートでも1回入賞すると小さなハネが4回開くことも特徴の一つと言える。
V入賞すると右打ちで、盤面右上部にあるアタッカーを狙う。
機種は1000発終了と2000発終了の2タイプを用意している。この違いは、1000発終了が1000円でスタートに約11回入賞するゲージに対して、2000発終了は約6回入賞するようになっている。
ゲーム性はハネモノなので単純明快。V入賞で確実に1000発、もしくは2000発で終了するので非常にスピーディーでもある。あまり時間がない場合でも、ちょっと運試しに打ってみることもできる。
最近のデジパチは釘の本数が極力少なくなっているのに対して、釘の総数は600本。これもパチンコの原点へ返って行っているということか。
パチンコ日報ではデジタル液晶では大当たり抽選がブラックボックスになっているところが、パチンコをつまらないものにして来た、ということから大当たり抽選の可視化を提案してきた。
「業界初のアナログで玉の動きを見て大当たりが分かりやすい業界初のハネモノです」と話すのは同社の金子亮太社長。
アナログな役物で玉の動きを追うパチンコが各メーカーからもっと出てくれば、パチンコユーザーも戻ってくる、というものだ。

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