パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

一般ユーザーは歓迎ムードのAT,ATR規制

ホール物件を探しているオーナーは少なくない。大抵が600台以上の物件を探しているのだが、300台クラスならスロ専に転用する、ということで小型店でもそれなりの需要があった。



ところが、AT,ATR規制はスロ専の出店計画に急ブレーキをかけることになる。



「ジャグラーですらまともな値段で買えない。モノの値段は需要と供給で決まるといわれているが、スロットの中古機価格の高騰は、明らかに作為的なもので、値段を釣り上げて儲けようとしている業者の仕業だと思われる。機械価格が不透明で、先行きが見えないので、急きょスロ専の出店計画を延期しました」(都内ホールオーナ)



「スロットコーナーを増台する予定でしたが、機械代が高くなりすぎているので、中止にしました。今後が読めないスロットに投資することは無駄になりそう。スロット不況がどこまで落ち込むのかはまった読めません。慌てて増台するのは止めました」(都内ホール営業部長)



パチンコと違ってユーザーの年齢が若いスロットは、将来性があるものと思われていたが、規制一つで業界が右往左往する脆弱さが改めて浮き彫りになった。



もっともスロットメーカーもやり過ぎてきた。サブ基盤は本来、出玉をコントロールしてはいけないのに、主旨から外れて出玉をコントロールする演出になっていた。お仕置きされるのも自業自得な面はある。



意外なことだが、今回の規制を歓迎するのは一般ユーザーだ。



「この規制で一番期待してることは、新システムの開発ですね。この非常事態になってメーカーはどんな台を出してくるのか考えるとワクワクします。今までには無い感覚ですね」(名無しのスロッターさん)



「今までがおかしいと言うか狂っていた。現場を見ない馬鹿経営者がATじゃないと客が来ないなんて本気で思ってるからな・・・」(山田さん)



「設定1の機械割下限110%の機械を割り切って出したらいいよね。等価を前提に考えるからいけないのであって、

低交換率前提で考えれば良いかと思います。物理的に低交換率主体の営業に戻っていくのでは」(むかしさん)



「私がずっと待ち続けて来た事がようやく来始めたような気がします。そうです。下限に注目する事が世の中のため。業界のためです。今回の規則改正は警察の英断だったと思います。これでまたメーカーが抜け道を見つけてギャンブル性を高めるような動きになったら、今度こそART、AT自体を廃止すべきです。界は今回の動きに対して悲観してはいけません。5年後、10年後を考えるのです。そして、今後は自分たちで自制出来る業界になればきっと遊技者は戻って来ると思います」(パチスロ歴10年さん)



一部のヘビーユーザーを除いて、事故待ちとはいえ万枚出る機械が存在することに疑問を感じているユーザーもたくさんいる。



パチンコ業界で一番欠けているのは、ユーザーの声を聴くことだ。一部のヘビーユーザー好みの機械は大量の出玉を獲得できる反面、使う金額も半端ではない。それだけに、売り上げが上がる機械にホールもどうしても走ってしまうために、ライトユーザーを切り捨ててきた。



ヘビーユーザーより、ライトユーザーの数の方が圧倒的に多いのだから、業界はライトユーザーの声にも耳を傾けるべきなのである。



「今回の規制でメーカーは1年ぐらいは落ち込むと思いますが、知恵比べで業界が大きくなったことを歴史が証明しています。必ず、良い方向へ業界は向かうと思います。この10年でユーザーが1/3に減ったことが異常なことに業界人は気づいていない。警察の今回の規制は正解です。1500枚~2000枚が本来の大衆娯楽」(スロット開発関係者)



業界全盛期の3000万人、30兆円産業といわれた時代は、よく考えてみたらAT,ART機もなかった時代で、スロットはAタイプ、パチンコは1/200の確率の時代だった。パチンコもスロットも過激で射幸性の高い機械が主流になってライトユーザー2000万人が去って行った計算になる。



3000円~5000円のライトユーザーを呼び込める機械になれば、遊技人口は1500万人ぐらいに回復することだって期待できる。これで業界が終わった思う人は、業界から去ればいい。





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消費税10%で機械代40万円突破を狙うメーカー

景気回復を一般庶民が実感することはまだないが、ことし7月の有効求人倍率は全国平均で1.10倍で、東京は1.62倍と確実に雇用環境は改善されている。



東京の場合、オリンピックを控えており、不安材料もない。4月の増税でも消費はさほど落ち込んでいないことから、来年10月からの10%は確実視されてきている。



この消費税10%時代を奇貨として捉えているのが大手パチンコメーカーだ。



「営業サイドは景気が回復して、所得が増えれば、パチンコをする人も増える、と思っています。そうなれば、ホールの機械代の購入もこれ以上下がることはない、と考えています。景気が回復するここ2~3年のチャンスを逃すわけには行かない」(大手メーカー関係者)



東北の震災復興で土木作業員が増えたことで、キャバクラやパチンコ店が賑わっていた。ブルーカラーとパチンコの相性はいい。



では、消費税10%がどうして奇貨なのか?



