パチンコ日報

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稼働を上げるための必須条件

東日本大震災の時、電力不足の中でパチンコ店は煌々と明かりを点けていたことが社会から批判を浴びた。そこで遊技機メーカーは省エネモード機能を搭載して、空席の時は画面を薄暗くしている。



これは世間に対するパフォーマンスなのだろうが、液晶画面を薄暗くしたところで、液晶画面は元々電気代をあまり食わないので、1日中省エネモードになっていたとしても、電気料金は数円の違いでしかない。



むしろ、薄暗いことは、客心理として打ちたくなくなる方に作用する。パフォーマンスで省エネをアピールすることが、結果的に客離れを引き起こしているようにも思えてくる。





スーパーの自転車売り場の売り上げが月間2600万円だったが、あるアドバイスを受けて月間4000万円売り上げるようになった。最近は8万~10万円もする電動自転車が売れ筋になってきているので、1台当たりの単価が高くなっていることもあるが、それにしても1.5倍とは驚きだ。



アドバイスの中身はそれがノウハウなので、詳しく書くことはできないが、まず着手したのが売り場を目立たせることだった。



その目立たせ方は実に簡単でおカネもかからない。売り場が目立たなければ、お客さんも気が付かないで素通りしてしまうことだってあるためだ。まずは注目してもらって、後は、ネット販売との価格差を埋めるための差別化のアドバイスを事細かく行った。その積み重ねが口コミで広まり、売り上げアップへとつながっていた。



売り場を目立たさせる、ということは商売の鉄則でもある。ということは、実際問題として、たいして省エネにもなっていない省エネモードは意味がないだけでなく、お客の心理からしても、薄暗い画面の台に座る気になれず、売り上げ減にもつながっている可能性があることを一度検証することも必要だろう。



目立たせて集客した次のステップは、購買意欲をそそらせなければいけないのだが、その要は従業員になる。



「この台は保留玉が赤になったら、とっても熱いんだよ」と機械に詳しいおばあちゃんがいる。どうしてそんなに知っているのか、おばあちゃんに尋ねたところ「熱心に教えてくれる店員さんがいるんだよ」との返事。



遊技機の説明書は、お年寄りには字が小さくて読みにくいだけでなく、書いている内容も理解し難い。



それよりも、スタッフが言葉で伝える方が理解も早い。特にパチンココーナーはお年寄りで支えれれているのだから、機種説明ができるスタッフの数が多ければ、多いほどリピーターにもつながるということがいえる。ホールの商品はパチンコ・パチスロなのだから、商品説明は従業員なら誰だってできなければならないのが普通だ。



もちろん、機種説明以外にもお客さんの要望に応えなければならない項目はたくさんある。



その一つがタバコの煙対策だ。最近は分煙ボードを取り付けるホールも増えているが、一番効果があるのは、幕板部分に空気清浄機を組み込んだ商品だ。煙は上に上がっていくので、幕板部分で煙をキャッチするのが理に適っている。



実際、発売されていたが、価格がネックだったのかあまり普及することはなかった。



分煙化が叫ばれる今こそ復活してもらいたい。





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