パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

弁当とあんこパイ

地方の郊外店舗の話。

普段はカウンターに1人、表周りに1人で十分賄えるほどの稼働率だから、お客さんの人数も想像できる。

それでも閉店することなく営業を続けていることに驚かされる。

以前はホールで賄いのおばちゃんを雇って、従業員の食事を出していたが、それは遠の昔に止めているが、1食につき、400円を店が負担している。

近くに定食屋があったが、その店が閉まったため、従業員は昼ご飯の弁当を車で10分ほどのところにあるイオンまで買い出しに行くようになった。

IMG_053822本文と写真は関係ありません。イメージです
それを見たお客さんの方から「ついでに買って来て」とリクエストが来るようになり、今は昼食時になると店内放送で弁当の注文を取っている。

1回の注文では2~3個といったところだが、お客さんは「ここには出ないけど、仲間がいるから来ている」と話す。

一種のコミュニティが出来上がっている。こういう雰囲気が本来パチンコホールには必要だ。家族的雰囲気が伝わって来る。

話は変わって、業績が落ち込む一方のマクドナルドにあって、お年寄りにも受けている商品がある。

100円マックのあんこパイがそれ。

IMG_3821 1個100円という手軽さ。カリカリのパイの中に熱々のとろ~りあんこがたっぷり入っている。アメリカ資本のマクドナルドの商品とは思えない、和風テイストが受けて、これがお婆さんの間で人気になっている。

「もう何十年もマクドナルドは行っていなかったけど、このあんこパイは美味しい。このために行くようになったのよ」と仲間にも口コミで広がっている。

昨年発売して好評だったことから、期間限定で再登場したメニューだが、主力のハンバーガーではなくサイドメニューからマクドナルドの客筋とは違った客の開拓につながっている。

逆にハンバーガー色を薄めて、あんこパイのようなスイーツなどのサイドメニューで再生させる手もあるかも知れない。

弁当とあんこパイ。

何ら関係性はないように思えるが、ここにパチンコの中心客層となっている高齢者を満足させるヒントが感じられる。

加えて、大手は真似されてもいいようにノウハウをどんどん公開してきたことがあるが、なぜ、公開したかというと、「徹底力の差」があるからだ。徹底して真似されない、という自信があったからノウハウを公開してきた。

高齢者に限らず、食べ物で徹底的に満足させることができたら…。

人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。


ホールがオアシスステーションへ

脱ギャンブルが求められる中、新たな方向性を提案する会社がある。

キーワードは「健康広場」。パチンコと健康を脳トレの見地から結びつけるケースもあるが、それではない。

ホールそのものが「オアシスステーション」というイメージだ。高齢化社会に対応した心と体の健康づくりを目指す。

オアシスステーションを作るためには、当然、投資が必要になる。

その原資は変動費で一番大きい機械代から捻出する。

「1年間の機械代から、機種ごとの生産性を比較して、稼働貢献していない買わないようにする。例えば、年間10億円の機械代を使っているとして、調査した結果、2億円は無駄だったことなどが分かる。顧客創造のための変動費は使うが、貢献しないものは買わない。浮いた機械代は社員のブランド化のために教育に再投資する」

購入した機械を運用するのはすべて人だ。機械を生かすか殺すかも人の問題だが、機械を上手に運用するための教育に再投資するのとは違うようだ。

「高齢化社会に対応して、お客様との会話を10倍にする。心の健康のために10倍話せる社員を育てるための教育への投資です。ホスピタリティーのある社員に育てる」

オアシスステーションの核となるのが「水」だ。

クラスターの粒子が極小のマイナスイオン水で、免疫力がアップするなどの様々な効能がある。社員も健康のことを勉強してお客さんからの質問にも答えられるようにならなければいけない。そのための教育だ。

ホールをパワースポットにするために、演出が必要になってくる。お社を建て、龍の口から水が出ているイメージだ。

「パチンコがなくても人は生きて行けるが、水がないと人は生きて行けません。人の役に立ち、喜ばれ、地域に必要とされたら潰れない」

ただの水道水ではなく、それが付加価値のある水となると来店動機にもなる、ということだろう。

「デイケアサービスは預かるだけですが、機能回復訓練はやっていません。水を飲んで自己免疫力を高め、老化を防ぎ、血の巡りがよくなるので、ボケ防止にもつながります。つまり、パチンコ店に来ることが機能回復型のデイケアサービスのようなもので、社会貢献にもつながります」

