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4円で客もホールもおカネがかからないパチンコ台が業界復活のカギ


4号機全盛時代、余りの爆裂性から強制撤去になった対象機を東北・宮城のホールオーナーは頑なに自店には導入しなかった。

「ああいう機械は業界にあってはならない。どうしても使いたいというなら他の会社へ行ってくれ」と店長の要望も聞き入れなかった。

店を預かる店長にすれば、売り上げが上がり、利益も取れる機械は、ノルマを達成するには必要不可欠だ。そのためだけに、爆裂機を導入したがる店長たちをオーナーは叱った。

「お客さんが減り続けている理由は、おカネがかかり過ぎるようになって通えなくなった。メーカーの営業マンもホールの店長も、そんなに給料をもらっていないので、打てない。自分たちがやれないものを提供し続けているのだから、減るのは当たり前」

業界全体の売り上げが下がり始めると、メーカーはホールの要望に答える形でスタートの賞球個数を7個、6個、5個、4個、3個と落としながら売る上げの不足分を補っていった。

「業界はヘビーユーザーばかりを見てきた。ヘビーユーザーが喜ぶ射幸性の高い機械ばかりを開発してきたが、そのヘビーユーザーも減り続けている。離れて行ったお客さんのことは誰も見ていない。実は繁盛店こそが一番お客さんを減らしている」

繁盛店がお客さんを減らしているとはちょっと理解しがたい。どういうことなのか?

「稼働の良かった日のお客さんの顔ぶれを見て見なさい。普段とはまったく違う顔ぶればかりで、本当のお客さんを食いつぶす商売をしていたら、お客さんはいなくなる。業界から離れた2000万人のお客さんを呼び戻すには、業界がいいという機械の延長線上で呼び戻すことはできない」と断言する。

このオーナーはある日、日工組の幹部と会った。そこで幹部からこんな話を聞かされた。

「久しぶりにパチンコしたけど、パチンコがえらいことになっている。ホールさんは大変だな」

メーカーのトップはホールに出向いてパチンコを打つこともしなくなっているので、まるで他人事。

オーナーはメーカーのトップにこう要求した。

「開発が自分の小遣いの範囲で遊べるものを作らないとダメです。もっとも、売り上げが上がる機械を要求したのはわれわれホール側ですが、4円でおカネを使わない機械を作って下さい」

低貸し営業が今や主流になっているが、低貸し営業を喜んでやっているホールオーナーは誰もいない。緊急避難措置として低貸しをやっているだけだ。その低貸しですら目的と手段を履き違え、回らないのでどんどん面白くなくなっている。

「短時間で消費金額がかかる遊びを今の若者がやるわけがない。演出過多でしかも演出は裏切ることばかり。止め時を与えず、ずっと打たせようとする機械作りでは未来がない。ただ、おカネも時間もあり、遊びたい中高年はもっと分かりやすく、消費金額がかからない機械にすれば呼び戻せる」

4円でおカネのかからないパチンコ台とはちょいパチとも違う。お客もホールもおカネのかからない台のことだ。


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