パチンコメーカーは全てを自前で作る時代はすでに終わっている。アップルの製造方式のように部品は様々な下請け企業に任せ、最終の組み立てを行っているようなものだが、各社の工場の稼働率を考えると、いずれは工場も共同で運営する時代が来ることを予想している。
工場の共同運営ということは、パチンコ全体の販売台数が落ち込んでくることを意味している。
「ホールは台がないと商売できない。新台を買ってくれる上位ホールは読めるので、台数も読める。4円で稼働がつかなくても1円で使うと稼働が上がるというのは粗利の取り過ぎ。4円でも回せば客は付く。組合はバカだ。機械代を40万円以上に上げないとの声明文を出すのではなく、19万8000円の機械を出すように声明文を出すべきだった。この値段だとすぐに回収できるので、精神的にも楽になったはず。今となっては手遅れのガンを手術するようなもの」
社内には将来の店舗予測グラフが貼りだされている。
「MAX機は寿命が短いが新台が出るとすぐに飛びついてくれた。それはMAX機ファンがいたからだが、1/320は受け皿にはなっていない」というようにMAXの受け皿がなければ販売台数は伸びることもない。MAXに代わるものが出ないことには、店舗数も減少するしかない。
日報で提唱する40玉交換についてはこんな意見を持つ。
「将来的に40玉になることはない。今の釘問題で40玉交換の釘は作れないから。等価交換仕様で40玉のゲージを作るのは危険性を伴う。40玉にするには相当曲げなければいけない」
ここからが一番肝心な話だ。メーカーは釘調整を必要としていない機械の開発を行っているのか?ということだが、複数のメーカーが考えているのが風車研究だった。
全体の釘を減らし、風車とワープの振り分けで、ホールの釘調整の不安を解消できるものを考えているようだ。
最低限残った釘に対しても、何度以内という明確な基準を日工組側が警察庁に働きかけ、認めてもらうことで、一件落着となる?

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