確かに、水を飲んで健康になればいいが、批判コメントが殺到しそうな内容でもある。近々この提案を実施するホールも登場する予定なので、効果のほどは事例で紹介する。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。

大手スーパーでもノウハウがないホームセンターは散々

今から6年ほど前、大手スーパーがホームセンター経営に乗り出した。スーパーの改装でホームセンターへ衣替えしているのだが、現在店舗数は4店舗に止まっている。

6年で4店舗とは出店攻勢とはいえないスピードだが、それもそのはず。ここ1年半以内に撤退の方向で検討しているためだ。

ホームセンター進出は会長の鶴の一声だった。

スーパーで食料品や衣料品のノウハウはあったが、ホームセンターで扱う商材は全く別物で、社内にはホームセンター業界の知識がある者はいないままでの発車だった。

「上がやれといったからやった」(同社関係者)というように、現場は冷めていた。ホームセンターはスーパー以上に専門知識が求められるのに、契約社員、派遣社員で賄っていた。

詳しいアドバイスが欲しいのに、それに応えられない社員が多い。これでは、客足は遠のくのも無理はない。

ローソンが高級スーパー成城石井を買収したように、ノウハウのない部門に進出する場合は、企業買収の方がリスクも低い。

ノウハウがないといえば、4号機時代に他業界から参入し、スロ専を一気に広げたホールがある。4号機時代は機械が集客したために、ノウハウのない素人経営でも十分に儲かった。それが5号機になると事態は一変。ノウハウがない以上に人材を育てて来なかったツケからじり貧になってしまった。1店舗、1店舗と店を畳んで行った。

パチンコもフィーバーブームで他業界からの参入が相次いだ。釘のノウハウもないままに開業。グランドオープンで出過ぎて1時間半で慌てて店じまいホールは、その後釘を徹底的に研究して、今では押しも押されもせぬ、地元では有力ホールになっているケースもある。

大手スーパーでもノウハウがない部門に進出して失敗している事例もあるが、これまでパチンコ業界は簡単に儲かり過ぎた。

どんな産業にも必ず業界誌があるが、パチンコ業界ほど業界誌が多い業界もない。それだけ、メーカーが業界誌に広告出稿できる体力がある、というバロメーターでもある。ただし、それも今は昔。クライアントも業界誌を選定するようになって久しい。

フィーバーブームで他業界から参入した企業も、企業努力をやってこなかったホールはすでに撤退しているが、今現在残っているホールは、それなりに努力してきたか、内部留保で食いつないできたかのどちらかであろう。

パチンコ業界は規制の歴史でもある。そのたびにパチンコ業界は危機を迎えてきたが、それを乗り越えてきた。

流的にも外部要因は一層厳しくなる。時代の変化に柔軟に対応するホールが真価を発揮する。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

釘調整不要、設定付きパチンコでは多種多様な機械開発は難しい

警察庁が釘調整を違法といっている以上、メーカーも釘調整が不要な機械作りが求められてくる。

日報でも何度もこの件では設定付きパチンコの復活を取り上げてきているが、「第一の解決策は設定しかない。設定にすれば、1000円スタートのボーダーも関係なくなるので、ウチコ軍団排除にもつながる」と話すのはメーカー関係者だ。

その昔、CR機が出た当初は3段階の設定が付いていた。

パチンコの設定は1.2.3の3段階だったが、スロットと逆で1が一番いい設定だったが、ホールが使うのは一番悪い3。その分回したが、3しか使わない。設定の意味がなくなったので、いつの間にか設定がなくなった、という経緯があった。

しかし、真鍮釘を使っている以上、物理的に釘は曲がってくるので、元に戻すためにもメンテが必要になる。

設定付きにする場合、釘が曲がらない素材が求められる。素材的には曲がらない釘は作れるが新たな問題が発生する。

設定付きで、釘が曲がらない、というのはあくまでもセブン機を対象に考えているからだ。警察も単なる“抽選機”と嫌うセブン機ならそれでもいいが、これからは多種多様な低射幸性の遊技機を開発し、設置することを日工組やホール5団体は決意表明している。

