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アナログ役モノ機の可能性 その2

液晶一辺倒という業界からの批判を考慮したのか、平和の人気シリーズ黄門ちゃまが「CRドラム黄門ちゃま またまたゴチでやんす」との機種名が示す通り、ドラムで帰って来た。

ドラムといえばSANKYOだが、本家のお株を奪うような多彩なドラムアクションが話題になっている。ドラムは液晶に比べれば、動きがどうしても単調になってしまいがちだが、リーチ演出で家紋パネルを組み合わせるなどの工夫をしている。ドラムもパネルもアナログで、アナログ役物好きの平和らしさが伺える。

さらに、大一の「CR天下一閃」、A-gonの「CR天空の王求物語」とアナログ役物機の登場は、脱液晶の試みとして、成功してくれることを願いたい。アナログ機がヒットしてこそ、脱液晶にも弾みがつくところだが、ホールが買って、お客さんも打って楽しめることが前提条件となる。

液晶一辺倒になる理由の一つに保通協の試験がある。液晶ならプログラムの試験が中心となるが、アナログ役物は一筋縄では行かない。液晶デジタル以上に開発に労力を費やす。そういう意味でも大一の「CR天下一閃」は「よく、保通協を通ったなと思う。一歩間違えると検定取り消しになる可能性がある」と同業他社も感心するほどだ。

アナログ回帰はまだまだ小さい動きだが、これが成功することで大きなうねりとなる。

ドラム、クルーン、そして日報が提唱する円盤とアナログ役物をデジタルと組み合わせるだけでも、また違ったものが出来る。

液晶のいいところも残しつつ、最後の抽選部分だけでもアナログにすることだ。つまり、今のパチンコでいえば、当たりが確定したところで、最後の確変の抽選をアナログで見せる、というのはどうだ。

その他ラウンド振り分けもアナログにして、可視化する。

そこで登場するのは例の円盤だ。
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最後の抽選をアナログにすると、クルーンのような機構ではドツキが横行することになるが、ここは発想を転換させてドツキもゲームの一環として取り込んでしまうことだ。今や標準装備となり、巨大化する一方のボタンのような意味あいで、どつかれても一切問題なしにしてしまえば、ゴト対策に腐心することもなくなる。

最後の確変抽選やラウンド振り分けをアナログ抽選で見せるとして、ホールはいくらぐらいなら買うのか?

「20万円は切って欲しい。15万円なら買う」(ホール関係者)

極々一部の声だが、大手メーカーはそんな要望に応えることは期待薄だが、それをやるメーカーが今後のパチンコ業界をリードして行くのかも知れない。


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