以前は、お客も当局もパチンコ台の釘調整など当然のこととして問題にもならなかった。
パチンコは、ボーリングや居酒屋で一杯飲んだりするような庶民がお小遣いで手軽にできるものとして、大衆娯楽として国民に定着していた。
NHKで今から20年前に放送された新・電子立国で日本を代表する娯楽産業として特集を組んで報道していた。
この中では
26分50秒 40玉交換での営業実態の話し。
39分29秒 もっと玉を出すようにメーカー営業マンへ釘調整の指示をする。
43分10秒 営業データにある「B/S」が“ベース”のことで、約50%程度
このように公共放送でもパチンコの釘調整によって、玉を出したり締めたりすることが当然のこととして放送していた。
当時の放送にでてくるB/Sの数値を見れば分かるとおり、平均50%(検定機40%以上)程度となっており、正規な機械で営業していることがわかる。規則に定められたとおりの検定機を設置した営業と言えよう。
では、なぜいま釘調整を“釘曲げ違法”と警察庁が怒っているのか。
放送は20年前のものだが、この数年後に確変CR機の全盛期に入る。
以降、不正な釘曲げによって、一般入賞口に著しく入らないように加工されたベース(役物比率)が低くなった台が主流になり、10年以上にわたりこの不正台と思われる遊技機で営業され続けてきたことをご当局は重く見ているのではないか。
特にベースを締める行為は、お客の投入する消費金額が格段に上がってしまう。
本来、1時間に13000円の遊技料金が20000円以上を消費する必要がでてくるからだ。
“射幸心”とは、大量に玉を出すことだけでなく、お金を大量に使わせることも射幸心を煽ることといえる。
特にお客の不利になるような行為(正規なものより短時間でたくさん金を使わせるような不正)は、行政当局として看過できなかったのではないか。
業界が売上げ重視に走るあまりに法令や規則というルールをないがしろにし続けてきたことが、今回のような「釘曲げ」問題となって、業界自身にブーメランとして返ってきたのでないか。
順法精神でのパチンコ営業をお願いしたいものである。
最後に。
映像の面白いところは、昔のホールはオープンのときはお客に玉をたくさん出さないと機械屋をよく怒ったものですが、今のホールは玉を出し過ぎると怒る!
怒る意味が全く逆になっている。
ベースは殺す!玉が出ると怒る!
営業にメリハリがなくなり、出さない!出さない!出さない!営業では…
等価・無制限営業がこのような「出さない営業」を定着させてしてしまったのかと思うととても残念だ。
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