で、15人中パチンコ、パチスロ経験者は僅か3人だった。パチンコをやらない学生らの業界イメージは想像以上に悪かったことを嘆いていた。
未経験者からするとパチンコを打つことがダサく映るようだ。もし、彼氏や彼女が付き合った後でパチンコを打っていたことが分かった場合「すぐに別れる」と答えた人が半数もいたことに驚きを隠せなかった。
これに対して1人の業界人が意見を寄せた。
パチンコをやったことのない学生らがパチンコを「ダサい」と思っているのは、遊技そのものや店ではなく、「お客」と指摘した。それはノンユーザー大学生グループをインタビューしてからの確信だった。
女子大生からは「店の前に並んでいる人が怖い」という意見もあった。
さらに、ドラマの中で「だらしない人」を役柄を伝えるために、パチンコ店に行く場面が使われる。そうしたイメージの蓄積で、ノンユーザーの頭の中に、「パチンコする人=だらしない人」という人物像が形成される、と分析している。
新聞の社会面で取り上げられる公務員の横領事件で、おカネを何に使っていたかといえば、大抵がパチンコなどのギャンブル代や借金の返済だ。これが実に多い。
悪質タックル問題で日大トップの田中英寿理事長が記者会見に応じないことに世間の批判が集中しているが、週刊文春が田中理事長がパチンコをしている姿をグラビアで大きく報じると共に、ホールから出てきたところを突撃インタビューしている。
理事長としての見解を聞かれると、田中理事長は「俺、知らないもん、全然。フットボールなんてルールも知らないし」などと答えている。こんな発言では記者会見にも出てこれないわけだ。
今や、すっかりラスボス級の悪人に仕立てられている田中理事長がパチンコを打っているわけだから、パチンコをやる人=ダサい、となり、ますますパチンコのイメージは悪くなるばかりだ。
元々パチンコは大衆の遊びである。下町のブルーカラー層が多い地区や漁師町などが、売り上げが上がる傾向が強かった。
パチンコをやる人=ダサい。
このイメージを覆さない限り、パチンコの負のイメージは変わらない。業界として全く手を付けて来なかった盲点でもある。
業界首脳陣はこの問題をどう捉える!

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