日報でも何度もこの件では設定付きパチンコの復活を取り上げてきているが、「第一の解決策は設定しかない。設定にすれば、1000円スタートのボーダーも関係なくなるので、ウチコ軍団排除にもつながる」と話すのはメーカー関係者だ。
その昔、CR機が出た当初は3段階の設定が付いていた。
パチンコの設定は1.2.3の3段階だったが、スロットと逆で1が一番いい設定だったが、ホールが使うのは一番悪い3。その分回したが、3しか使わない。設定の意味がなくなったので、いつの間にか設定がなくなった、という経緯があった。
しかし、真鍮釘を使っている以上、物理的に釘は曲がってくるので、元に戻すためにもメンテが必要になる。
設定付きにする場合、釘が曲がらない素材が求められる。素材的には曲がらない釘は作れるが新たな問題が発生する。
設定付きで、釘が曲がらない、というのはあくまでもセブン機を対象に考えているからだ。警察も単なる“抽選機”と嫌うセブン機ならそれでもいいが、これからは多種多様な低射幸性の遊技機を開発し、設置することを日工組やホール5団体は決意表明している。
「ハネモノは設定付きは無理。釘調整ができないとなると役物のパチンコ台が作れなくなる」(同)と新たな問題が発生する。
多種多様な機械を開発しようにも一切、釘調整ができないとなると開発陣も相当頭を悩まされる。
釘調整不要の中で封入式の流れがあったが、このメーカー関係者は「当分、その芽はなくなった。この先10年は出ない」と断言する。
パチンコ機の撤去・回収問題では、“主犯格”となった日工組も警察庁の信頼を失ってしまっては、前に進めない状況かも知れない。
そこで求められるのが、日工組へ新たな血を入れることだ。
「メーカーが簡単に参入できるぐらいじゃないと、活性化はできない。小さいメーカーでもいいから昭和物語のような機械を出して欲しい。スマホのアプリのようにたくさんの開発会社が色々なアプリを作るから面白いアプリも生まれる」(同)
メーカーの発想ならライバルが増えれば、自ずと自社のパイが奪われて行くので、新規参入メーカーを喜ばないものだが、このメーカー関係者は違った。
ただし、日工組へ入るには結構障壁はある。
日工組へ加盟するには遊技機を作っている実績があり、組合員2名の推薦が必要になる。
さらに、パチンコは特許の塊なので、パチンコの特許を使おうと思えば、一般社団法人日本遊技機特許協会へ加盟しなければいけない。
資格は日工組のメンバーであることに加え、本協会の2名の推薦が必要となっている。
業界外からの新たな発想を注入しなければ、面白い機械も生まれないのかも知れない。他力本願でもいいから、革新的な機械の開発が望まれている。
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