パチンコ日報

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遊技機の検定切れをメールで自動的にお知らせするパチンコ検定ドットコム

パチンコ検定ドットコムがスタートしたのは今から3年前だ。

検定と名前が付くのでパチンコの知識を学ぶための検定試験のサイトかと思われがちだが、これが何と自店に設置している遊技機の検定切れを自動的にメールで知らせてくれる便利なツールだった。3年間のテスト運用を経て7月1日より、正式運用を開始した。

スクリーンショット_2015-06-17_10.29.46[1] パチンコ検定ドットコムは時代が求めるものだった。スタートした3年前の反応は鈍かった。

「うちは新台しか買わない」
「3年の検定切れまでうちは機械を使うことはない」

ところがこのわずか3年で業界は大きく変わった。大手が率先して新台購入費を3割もカットするようになったことが大きい。

新台を入れ替えて業績を上げるよりも、機械代を削減して利益を上げる店長の方が評価される流れにもなって来たために、ますます機械代を削減する傾向が強まってきている。それがパチンコメーカーの倒産にも表れている。

テスト運用中、システムのトラブルでメールの自動送信ができなくなったことがあった。ホールは無料で使っているにも関わらず、クレームの電話が殺到した。

「いつになったら復旧する? 早急に直してもらわないと困る」
「取りあえず、手動でメール送信してくれないか」

この時のクレームが、逆に需要があることが分かった。登録データからも年々検定切れの機械が増えている傾向が見えてきた。

「今、1店舗でも最低100機種以上の機械が設置されています。1パチコーナーがバラエティーコーナ化したためですが、これを管理するのは非常に手間で、店長さんの負担を大幅に軽減させることができます。機械を長く使う時代になったので、面倒な手間が省けると喜んでいただいています」(同サイト小林、中野共同代表)

テスト運用中に発生した問題点をすべてクリアしたため、正式運用を有料で開始した。

利用方法は会員登録するだけ。店舗に設置している遊技機の入力もすべてパチンコ検定ドットコム側でやるので、その手間もいらない。

サイトにログインするだけで、店舗に設置中や保管中の遊技機全ての検定期限までの残り日数も分かる。

スクリーンショット_2015-06-17_10.32.16[1]
ホール側で行うのはアラームの設定だけ。検定期限の30日前から30日単位で最大180日までを任意で選べる。設定した日が来るとメールでお知らせが届くので、店長のうっかりミスを未然に防ぐことができる。なお、倉庫に保管中の機種はホール側で登録が必要になるが、メールでのお知らせは同様に届く。

利用料金は月額5000円、年間一括払いは5万円。

姉妹サイトのパチンコ物件ドットコムの有料会員は、月額が3000円で、年間一括払いは3万円となる(パチンコ物件ドットコム有料会員の系列チェーン店も割引の対象)。

なお、2カ月間の無料期間があるので、この便利さを2カ月間体感できる。

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無借金経営研究その1

いま私がこうして商売させていただけるのも、『T』時代にビシビシと叩き込まれた基礎があるからです。

例えば、業績を上げるコンサルとして必要な知識や問題解決の方程式が1000個あるとするならば、700個くらいは『T』時代に教わって身に染み付いた事なんですよ。

では、どうして『T』がそんなに強いのか?

いま現在、その答えを探しに『T』の店舗に視察に行ったとしても、おそらくその強さの理由は『まったく分からないと思います』(笑)

店舗デザインレベルや販促レベル等、表面に見えるレベルからは、むしろ『ププッ(笑)レベル低いんじゃね?』と感じるはずです。

肝心なのは中身。ですが、業界の中で、Tの中の事情や強さの理由を知ってる人間はほとんどいないんですよ。

秘密主義というワケではないんですが、日本人経営で、かつ、業界団体活動にうつつをぬかしたりしない為、内部の情報が漏れてこない。

また『日本一』だという自覚があるので『セミナーに行って勉強する』とか『他法人から学ぶ』という意識が一切なく、他法人様との交流がほとんどないんですね。

あと、店長や幹部には、『日本一という強烈なエリート意識』とともに、『日本一のホワイト企業』と言っても良いくらいのあまりの待遇の良さに『自分から辞めて他の法人の店長になる』という選択肢はアタマ中にはいっさいありません。ちなみに私が27才で年収1150万円も頂いておりました。

私が入社したのは今から22年前の1993年。

すでに当時、300台クラスを18店舗展開しており年商800億円。その年の申告所得は40億円で、ホール企業では日本一に輝いています。

当時、リクルートの発行する正社員募集媒体『Being【ビーイング】』という求人雑誌がありました。

かなり分厚い本で、当時、パチンコ企業で『Being』に掲載するような組織体のところは『マルハン』『ABC』『ピーアーク』くらいでしたね。

Tはオモテ表紙裏の『表2【ひょうに】』、裏表紙の『表4【ひょうよん】と言われる『ビーイングの誌面の中で一番イイ場所』に掲載し、毎月400万円支払っていたそうです。