「ハネモノは設定付きは無理。釘調整ができないとなると役物のパチンコ台が作れなくなる」(同)と新たな問題が発生する。

多種多様な機械を開発しようにも一切、釘調整ができないとなると開発陣も相当頭を悩まされる。

釘調整不要の中で封入式の流れがあったが、このメーカー関係者は「当分、その芽はなくなった。この先10年は出ない」と断言する。

パチンコ機の撤去・回収問題では、“主犯格”となった日工組も警察庁の信頼を失ってしまっては、前に進めない状況かも知れない。

そこで求められるのが、日工組へ新たな血を入れることだ。

「メーカーが簡単に参入できるぐらいじゃないと、活性化はできない。小さいメーカーでもいいから昭和物語のような機械を出して欲しい。スマホのアプリのようにたくさんの開発会社が色々なアプリを作るから面白いアプリも生まれる」(同)

メーカーの発想ならライバルが増えれば、自ずと自社のパイが奪われて行くので、新規参入メーカーを喜ばないものだが、このメーカー関係者は違った。

ただし、日工組へ入るには結構障壁はある。

日工組へ加盟するには遊技機を作っている実績があり、組合員2名の推薦が必要になる。

さらに、パチンコは特許の塊なので、パチンコの特許を使おうと思えば、一般社団法人日本遊技機特許協会へ加盟しなければいけない。

資格は日工組のメンバーであることに加え、本協会の2名の推薦が必要となっている。

業界外からの新たな発想を注入しなければ、面白い機械も生まれないのかも知れない。他力本願でもいいから、革新的な機械の開発が望まれている。

人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える


※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。

後継者のいない業界にならないために

まだ、総連と民団がいがみ合っていた時代、こんなことをいっていたオーナーもいた。

「皆が協力し合って、皆が儲かる業界にしていかなければならない。在日が生きて行くためには喧嘩していてもしょうがない。われわれの意思で物事を決めることができるのは、パチンコ業界だけなんだから」

三共のフィーバー機が登場する以前の話だが、このフィーバーのことを「超特電機」と呼んでいた時代のことを知っている業界人もどんどんいなくなっている。

今の2代目オーナーは、業界が爆発的に儲かる業界になったため、他業界に進みながら家業を手伝うように呼び戻された人も少なくない。ある人は大学で教鞭を取っていたり、ある人は医者の道に進んでいた。パチンコホールを継がせたくない、との親心で、フィーバー登場以前は、それほど魅力的な業界ではなかった。もちろん、ベンツに乗るオーナーもいなかった。

今の2代目オーナーは先代の苦労を子供心に見ていたかも知れないが、業界が儲かるようになってきて入って来ているので、本当の苦労というものは知らない。

「フィーバーの台数規制をしながら手を携えて共存共栄でやっていたが、規制が撤廃され、自由競争になって、競合店を潰し、自分の店の粗利しか考えないようになった。今こそ先代が築き上げた時代の業界を思い出さなければならない。今こそ昔の人の苦労を思い出さなければならない」(初代オーナー)

組合の存在意義も見直さなければいけない。組合は中小ホールでも共存共栄するために設立されたはずだ。そのために台数、営業時間、定休日など数々の自主規制を設けてきた。それが自由競争時代になり、組合の存在意義も薄れている。

自主規制撤廃、自由競争にして「互いに潰しあってくれ」との思惑が警察にはあったのかも知れないが。

「立ち止まって反省する時期。今、孫が家業を継ぎたくない、という声が多く聞こえて来ている。今のオーナーが辞めたがっている。跡継ぎのいないホールは同胞に店を売却している。跡継ぎがいないというより、パチンコに魅力がなくなっているから、跡を継がいない」(同)

ここでいう魅力とは何だろう?

儲からなくなったから魅力がない、というよりもパチンコの社会的存在意義が明確に打ち出せていないことが原因でもあろう。

後継者のいない業界は自主廃業して衰退するだけだ。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。