「都遊協は税込みで機械代が40万円を超えないように、と要請していましたが、メーカーとしては機械代は値上げしたいのが本音です。今回の牙狼とAKBは40万円以上でも売れていたと思います。10%になれば、税込みではどうしても40万円を超えることになります。確実に売れるビッグコンテンツは40万円以上で売りたいわけで、外税表示もできるので40万円を超えても文句は出ないと思います」



メーカーが新台価格を上げたい理由は、他にもある。それは新台よりも中古価格の方が高いケースも往々にしてあることだ。金牙狼の中古機価格は90万円の値段が付いてが、それでも買うホールがある。早くも空き台が出始めている金牙狼をそんな高い値段で買って、ペイできるのか疑問も湧くが、回収できそうな機械となれば、買う。



新台価格を40万円以上にしたい、という狙いはまだある。



「40万円以上になれば、目の敵にされている機歴販売も解消されます。たとえば、定価が45万円になったとしたら、機歴のない中小店舗へも3台、4台と販売することができるようになります」



大手ホールに対しては台数値引きで調整するようだが、中小は定価で買ってもらえば、機歴がなく、小台数でも販売できるようになる、ということだ。



機械代を「安くして欲しい」とホール側の要望は続く中で、メーカーの一方的な意見なのでホールからは反論も一杯あるだろうが、一般の商材と違って機械の良し悪しで、ホールの儲けは大きく左右される。高くても元が取れれば「買う」というのは牙狼の中古価格にも表れている。





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パチンコ本来の面白さはハネモノにあり!

業界の最大課題はいかに新規ユーザーを増やすかにかかっている。パチンコよりも若者の支持を得られ、将来性があると思われていたスロットもAT.ART規制によって暗雲がたれこめている。



これまで新規ユーザーの声はなかなか届くことがなかったが、ハンドルネーム「打算ですが」さんから新規ユーザーとしての貴重な意見が届いた。しかもパチンコユーザーである。



以下本文





自分がまさに新規ユーザーで、ユーザー歴2年と少しです。新規ユーザー側の意見は少ないと思いますので、あえて本音を書きます。



まず、新規ユーザーの最初の関門として、ぱちんこをやろうと思わない。



遊び方がわからないうちに2万円も3万円も無くなるかもしれないという恐怖があるので、他の遊びを考えます。特に最近はスマホゲームのように、身近な暇つぶしツールは溢れています。



また、店に入ってきついのが、爆音とタバコくささ。最初の頃は、耳をかなりやられました。



あとは、演出の幼稚さ。『ホウー、アタ~』とか、『スペシャル~マリンパワー』とか、店に入ってすぐ聞こえるわけです。やっていて恥ずかしくないのか、と。



新規ユーザーは、自分の知っているコンテンツならば打てるかな、と言うことでそちらに行きます。



自分はエヴァ、エウレカでした。スロットの。



仕事人のサプライズボタンに興味を持ったのは、通常のボタン連打に飽きた頃でした。役ものやギミックは、新規ユーザーにはそれほど訴求しないように思います。版権の方が重要。



また、アニメ動画の使い回しでは無くオリジナルの曲が入っていたことで、とても楽しめました。ぱちんこでしか見られない演出と言うのが重要かと。



でも、本当にぱちんこの面白さを感じたのは羽根もの、特殊機でした。



ビッグシューターで、自力でラウンドを増やす興奮、ホー助でジワジワ玉を増やしている感覚、最高ですね。1000円勝ちくらいでも、セブン機での40000円勝ちよりも楽しんだ感があります。



この辺りの感覚を営業に活かしたからかどうか分かりませんが、羽根ものの自分の担当島は、週平均アウト55000まで行きました。アムテックスの羽根ものは、出来は最高と思います。



ぱちんこは、今のようなバブル崩壊後の一般的な金銭感覚に合わない事が、廃れてきている原因と思います。しかし、この金銭感覚が、消費活動を活発にし日本再生の活力になって欲しい、とも思います。





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突然のパチスロ機の中古価格の高騰の原因は何か

8月29日の金曜日の午後から急激にパチスロ機の中古価格が高騰した。



アナザーゴッドハーデスが20万円から40万円、モンスターハンター月下雷鳴や化物語、まどか☆マギカ、マクロスフロンティア2など、軒並み倍以上の値を付けた。



原因としては、試験方法が変わり、アナザーゴッドハーデスのような高純増で高スペックの機械が今後出づらいのではないかと言われたことと、10月5日納品予定だったスパイキーからのブラックラグーン2が販売延期になったことなどが挙げられるが、果たして、それだけが原因なのだろうか?



