パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

業界にもツイッターの波が

先月下旬、「超地域密着営業宣言」と銘打って、日本初?のパチンコ店公式ツイッターアカウント取得して、チラシで地元のツイッター仲間を募集しているホールが登場した。



つぶやきを共有して、店とファンの間でゆるいつながりを持つことが目的のようだ。



なかなかいいアイデアだ。



まず、ツイッターを活用するには、フォロアーを増やすことが求められる。フォローされていないと誰も自分のつぶやきを読んでくれる人はいないわけで、本当に独り言で終わってしまう。



最低、100人ぐらいにフォローされると後は、フォローつながりが生まれてくるので、自然にフォロー数が上がって行く。



まずは、自分からせっせとフォローする人を増やすこと。



パチンコ業界でもツイッターの可能性を求めてツイッターを始める人が、増えてきているが、まだまだ数は少ない。



ツイッターの使い方で、今、一番手本になるのが、素人女子大生がツイッターを使って日本全国を0円で旅しているケースだ。



ツイッターで行き先を事前に発表して、そこまで送ってくれる人と、一晩泊めてくれる人を募集している。



旅先では地元のラジオ番組に出演したり、行く先々でインタビューした人を動画で撮影してブログに載せている。



ツイッター先進国のアメリカでは、ツイッターを商業利用している人が多く、自分の商用サイトへ飛ばすURLをくっつけてつぶやいてくる。商売するためにはフォロー数が命なだけに、スパムのごとくフォローしてくるが、海外からのフォローに対しては、一切フォロー返しをしないようにしている。



そういう中で、日本全国0円の旅は、ツイッター利用としては画期的だ。



ここにツイッター利用のアイデア、ヒントが満載されている。



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お金をかけずに立て直すコンサル

ホールは二進も三進も行かなくなったところで、最後の頼みの綱としてコンサルにすがりついてくる。



そういう状況だから、ホールにお金はない。



お金をかけて立て直すのなら誰でもできるし、それはプロの仕事とはいえない。



ミッションはお金を使わずに立て直すことだった。



お金を使わないということは、新台も導入しなければ、イベントもしない、ということ。



地域で稼働はダントツのビリホールが、金を使わずに立て直すコンサルが入って稼働を徐々に上げていっている。



3カ月で稼働は3倍に上がった。



と、いっても元々の稼働が低かったので、この3倍というのは数字のマジックのようなもの。



では、どうやってお金をかけずに稼働を上げるのか?



ズバリ人間力。



「スタッフのファンを作る、というやり方です。うちは島礼は一々する必要はない、という方針です。ただ、スタッフには気の効いた一言をお客様へかけることを教育しています。負けてイライラしているお客様がいたらジュースぐらいおごってもいい、という考え方です。このスタッフに会いたいから、うちの店に来たくなるイメージです」



お金がないのならスタッフによる集客作戦である。



一番厳しく指導しているのが、笑顔だ。



いくら笑顔を出すようにいっても、現場で笑顔が出ないアルバイトには退職勧告が飛ぶ。



出玉や新台での競争を避け、「快適な遊技空間を」を目指して3カ月。アンケート結果からもスタッフが以前に比べて明るく店の雰囲気が変わった、との声が寄せられている。



新台を買う予算はないので、「新しめの台、入りました」との告知は泣かせる。



店長が毎朝発信する会員メールは、イベント告知とは様相が違う。



店長の身近な出来事や時にはプライベートなことまで書いて送っているのだが、一種の店長ブログのようなもの。



「最近、メールを読むのが楽しみになりました。毎日ネタがよくありますね。これからも頑張ってくださいね」と固定ファンも少しずつ増えてきている。



店長の顔が見えるというものだ。



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ホール運営の参考にしたい劇団四季の手法・・・その⑩マルハン編序曲

劇団四季とマルハン。



この両者を長年に亘って注視し続けてきた結果、成長過程に重なるイメージが沸いてきた。



どの業界でも言えるのだが、業界トップになるにはそれなりの理由と過程がある。



マルハンに関する著書は多数あるが、そこには書かれていない別の角度から私の考えを書きたい。



劇団四季は今でこそ日本で一番大きな劇団組織として認められているが、実は数10年前までは異端児扱いの劇団であり、新聞や雑誌の演芸記者からは批判される事もしばしばあった。



劇団四季の独特な理論「母音法」もその一つで、最初の頃は批判を受けた。



今ではその母音法は、小学校やテレビ局のアナウンサー向けの講義もある。



過去に批判されたものでも、いずれ認められることは世の中に多い。批判されてもそれを信じて継続することの大切さだ。



今から15年~20年前、マルハンと同じレベルだった、あるホールチェーン「A社」が、どうしてマルハンに並ぶレベルになれなかったのか?



