さらにこう続ける。
「パチンコ業界人はバッカじゃねえの。せっかく4号機を認めてもらった時にもう少し、連チャン性を抑えていたら規制されずに済んだのに。今度は5号機のARTも作れなくなる。せっかく警察に認めてもらったものを規制、規制の繰り返しでは、本当に加減を知らない業界だ」と呆れる。
闇スロ業者にいわれたくない。
4号機が撤去されたのは2007年10月。それ以降にスロットを打ち始めたスロッターは4号機がどういうものだったのか、知る由もない。
4号機の歴史をおさらいしてみよう。
3号機までのスロットは裏モノが蔓延していた。1992年、不正機を一掃するために、不正が仕込まれないロムとして採用されたのがLETECのV2ロムだった。このロムを搭載して登場したのが4号機だった。これによってロムもCPUも改造できなくなった。
この時期に人気を博したのが山佐のニューパルサーだった。Aタイプのノーマル機だったが、4号機の代表的機種として売れに売れた。
4号機がスタートしてしばらくは、ニューパルサーの独壇場だった。この時期にあるメーカーが動いた。
お客の投資金額を下げるために、リプレイというサービスゲームを設けていいかを打診したところ、消費金額が下がるのはいいことなので、リプレイが認められることになった。
リプレイが認められた次の段階でこう打診した。
「ボーナスが立った場合、本来はお客さんのもの。でもリプレイが続いていたら当たりが取れない。リプレイ中に大当たり信号が出たら、これを1と考えていいですか? ボーナス確率が1/300の機械で、リプレイが続いていたら1/350になってしまう。これではお客さんに不利になる。リプレイの時は出せないけど、終わったら出してもいいですか?」
当時の行政はお客の負担が少なくなら、ということで、この2つの要望をOKした。この2つが認められたことによって誕生したのが、いわゆるボーナスのストック機だ。
リプレイが何度も続き、その間ボーナスが5回も10回も溜まってくる。それがノーマルゲームに戻った時に、一気にドバっと吐き出させる。3号機時代の不正を合法的に行えるようになった。
さらに、スロットも映像や音響演出でZ80では容量が小さすぎてできないので、出玉に影響しない映像、音響関係を制御することを理由にサブ基板の使用を認めてもらった。
大当たり抽選はメイン基板で行っているのだが、サブ基板で押し順をアシストすることで、純増12枚出るのが大量獲得のAT機だった。
5号機では純増3枚ですら規制されるわけだから、4号機のAT機がいかに大量に出ていたかが分かる。
「メーカーにしても、ホールにしても射幸性の高い機械ばかりを求める。射幸性の高い機械の方が、回収が早いからに他ならない。公のことを考えず、私利私欲に走った結果が業界の縮小を招いた」(元スロットメーカー関係者)
儲けられるときに儲ける。そのDNAが連綿と続いている。
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