それは開発の頭が「液晶脳」、「版権脳」、「ギミック脳」、「確率脳」に凝り固まっているからだ。これを一度リセットする必要がある。
「大当たり確率1/50~1/60でベースはゼロ。でもその分ガンガン回して大当たりすれば700~1000発出る機械。販売台数もそんなに多くはなかったが、前評判は結構高かった。ところがホールに導入されると稼働がイマイチだった。ベースが低すぎてお客さんには受け入れられなかった。かといってベースを増やした時の着地点が全く分からない。一番分かりきっていることは、ホールもユーザーも求めていたのはMAX機だったこと。ライト、ライトミドルもダメでユーザーが求めている機械が分からない」と苦悩するのはメーカー開発担当。
実際、ダイコクのSISデータを見ても、ライトもライトミドルも稼働がイマイチだ。2円パチンコで成功している事例も少ないように、中間スペックは受け入れられないのだろうか。
「1/200は手薄だったので力を入れたこともありましたが、鬼門です」(同)
会社の上層部からは「大至急ホールが買ってくれる台を作る」ことが至上命令となり、開発現場には相当のプレッシャーがのしかかっている。
ホールが買ってくれる機械を作るというのは至極ごもっともな話であるが、財務に余力があるメーカーには、もっとチャレンジしてほしい。
メーカーにチャレンジという言葉を使うと、ギリギリのスペックで保通協を通すことを指すが、そういうチャレンジではなく、保通協も申請を受け付けるのに困るような前例のない機械作りにチャレンジして欲しい。
その昔、全面チューリップだらけで、開いているチューリップに入ったらダメで、チューリップをすり抜けて、アウト玉になったらセーフ玉になる、という逆転の発想台なんていうものもあった。
役物時代の方がメーカーも柔軟な発想があった。
役物台を作ると「ゴト師に狙われる」と尻込むが、ゴト師をシャットアウトする機械を作ることも開発の役目だろう。
「そんな無茶な」というれることに対応できる発想力を鍛えることで、この業界のピンチを救う機械も出てくるというものだ。
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