それを劇団四季とマルハンとA社を対比させながら説明したいと思う。



私がホール売り上げランキング上位10社に興味を持ち始めたのは、初めて店長職に就く前だから約20年前にさかのぼる。



キャリア制度で入社したので、頑張れば1年で店長を目指すことが可能だったので、入社直後から他のチェーン企業を観察していた。(簡単に店長になれた訳ではなく、ホール業務8時間・釘の自主練習6~8時間・開店前に店長の釘を盗むのに自主出勤で2時間。これを毎日10カ月)



これは自分が店長になった時のための観察勉強だ。



東北、関東、東海、近畿、四国、九州、のホールを旅行も兼ねて視察した。



この時、間違いなく自分の会社の接客は日本一だと感じた。



いまのレベルから考えたら50点くらいだろうが、それでも当時は日本一だと感じた。



その時、以前勤務していた会社の接客チェックリストに手を加えて採点した。



その時、マルハンのある店舗は、自店舗よりも低い評価だった。



当時は時間がないため、機械調整の評価まではできなかった。これが悔やまれる。



その後、マルハンの快進撃が始まる。



マルハンの看板を見つけると、極力入店して遊技する努力をした。



マルハンだけではなく、ガイアやダイナムも同様にチェックした。



これを日常的に行っていた時期に、あることに気づいた。



これはマルハンが意識的に行ったことではないが、結果的にそうなっていたこと。



元同僚がマルハンへ転職して店長職に就いていたので、その見方が半分は正解だったと聞かされた。



マルハンの躍進の理由は、出店戦略など様々なことが語られている。



次回からはそれとは同じ目線ではつまらないので、斜め45度の角度から検証したいと思う。



マルハンの関係者から「それは違う!」と言うご批判があれば、喜んでお聞きしたいと思う。



誤解をして欲しくないのは、これは私の見方=主観でありますので、その点をご理解頂きたい。



つづく



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【掲載予告】消費者金融とスロット業界の共通点

まずは、表題とは関係ないことから。



8日のア太郎様のコメントには驚かされた。

私の書きたいことが凝縮されている。



この先のシリーズの展開は「斜め45度から見たマルハンさん」という副題で書き進めている。



もちろん、許される範囲で。



さて、今回の寄稿は掲載予告と但し書きを付けている。



ある会合で関係者を前に1時間ほど話すことになった。その時のテーマが「グレーゾーン金利撤廃で市場縮小の消費者金融とスロット業界の共通点」。



消費者金融業界は、ここ数年は2兆円の市場規模で推移していたが、どんどん縮小している。



この業界は多少誤解されている面もある。一般的には、だらしない人間が消費者金融から金をかりているイメージが強い。



確かにお金にだらしない人は存在するが、あれだけの市場を形成していたということは、それだけ需要があった訳だ。



そんな市場が改正貸金業法の影響で急速に縮小しており、平成20年の市場規模は1.5兆円まで落ち込んでいる。



★この急激な市場規模縮小は、スロット4号機問題に似ている。



4号機規制をきっかけに、スロット市場が崩壊した。



今後も消費者金融市場は縮小する見込みだ。その理由はこれから始まる、貸出総量規制強化が待ち受けているからだ。



この問題については、会合が終わった後で寄稿する。



スロット業界へ向けた警告でもある。



消費者金融は、グレーゾーンを拡大解釈して市場を増大させてきた。



その改善策を取らないでいたツケが、今の現状を招く結果となった。グレーゾーン金利の過払い利息の返還は、消費者金融会社の収益を圧迫し、経営の見直しを迫られている。



私の情報では、今後もスロット規制が緩和されることはない。緩和されても極々限定的だ。



4号機規制が先に始まり、グレーゾーン金利規制が後を追った。



この両者に共通するものとは?



つづく



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お客様に好評シリーズ① サドルカバー

画像をご覧いただきたい。



ここは700台クラスの繁盛ホールの駐輪場である。

お客様の自転車のサドルを見て何か気づいただろうか?



全車同じサドルカバーが付いている。



その理由は何か?



この日、午前中は曇、午後から雨。



このホールは今はどこでも採用している傘の無料貸し出しを実施している。



それ以外の雨の日サービスがこの画像のカバー。



色はピンク。



同じチェーンの別店舗では、黄色のカバーを採用している。



このホールでは、営業途中で雨が降り出した場合、係員が1台ずつお客様の自転車の濡れたサドルを拭いて、このカバーを掛けている。



このカバーは持ち帰り自由。希望者には新品のカバーを無料提供してくれる。



このサービスは、一時的なものではなく、前々から実施している。多分このカバーは大量に発注しているものと思われる。



このサービスはもちろんお客様からは大好評。



ここまで徹底したサービスは業界でも珍しい。



他ではマネの出来ない独自のサービス。これがお客様の脳裏に焼き付く。



お客様の求めるこのサービスこそが重要。



このホールは、このサービス以外にも接客や出玉は申し分ない。



全てが合格点ではないだろうか。



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