これはとあるスーパーのトイレの写真で、花を生けるたびに店長が手書きメッセージを書き添えていた。いつしか、花に添えられる店長のメッセージを読むのを楽しみにするファンも出てきた。
ところが、この生け花とメッセージカードが突如消えた。
トイレのメッセージカードファンが店の人に消えた理由を聞いた。すると、店長は人事異動でゾーンマネージャーに昇進。栄転したことが分かった。
店長からゾーンマネージャーになるには、こうした細かい気配りができたからであろう。
トイレの生花とメッセージカードが直接、売り上げアップやリピーターにつながることはないが、こうした細かな気配りの合わせ技が100個も200個もあれば、それは来店動機にもつながってくる。
「ホールでもお客さんのいるホールとそうでないホールの差とはトータルバランスです。新装開店を繰り返して、集客を図ったホールは、結局のところ開店プロを集めただけで、ことごとくダメになっています」
ホールの一大事は、今やメーカーの一大事にもリンクするようになった。ホールが新台の購入台数を確実に控えるようになったからだ。
少し前まで、飛ぶ鳥を落とす勢いのメーカーにその勢いはない。
ピーワールドのメーカー別導入台数順位でも6位にまで落ち込んでいる。
アイドルグループの大型版権の第二弾は柳の下に泥鰌。思ったほど売れなかった。特にそのシリーズの甘デジは、大当たりして50%で連チャンモードになるが、時短がついていなかった。
「大量導入しても稼働も上がらない。神話が崩れた。出す台がコケまくり、抱き合わせできる次の機種もなく、負のスパイラルに入っている」(販社関係者)
起死回生で狙っている韓流ドラマ版権。まだドラマは始まっていないが、水面下では、競合他社と版権料を競わせるなどと、きな臭い話も流れてくる。
「このメーカーの凋落は誰もが想像していなかったこと。ここらで一発大ヒットを飛ばさないと、盤石といわれたメーカーでも潰れて行く」(同)
ホールは今まで釘の開け閉めで集客が図れていたが、これからは釘でお客さんを呼べない時代が訪れようとしている。
メーカもそれに合わせた機械作りをしていかなければならない。写真の件はほんの一例だが、ここに大きなヒントが隠されている。
※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。