月額400万円かけて中途採用するのが月平均2名。『キミにはね、200万円かけてるんだよ!』と人事課長によく言われましたね。

22才の私は迷わず、1店舗あたりの売上がダントツ、かつ、『初任給30万5千円。完全週休2日制。入社2年で釘調整を教えます』という条件のTを選択。

入社1年後には年2回のボーナスが1カ月ずつ計2ヶ月分。1カ月といっても、普通の企業のようにめちゃめちゃ低い基本給がベースではなく、『基本給30万5千円』の1ヶ月なんで、入社1年後には一般社員でも年収420万円になります。3年勤続でハワイ旅行。いま考えると驚異的ですね。

なぜ、高い給料にするかというと、オーナーの戦略がありまして…『他のパチンコ屋の従業員のヤル気を無くさせる為なんだよ。パチンコ屋で同じように働いて、自分の給料が全然低いと知ったらどう思う?やってらんねーだろ?』

ちなみに中途採用でも入社試験がありまして、一般常識や時事問題、国語や算数【数学ではなかったような…】が出題され、円錐の表面積の問題が出て、ちょっと焦ったのは懐かしい思い出。『円錐の問題、アレは一瞬アセったよなー(笑)』は入社した全員に共通する微笑ましい思い出です。

18店舗という、当時のパチンコ業界においては大きな組織でありながらも、昇進に関しては完全実力主義。年四回の昇任試験【筆記、実技、面接】で平等に門戸は開かれています。私は入社1年2ヶ月後の23才で店長にさせていただきましが、過去には『19才で店長』というヤリ手がいたそうです。店長といっても役職は『主任』でしたので、当然みんなからは『主任!』と呼ばれす。『店舗責任者』であることと、『役職』は別でしたので、18店舗中、半分くらいは『主任』で『店舗責任者』でしたね。

『店舗責任者』を『主任』で1年半務め、主任のまま本部に異動し、社長運転手【24才】→店舗開発【25才】→エリア長【26才】→営業課長【27才】となりましたので、私はT時代に『店長!』と呼ばれた事が一度もなく、『店長!』と呼ばれる事にいまだに強烈に憧れます(笑)

ちなみに社長運転手を2年間務めましたが、最初の1年間は運転の事で怒鳴られまくりでしたね。相当ヘコみました。『いまは怒鳴られてコンチクショー!て思ってるだろうけど、将来は絶対に俺に感謝する時がくる!『運転うまいね!』て絶対に言われる時がくるからな』と言われてましたが、確かにその通りでした!いまでは安全運転にはめちゃくちゃ自信がありますね。ホントに大感謝です!もう免許ないケド。

本社スタッフはネクタイ禁止、スーツ禁止でした。『発想をトバせ!ネクタイをするとな、頸動脈が締まって血流が悪くなり、頭に血が行かなくなるんだよ。アイデアが出なくなる。テレビ局の製作の人間がネクタイしてるか?してないだろ?そういうことだ。』でもナゼかジーパンは禁止でしたが…

基本的にメガネも禁止。『自分の弱みを人にみせるんじゃないよ。あと、小学生の時にメガネをかけたいと思ったか?思わないだろ?大人になるにつれて、あきらめちゃうんだよ。ダメな自分を受け入れちゃうんだよ』うーん、納得です。

ブラインドタッチで『分速60文字』が打てないと降格。いまでは当たり前ですが、20年前の話ですからね。本社のパソコンのキーボードにはキーのアルファベットが見えないようにシールですべて隠してました。ちょうどWindows3.1が発売され、これから爆発的にパソコンが普及しようかという頃です。『バカバカしいと思ってるだろ?でも将来は間違いなく役に立って、俺に感謝する時が来る!』と。おっしゃる通りの時代になりまさした。こちらも大感謝!

ラッキーナンバー表示用の台のオビ【なつかしー】や、ポップを社内作成するために、当時はかなり高額なマック、イラレやフォトショップの高額ソフト、1000万円くらいするビデオ編集ソフト、ガラスへ貼る用のカッティングシートを自動で切る1000万円くらいの『ガーバー』という装置、ハイビジョンカメラ等々、あらゆる設備が本社にありましてイラレをさわれるようになったのがあとあと大きかったですね。

『どの釘が入賞に効いてるのか?』を調べるために、ハイビジョンカメラで数時間入賞パターンを撮影し、数パターンある入賞ルートの特定と、『効く釘』が分かった時には、ハイテクってスゴいな!と思いましたね。