アナザーゴッドハーデスのようなMAXタイプが出なくなるのであれば、アナザーゴッドハーデスやモンスターハンター月下雷鳴の価格が上昇することは理解できますが、おおよそ高スペックとは程遠い化物語やまどか☆マギカ、マクロスフロンティア2の高騰は理解ができません。



また、販売延期になったブラックラグーン2の予定販売台数が約1万5千台と少ないので、これほどまでに中古価格に影響を及ぼすとは思えません。



9月以降の試験変更でも、既に検定を通過してデビューする機械は20機種前後あり、試験変更までに検定を通過する機械もありますので、販売台数は30万台以上あり、今さらあまり稼働していない化物語やまどか☆マギカ、マクロスフロンティア2の価格の高騰は理解できません。



試験変更しても、それほどバタバタしても仕方がなく、なるようにしかなりません。慌てて、高い中古機やこれからリリースされる新台を無理して多く買ってしまったら、逆に損をするだけだと思います。



我先に高い中古機やこれから出る新台に群がることが理解できません。中古機の価格は急激な乱高下を繰り返しますが、何か外部的な要因による意図的なものを感じます。



中古機の流通はそれほど台数がないので、誰かが急に買い占めれば、当然のように中古価格は上がります。そして価格が上がった後に徐々に売りに転じたら価格が下がります。この繰り返しが中古機で起こっているように感じます。



もしも、中古機の価格操作を意図的に行っているグループがあるとしたら、とんでもなく利益を得ていると思いますが、中古価格の乱高下はホールや業者の混乱を招きますので、中古機の価格の正常化のためにも止めて頂きたいと思っています。



この短期間に中古機の価格が高騰するのは、適正価格でない高い中古機をホール側が購入してしまうことが一番の原因だと思う。



ホール側が適正価格以上の中古機を買わなければ、需要と供給のバランスで中古価格が高騰することはありません。



高くなった中古機を追いかけず、我慢すれば、中古機の価格は安定すると思います。



今のAT・ART機の複雑になった特化ゾーンからの事故待ちのパチスロよりも、5号機初期のリングにかけろやスパイダーマン、ヱヴァンゲリヲンなどの設定看破を楽しむゲーム性のほうが本来のパチスロとして面白かったのではないかと思います。



今の5号機は決して良い方向には進んでいないように感じていたので、この試験変更はそれほど悪いとは思えません。





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下限試験55%をクリアすればAT,ART機は作れるが…

パチンコに規制がかかれば、スロットが良くなり、スロットに規制がかかれば、パチンコが良くなる。そんな歴史の繰り返しがパチンコ業界の歴史でもある。それは、パチンコファンもたくさんいた時代だから、成り立ったのかもしれないが、遊技日本が8月29日付で報道したスロット規制は、業界に衝撃が走っている。



規則改正をすることなく、今後、AT,ART機は事実上、作れなくなる。作ったとしても普通の機械になるだけで、1万枚、2万枚を超える出玉は期待できない。



警察庁から保通協に対して、9月16日からの試験持ち込み分から、スロットの出玉の下限試験(55%)を行う場合、すべて順押しで、アシストを無視するように指示があった、という。



これによってどういうことが起きるのか?



「下限試験で、逆に『出ない』、『当てない』打ち方をすると、今のAT,ART機は総崩れです。当てなさい、と信号は立っているのを外したら、下限試験は思いっきり引っかかります。下限出玉率は10~20%ぐらいではないでしょうか。これまで保通協もメーカーも上限(120%)の方ばかりに気を取られていましたが、下限は盲点です。これは規則を変えることなく、AT,ARTを作れなくする規制です」(スロットメーカー関係者)



保通協試験には長時間試験では17500ゲーム回して120%を超えない、中時間試験では6000ゲームで150%を超えない、短時間試験では400ゲームで300%を超えてはならない、という規定がある。



機械の試験は射幸性の試験でもあるため、メーカーがいかに上限出玉率をクリアするかに腐心していたことは想像に難くない。



AT,ARTに規制が入る、という話は数年前から出ていた。事故待ちとはいえ、2万枚出るような機械も現存する。



警察庁としても高純増AT機を作るスロットメーカーに「激おこぷんぷん丸」状態だった。



ただし、AT,ARTが作れない、という意味ではない。実際、各メーカーは開発中だった機械もあり、下限出玉率を55%以上になるように設計変更をしている真っ最中だ。



「順押しで下限55%をオーバーするように設計すると純増1枚強が精一杯ではないでしょうか」(スロット開発担当者)



そんなAT,ARTを作ってもホールは買ってくれない。



5号機の初号機時代まで逆戻りする感覚で、どこまでスロット市場が落ち込むのかは想像もできない。



スロプロの反応を聞いてみよう。



「AT,ARTに依存しています。AT,ARTは設定判別が複雑なんですが、事故待ちがあって万枚以上が期待できる。すべてAタイプになると設定判別も比較的簡単なので、打ち子が増えると思います。Aタイプだけになったらハローワークへ行く準備もしなければなりません」



その一方でAタイプメーカーの関係者はこう話す。



「ATが規制されることは業界にとってはいいこと。今の機械はきつすぎてお客さんはどんどん飛んでいっています。ノーマル機が増えることで、集客にもつながります」



規制が強化され、ギャンブル性がそぎ落とされ、遊びやすくなることで新規客が増える、とポジティブに考え方を切り替えるしかない。





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