店員がすぐに注意すると、「お父さんを探しに来た」という。
男の子はお母さんからいわれて、このホールに探しに来た。ケータイを持っていれば、子供がわざわざ探しに来ることはないが、持っていないことが分かった。
「近所の人に知られると恥ずかしいので、お母さんが『店内放送はしないで』といっていました」
子供が店内に入って探すのが一番早いが、そんな事情があっても店内に入れることはできない。
子供からお父さんの特徴を聞くと共に、子供に似顔絵を描かせた。
その似顔絵を元に、450台の店内を従業員が探すことにした。
似顔絵は子供が描いたものなので下手くそだが、似顔絵にそっくりな顔の客を見かけて声を掛けた。
「ゆうたくんのお父さんですか?」
ハッとした。
声を掛けられた瞬間、子供が事故にでも遭ったのかと思った。
「いや、お子さんが迎えに来ています」
一旦、外に出て子供と話をして、台に戻って来たそのお父さんは、何か帰りづらそうな雰囲気で、迷っていた。
打っていたキャッツアイが、確変中だったからだ。
「すぐに帰らないと行けないけど、確変中なんで誰かに打たせてもいいかな?」
「それは、全く聞かなかったことにします」
暫くして、お父さんの知り合いが台に座って打ち始めた。
お父さんもすでに何箱か出していたが、替わってからも26連チャン、と爆裂した。
後日、お父さんが店を訪れ、この前の礼をいいに来た。
この時聞いた話では、お父さんがその店でパチンコしていたのは知っていた。パチンコを止めるように何度もいっていたが、この日は子供を迎えに行かせた、ということで急用ではなかった。
あの日、結局25万円勝って、5万円は代わりに打った人にお礼で渡した。その日は20万円が手元に残った。
ここで奥さんの考え方が変わった。
「無理矢理帰らせていたら、20万円がパーになっていたのね。パチンコってそんなに勝てるの…」
それから、夫婦仲良く来店して、奥さんが1パチを打つようになった。
せっかく、新規客となったが、店長には一抹の不安がある。
「うちは、1パチを最初にやり始めた頃は1物3価でやっていて、1円は50銭交換でした。その頃が1円も一番稼働が高かった。それが一物一価の徹底で1円も等価にしたら回すことができないので、稼働も下がってきた。東京が脱等価に走ってくれたら、1円客も復活する可能性があるので、大賛成。1円客は遊びを求めているのですから」
新規客を開拓するためにも脱等価は急務だ。
※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。
これはとあるスーパーのトイレの写真で、花を生けるたびに店長が手書きメッセージを書き添えていた。
1ボックス44台の導入ぶりに期待度が表れている。
当日は午後5時のコーナー開店の抽選に200人以上が並ぶ盛況ぶりだった。翌14日は福岡県を始めとする九州地区での先行導入が開始された。