パチンコ日報

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本日開店休業?

東京・有楽町のTUCでドルやユーロの両替と共に、デパート商品券の買取を始めている、という記事を読んだ複数の業界人が早速試してみたが、惨憺たる結果だった。

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まず、デパート商品券。商品券を持ち込んで買い取ってもらおうとした。

店頭には買取の看板が2つも大きく掲げられているにも関わらず、返って来た答えはこうだ。

「ここでは分からない」

一瞬、耳を疑った。あの看板を中の人は見たことがないとでもいうのか?

別の業界人がデパート商品券のことで「何%で買い取ってくれるの?」と聞いたが、やはり同じ答えが返ってきた。

また、別の業界人が手元にあった28ドルを持って両替に行った。

「これは両替できるの?」と聞いても、無言で指さすだけ。

「レートは教えてもらえるの?」と聞くと今度は上の方を指さすだけ。

暫くすると、レートの表示板にスイッチが入って、ようやくレートが表示された。

TUCは全面ガラス張りなので、中の人が丸見えだ。互いの顔が見えているのに応対は最悪だ。気分を害して両替しないで帰った。

問題はいくつかある。

TUCの建物の構造上、中の人の声はほとんど聞こえない。景品とおカネを受け渡すスライド式の引き出しがあるが、閉じた状態では密閉状態なので、会話そのものができにくい構造になっている。こんな状態だから中の人は指さし状態になるが、決していい印象は受けない。

ただ単に特殊景品の交換をするだけなら、客との会話も必要とせず、客も正確におカネを受け渡してもらえばいいわけだが、外貨の両替とデパート商品券の買取を新たな業務として始めているとなると話は別問題だ。

外貨の交換レートの表示板は普段はスイッチが入っておらず、真っ暗。デパート商品券の買取に至っては「ここでは分からない」では、まったくやる気が感じられない。看板を掲げていること自体に首をかしげたくなる。

「言葉のやり取りができないから、中から『ありがとうございました』の言葉も出て来ない。新たな業務を増やすのであれば、最低限、インターホンでお客さんとの会話ができないと成り立たない」(ホールオーナー)

雑踏で外がざわついている駅の窓口ではインターホンを設置しているように、会話ができない構造自体に問題がある。

換金所の新たな将来像として期待していたのに、実態がかけ離れていたが、構造の問題さえ解決すれば、換金所の中から「ありがとうございました」との声が聞こえるようになれば、また、イメージが明るくなる、というものだ。


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