パチンコ日報

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新台購入はノーマル機で設定1を丸1日打ってみること

ホールの遊技機購買力が確実に落ちている。店舗数の減少もあるので、一概にはいえないが、かつては年間300万台は売れたパチンコの新台が、昨年はついに200万台を割り190万台に。そして、ことしは170万台に落ち着くのではないか、との予測もある。

機歴はしかたないにしても、単なる付き合いでは、欲しくない機械は買わないなどの理由が販売台数を押し下げている。景気のいい頃はボックス買いが当たり前だったが、今や新台といって1~2台の導入が当たり前になってきている。その結果としての弊害も生まれている。

「どんな名機でも1台や2台では実力を発揮できない。バラエティコーナーに導入された時点で終わっています。複数台なら低設定でも吹くことがあります。出ているからやってみようと思うけど、1台なら自分が出すしかない。座っても出ないからすぐに止めてしまう。そもそもホールが買いたくない機械は、お客さんも打ちたくない機械です。打ちたい機械が1台もない寄せ集めがバラエティーコーナーになっている店もあります。お客さんも打たないのでたとえ1台でも機械代は回収できません。付き合いも20社あれば、20台になる。そんなムダな買い方がボディーブローのようにホールの体力を失わせる原因になっている」と指摘するのは業界の事情通。

事情通が提唱するのはホールの機種選定担当者が機械を見極める眼力をもっともっと養うべきだという。

「ホテルで派手に開かれる展示会でデモ機を見て判断するのはいい加減止めた方がいい。デモ機はメーカーが一番見せたいアツイ演出をその場で見せているだけです。通常お客さんはスランプゲームに耐えながら打っている。スロットなら設定1のノーマル機を丸1日、機種選定担当者が打ってみて、お客さんの立場で自分がどう感じるか、ということがポイントになる。メーカーもベタピン営業を前提条件で開発しているので、設定1の出方を見極めるプロフェショナルの目が必要になってきます。パチンコならスタートを閉めて打ってみる。スランプゲームの時でもバランスが取れているのがロングセラー機となる」

パチンコの海、スロットのジャグラーはロングセラー機なのでどの店も設置台数が多い。多いからどこかの台が出ている。自分が出ないのはその日は運がなかった、と自分を納得させることもできる。

要は機種選定の眼力を磨いて、これと思った機械を多台数購入するために、付き合いで買う機械予算をそちらに回せ、ということだ。


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