パチンコ日報

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売上前年対比減少記録を止めるために

8月16日、経済産業省が2016年6月度の特定サービス産業動態統計調査を発表した。

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パチンコホールの売り上げが27カ月連続で前年同月比の減少を記録している。しかも、同じ娯楽関連の業種の中でも、他業種は▲0.1~▲4.6%の小幅なのに対して、パチンコホールの減少比率は、▲11~▲12.7%と抜きん出ている。

裏を返せばそれだけユーザー離れが加速している、ということだ。

しかも、生業にしているプロですら勝てなくなってきたことから、足を洗う者までが出ている。

「ウチコを使って年収が1000万円あった時期もあったが、今の機械は辛い。3年ぐらい前から年収は500万円ぐらいまで下がった。6月は初めて赤字を経験しました。1人者なので生活するだけなら十分できるが、今が潮時かと思った。ホールの利幅がどんどん少なくなっている。それをプロが奪い合っている。ホールの今の利益を計算したらこの先10年持たない、と思った。40過ぎた時、プロをやっていても何も残らない。これ以上続けるのは無理、と思った」と昨年8月に16年間のプロ生活にピリオドを打った。

プロはホールの利益まで読んでいた。ホールの利益が少なくなっているから、プロもその分勝率は下がる。将来のことを考えるとまともな会社へ就職する道を選択した。

プロから見ても魅力がない業界になっている。プロが見限るぐらいだから、一般のユーザーも離れて行く、という道理だ。

AT、MAX機と射幸性の高い機種が市場から消えることで、高射幸性を求める層も業界から離れることになるかも知れないが、業界としてはこの端境期が正念場となる。

射幸性を求めない新たな層の開拓が急務になるが、それらしき機械は見当たらない。日工組にいわせるとそれは「ちょいパチ」ということになるのだが、打ったユーザーの感想はこうだ。

「結論から言うともう触れることはないかと。500円借りる→当たる→飲まれる→500円借りる→以下ループ。終いには1/29なのに100回転以上ハマる。気づけば5000円負けてるw(1000円で20回る上に5個戻し)。当たっても出てくる玉は180発程度。結果、当たってもまったく盛り上がらない。ただ、1/29だけに海でリーチがかかるだけで、当たりそうな感じがするのは楽しかった(笑)。結局、印象に残ったのはちょいパチに見切りをつけて、30分で6000発出た甘デジのビッグドリームw」

パチンコ経験者の感想だが、全くパチンコをやったことのない人が打っても、当たりは来ても出玉が少なく、結果的に5000円も負けるようでは二度とやらないかも知れない。

ホールも腹を痛めずに、じゃんじゃん玉を出す醍醐味を演出するには40玉交換に戻るしかない。それには相当な覚悟と大手術が必要になる。


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