今回のMAX機とAT,ART機の同時規制は、本来の遊技に引き戻す警察庁の覚悟の表れが伺えるが、現場ではお目こぼしを期待していることが、このオーナーの話からも伝わって来る。
改めて今回の同時規制を振り返ると、スロットでいえば、AT,ARTは時には2万枚以上の差玉が出ることを実際の稼働データから警察も把握していることが伺える。
2万枚といえば等価交換なら40万円である。
事故待ちとはいえ、警察としても看過できない数値である。
スロットの保通協試験は次の3つのイン枚数に対する出率試験がある。
①短時間試験(1時間、400ゲーム)は3倍以内→300%
②中時間試験(1日、6000ゲーム)は1.5倍以内→150%
③長時間試験(3日分、17500ゲーム)は1.2倍→120%
保通協に持ち込んだ5台の試験機がこの3つの試験で、一つでも超えると不合格となる。
現実、市場で2万枚出ることもあるということは、どういうことか?
「1日、6000ゲーム打ちこんだとすると、6000×3枚=1万8000枚がイン枚数となります。1万8000枚のイン枚数に対して、1日では1.5倍ということは、2万7000枚までのアウトは問題ない、ということになります。その差枚数は9000枚。9000枚を等価交換なら18万円だが、これでも大きい金額ですが、1万8000枚のイン枚数に対して2万枚の差玉が出るということは3万8000枚のアウトがあった、ということになり、出率でいえば210%です」(スロット関係者)
メーカーは120%以内の出率で作っていることを考えると、210%は大きく逸脱している。
4号機は1ゲームで純増12枚の瞬発力を持っていた。それが5号機で規制され2年ほどはメーカーもおとなしくしていたが、1ゲームで1.5枚純増の機械が出始めると、1.7枚、2枚、3枚…と少しずつエスカレートしてきた。追い打ちをかけるようにサブ基板交換問題も発覚した。
4号機の反省は瞬発力をなくしたことだが、時間をかけて万枚以上の差玉を出す。
パチンコもホールが買うのは売り上げと粗利が取れる射幸性のきついMAX機ばかり。
警察庁が指導する方向とは逆の方向ばかりに進めば、警察庁の堪忍袋も切れるというもの。
AT,ART,MAX機はサラリーマンも手が出せない機種になって久しい。新規開拓で若者が無理なら、せめて体験組のサラリーマンが再び手を出せる遊技機開発が求められる。
サラリーマンの小遣いは3万円前後。その中からパチンコに使える金額は5000円前後か。その金額で月数回は来られる機械にしなければならない。
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