
同店の対面にある「四海樓法善寺店」は同じくマツキヨにテナント貸ししている。

ツインドラゴンの系列店だった道頓堀の「ドラゴンゲート」も同時期の7月24日に閉店し、免税店のラオックスに様変わりしている。

契約更新でホールよりも家賃を高く払うドラッグストアーや免税店に明け渡してしまった形だ。
「四海樓道頓堀店」も随分前からジャンカラと大起水産にテナント貸ししているが、

ドラゴン系列が撤退したことで、遂に道頓堀からホールが姿を消したことになる。
道頓堀界隈だけで、以前は通算で9店舗ほどのホールが営業していたが、1店舗減り、また1店舗減り道頓堀からホールが姿を消していた。
道頓堀でホールは繁盛しないとのジンクスがある。成功しない理由は、人通りは多い割には、ほとんどが観光客で、パチンコ客ではないこと。加えて道頓堀はアーケードがないために、雨の日は傘が必要になる。千日前はアーケード街になっているので、雨の日も傘がいらない。そんなことで、パチンコ客は道頓堀よりも千日前を選択してしまう傾向があった。
そんな道頓堀ジンクスに楔を打ったのが、2004年4月14日にグランドオープンした「ガイア道頓堀店」だ。アルゼ道頓堀ビルの地下1階から地上2階までの3フロアーで総台数1177台の大型店を出店した。
10年契約で入ったはずなのに、わずか1年余りで撤退している。その後、2006年5月、ベニスグループの「GOKU」が850台に規模を縮小して後釜に収まったが、2008年1月14日に閉店した。道頓堀でドラゴン系列の実績があるベニスグループをしても、道頓堀でパチンコは流行らない、というジンクスを覆すことはできなかった。

「元々、観光客が多い道頓堀でしたが、道頓堀を歩く観光客が圧倒的に外国人になってから、ホールは売り上げが立たなくなりました。まず、外国人観光客はパチンコを打ってくれませんから」(道頓堀界隈事情通)
戎橋筋や千日前にあった小型店舗はことごとく業態転換している。改めて、ミナミ(心斎橋~ナンバ)にあったホールの今を写真で振り返ってみた。












インバウンド売り上げを期待するドラッグストアー業界の陣取り合戦の凄まじさが分かる。

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