つづく

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ライトユーザーを対象とした公開シンポジウムで未来を創れ

2020年開催の東京オリンピックの陰に隠れて、あまり知られていないのが2019年9月~10月開催のスケジュールで開かれるラグビーワールドカップ日本大会だ。

開催地は以下の12都市。

・札幌ドーム(札幌市)収容:41,410人
・(仮称)釜石鵜住居復興スタジアム(岩手県・釜石市)収容:16,187人 ※新設
・熊谷ラグビー場(埼玉県・熊谷市)収容:24,000人
・新国立競技場(東京都)収容:約80,000人 ※2019年完成
・横浜国際総合競技場(神奈川県・横浜市)収容:72,327人
・小笠山総合運動公園エコパスタジアム(静岡県)収容:50,889人
・豊田スタジアム(愛知県・豊田市)収容:45,000人
・花園ラグビー場(大阪府・東大阪市)収容:30,000人
・御崎公園球技場(神戸市)収容:30,132人
・東平尾公園博多の森球技場(福岡市)収容:22,563人
・熊本県民総合運動公園陸上競技場(熊本県・熊本市)収容:32,000人
・大分スポーツ公園総合競技場(大分県)収容:40,000人

この中で新国立競技場は開会式の時の開幕戦と決勝戦が行われる予定になっている。

オリンピックの前哨戦ともいえる大きな国際大会が2019年、そしてメインイベントのオリンピックが2020年と連続で開催されることにやきもきしているのがパチンコメーカーの関係者だ。

「ラグビーワールドカップとオリンピックを合わせると、下手するとトータルで半年間は新台入れ替え自粛が行われる可能性がある。メーカーは新台開発に2年ぐらいの期間をかけるが、販売計画が大幅な変更を余儀なくされそうな気配だ。メーカーにとってはかなり痛手になる。新台を買わなくても営業出来ることが分かるようになることが恐ろしい」

新台入れ替え自粛期間中に機械が売れないことは、もちろん痛手だが、それ以上にやきもきしているのが、MAX規制で、MAX機が市場から消えると共に、MAXユーザーが業界から去ってしまわないか、との懸念だ。

そこでこのメーカー関係者が提案するのが、ライトユーザーを対象にしたシンポジウムをホールとメーカーが合同で開催することだ。

「業界が原点回帰を目指すのであれば、これからの機械作りにヘビーユーザーの声は必要ありません。ライトユーザーの声を反映した機械を作って行かなければ、業界は本当にじり貧になってしまいます」(同)

このメーカー関係者は提案がこうして記事になることで、現実に開催されることを望んでいる。

ライトユーザーを育成することがこれからの業界の使命でもある。


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法令順守で客離れが進むことの不安

ハンドルネーム「寂しい」さんは、現役のホール店長。その立場で釘調整問題に踏み込んでくれた。メーカーの取説通りの釘では営業にならないことが改めて分かる。

以下本文

いつも楽しく拝見させて頂いております。

ホール店長です。

当店でも恥ずかしながら釘調整は行っております。
しかし今回の通達により諸元表通りの釘に戻す作業を日々行っております。

当店では低貸パチンコのお客様が多く、楽しんで頂く為にヘソは12.75~13.00でスタートは6回以上で営業しておりました。良く回って楽しく遊べると好評でした。しかしその為には、一般入賞口への入賞を制限するような調整をするしかありませんでした。

慈善事業ではなく、私自身も一サラリーマンである為、店舗の利益は確保しなくてはなりません。

よく回していればお客様に喜んで頂け、稼働が上がる。稼働が上がれば売上も上がる。売上が上がれば沢山回していても利益は残る。そういった好循環が当店では確立されておりました。

中には全く回らないような調整を行っているホール様も現実存在していることは承知しております。そういったホール様はやはりお客様は少ないです。ブランド効果や貸玉料金などでお客様を確保できているホール様もありますが…。

仕事柄、諸元表通りの釘で打ってみてから調整を考えるのですが、諸元表通りの釘では全然回らなかったり、逆に回り過ぎだったり、そもそも複数台導入した台の釘が一台一台バラバラだったりと、とてもではないですが調整しなくては遊べないレベルです。だからといって法を犯して調整しても良いという理屈にはなりませんが。

法令遵守は当然のことであり、これからも守り続けていくつもりですが、なんだか寂しく思うのが正直な気持ちです。

スタート回数は落ちるかわりにベースは上がるのですが、同じ千円でも今より回るかといえば、間違いなく回らなくなります。実際諸元表通りに調整済みの台は全然回らなくなってしまいました。

ベースが上がるので玉の持ちが良い代わりに保留が溜まりにくいので、当たりもしないノーマルロングリーチを見なくてはいけない時間も増えています。

いつも贔屓にして頂いているお年寄りの方たちが離れて行ってしまわないか不安でたまりません。

長々と長文失礼いたしました。


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