「10万円出る機械なら、5万円までは打つ。期待値が大きいほど、投資金額も大きくなり、我慢して打てる」(スロット開発担当者)
4号機時代、アシスト機能で玉を出せば、1ゲームで12枚増(240円)、1時間800ゲームで19万2000円も出た。1時間という短時間で20万円近く出る能力があったため、ユーザーはサラ金からおカネを借りてでも打ちこんだ。
5号機では1ゲームの純増枚数は1.5枚ぐらいからスタートいて、それが、1.7枚、2枚、3枚と徐々にエスカレートしたが、1時間800ゲームで5万円以内に抑えられた。
1号機~1.5号機の時代は350枚終了で、7枚交換だったために、5000円程度の遊びだった。2号機からノーパンク営業になるが、大阪は長らく7.8枚交換の1回交換が続いた。
「1回交換なので、その都度交換差益手数料が入ってきた。その分、1回交換から出せた。当時は射幸性もそんなに高くはなかった。1回交換なのでその都度お客さんも冷静になれた。そういう時代から等価、無制限営業になり、市場は3000万人に拡大したが、年々きつい営業になり今がある。等価、無制限になって交換手数料が入らなくなったため、ホールは一番出ない調整になった。等価、無制限はパチンコもスロットも100%を切った営業しかできない。こんな営業を毎日続けていて、打ち手が面白いわけがない。メーカーがいいものを出しても、一番楽しめない調整だから楽しめない」(同)
パチンコ、スロットは射幸性があるので、「毒のある産業」というホールオーナーもいる。射幸性は規制しなければどんどんエスカレートしてしまうからだ。スロットも前述のように4号機で大きな規制を掛けられながらも、5号機になって少しずつ純増枚数を増やして、長時間かければ2万枚も出る機械も実在する。
今、残っているユーザーは高射幸性に慣れているユーザーだが、スロプロが目標とする日当はせいぜい2~3万円。40万円出る機械は彼らも“事故待ち”としか考えてはおらず、プロはAタイプで確実性を狙う。
半分の原理からいうと勝っても2~3万円、となると夢はなくなる。しかし、これが短時間でなら話は違ってくる。2000~3000円使って1回終了で2~3万円になるのなら、足を洗った白衣の調理師やサラリーマンが戻って来るかも知れない。
1パチで長時間打つことがのめり込みにつながる、という説もあるように、ちょい打ちでさっと切り上げられる機械も必要だ。
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