パチンコ日報

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5個賞球が主流になることが業界のV字回復のカギとなる?

数々の規制問題を受け、2016年はパチンコで行くべきか、スロットで行くべきか、と業界セミナーでも一つのテーマになるほどだ。

「スロットの苦手な法人は厳しい。逆にスロットが強い中小にはチャンス」という意見もあるように、流れはスロット優位にあるように感じさせる。

日報ではスロットを含めてパチンコ業界といういい方をしているが、近い将来パチンコとスロットの設置比率が逆転されている可能性だって否めない。その場合、ブログタイトルをスロット日報に変更することは、ない。

そんなスロット優位の空気を打ち消すかのように、SANKYOが1月19日に発表したのが「フィーバー機動戦士ガンダム-LAST SHOOTING-」だ。機械スペックやゲームフロー、リーチ演出などを含めた機械のデキ、機械評価は、日報のスタンスではないので、業界誌や攻略誌に譲る。

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SANKYOには昭和50年代初頭、インベーダーゲームの台頭で、ホールに閑古鳥が鳴いていた時期に、「フィーバー」を開発して、業界を不死鳥の様に甦らせた、との自負がある。以来、業界のリーディングカンパニーとして業界を牽引してきたが、業界の危機感も他メーカー以上に持っている。

パチンコは昨年の高射幸性の問題に端を発し、検定機とは異なる遊技機をメーカーが出荷していたことが発覚。この問題がパチンコ業界のVW問題として一般紙やNHKニュースでも取り上げられた。

それによって、パチンコのことを知らない人までが業界の恥部を知ることとなるが、何よりも、現在、打っているユーザーが一番不安を持ちながら遊技している非常事態ともいえる。

日工組の申し合わせ事項で3~4月に出荷されるパチンコ機に関してはベース30が申し合わせ事項となっている。

「申し合わせ事項は絶対守らなければいけない。それさえも守れない業界に未来はない。メーカーやホールに耳の痛いことでも業界のためになることを書いて欲しい」(富山専務)とメディアに訴える。

3月に発売されるガンダムの最大の特徴は「ANSHIN5」と名付けられたヘソ5個賞球タイプであることだ。

業界が一番輝いていた1999年のパチンコ機のスペックは、1/320でヘソ賞球5個、交換率が30~33玉交換時代だった。それが2004年には1/400~1/500、ヘソ3個賞球、等価交換で高射幸性の時代に舵を切り、ついには1個賞球の機械も登場。等価交換、売り上げ至上主義によって、業界は売り上げ、稼働、粗利ともに年々下降の一途を辿ることになる。

その反省から、ガンダムは一番よかった時代へ回帰するために、ヘソ賞球5個に拘った。実はMAX全盛期にも5個賞球、7個賞球のパチンコ機を発売していたが、時代が受け付けなかったが、2016年は脱MAX機の幕開けでもある。

現在主流の3個賞球から5個賞球になることでホールが懸念するのが売り上げ、出玉感の減少だろう。3個賞球のBYが14とすれば、5個賞球はBYを4にすることでその懸念材料を払拭している。

千円スタートで3個賞球が16回回るとすれば、5個賞球では18.9回と約3回多く回ることになる。

レジャー白書2015の貸し玉料金を遊技人口を算出すると1人当たりの年間消費金額が算出される。これに基づいて計算すると、3回多く回ることで年間6390回転分プラスされる。

これを金額換算すると33万2000円分プラスになる。これを1回当たりの平均使用金額2.2万円で割ると年間15回来店回数が増える、という算段だ。

同じ投資金額で5個賞球にすることで、客滞率が向上し、稼働もアップする。その論法から、5個賞球が業界スタンダードになって行けば、2016年から業界はV字回復する、というのがSANKYOの目論見でもある。

V字回復には後、もう一つ条件がある。脱等価に全国が舵を切り始めてはいるが、28玉交換ではまだ1999年の輝いていた時代には戻れない。業界が足並みを揃えて30~33玉交換に戻す努力をして行かなければならない。



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