データの上ではMAX機が稼働しているのだが、では、打っている客の顔ぶれといえば若者が占めている。新店舗なので本来の地元客ではなく、釘が甘い時だけ遠方から集まってくる軍団ともいえる。新店にミドルやライトミドルに客が付かないのは、本来来てほしい地元の年配客が来ていない、という証でもあろう。
稼働がいいからということで業界はMAX機主体で機械作りをしてきたが、データからは客の顔は見えない。ホール現場が開店プロ集団かどうかということが一番分かっているはずだが、会社から予算達成を求められれば、客層はお構いなしで、MAX機に依存してきたともいえる。
彼らは完全に日当を稼ぎに行っている集団である。それも織り込み済みで受け入れるホールもあるだろうが、MAX一辺倒に偏って来た背景を考えると、誰を喜ばせるためだったのか、と思う。
12月はグランドオープンの最盛期を迎えた。開店初日は各店舗も長蛇の列で客が溢れかえる。ところが早いところは5日も過ぎると潮が引くように客はいなくなり、地元の客がパラパラと残っているのが現状である。
イベントは打てないが、既存店では長年培ってきた特定の日は各々の店にそれぞれある。その日だけはまた客が押し寄せるが、翌日はまた普段の光景に戻る。
プロだからといって毎日勝ち続けるわけではないが、月トータルではプラスに持って行くのがプロで、そのためのの情報収集能力には長けている。
グランドオープンして失敗するパターンがこのプロ対策がなされていないホールだ。集団にボックスを占拠され稼働が上がったとしても、これでは地元客が育たない。
「プロお断り」を目視とデータに基づいて、止め打ちをしている客の排除に乗り出した。各台にも止め打ち禁止の張り紙をした。
集団を排除した結果、稼働は下がった。しかし、地元の顧客が来やすい環境整備の方を選択した。長い目で見れば、その方が得策だ。
グランドオープンで開店プロを排除したいのなら、チラシは元より、ネットでも一切情報を流さないことだ。開店初日の賑わいはないかも知れないが、集団に美味しいところだけを持っていかれることはない。
グランドオープン初日の喧騒を見るたびに、業界はこれでいいのか、とモヤモヤする。
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