パチンコ日報

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京大で開発中の依存症治療薬に期待


依存症問題ではお馴染みのハンドルネーム「元業界人」さんは、学生時代にパチンコに嵌り、大学中退後に、パチンコ関連会社に入社。自らが悲惨なパチンコ依存症を体験した後、現在は精神科の医療機関に勤務している。

シリーズで放送されているEテレのハートネットTV依存症の放送を見たコメントを再録する。

以下本文

ハートネットTV依存症の放送見ました。

パチンコ依存症、野球賭博によるギャンブル依存症の方についての内容。パチンコ依存症の方は、長崎の専門病院へ入院し、野球賭博の方は、専門施設へ入所。これらにより実際に回復するのかはわかりませんが、アルコール依存症や麻薬依存同様、なかなか回復が難しいのでないかと感じています。

番組を見ていて、野球賭博の方が田中氏に施設入所を勧められて拒むシーンがありましたが、精神科病院においても、明らかに疾患のある患者が入院拒否する状況に似ていると感じました。

病識のない患者が医療保護入院についての説明を受けたときに拒絶するのと似ているんです。番組内でもギャンブル依存症は否認の病と言われていましたが、まさしくその通りで、やはり病識の欠如があるように思います。

また、田中氏が解説していたように、ギャンブル依存症患者は、ギャンブルをやめたいと思っている一方で、やめたくないという相反する感情があります。

放送内のパチンコ依存症の患者の兄が話していた内容で、依存症当人に、パチンコは楽しいかと尋ねたときに、苦しいと答えたというエピソード。

苦しいのに、その苦しさから逃れるためにパチンコをしてしまう。そうやって現実逃避するための手段がパチンコであり、パチンコをしているときだけ、パチンコによる苦しさを幾分か和らげているように思います。

また、パチンコ依存症だけではないですが、依存症全般において、家族も共依存になる傾向もあります。

精神科において、ギャンブル依存症はまだまだ治療法が確立されておらず、入院適応とはなりにくい病気です。

現に、私が勤めている精神科には、ギャンブル依存症の患者はいません。ですが、先日も書いたように脳の機能変化があることを考えると、やはりギャンブルが脳に影響を及ぼしていることは明らかであり、疾患と捉え治療しなければならないと思います。

施設や自助グループだけでなく、薬物療法もあるようですが、アメリカにおいてもまだまだ難しいところのようです。

アメリカでは、オピオイド系が有効だったという話もあったようですが、数年前の検証では否定されています。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)なども臨床で使用されているようですが、結果ははっきりしていません。京都大学の鶴身氏の研究がより進み、有効な治療薬が開発されることに期待したいと思います。



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